トレビの泉

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古代ローマには11本の水道橋が引かれたのだが、いまだに使われているのはヴィルゴ水道橋だけです。そのヴィルゴ水道を通った水が噴き出すのがトレビの泉。紀元前19年にアウグストゥスの親族であったアグリッパによって建設された水道の最終地点として、この場所にはなんども様々な建築家が壮大な噴水を設計してきました。現在見られるのは、ニコラ サルヴィによる18世紀のもので、水の象徴である大海の神オケアノスが貝殻の馬車に乗り、凱旋門から華々しくローマに向かって凱旋してくるのが表現されています。凱旋車を引くの海馬、下半身が魚になっている。それを操る二人はトリトン。 噴水右下に小さなバスタブのようなものがあり、よく見ると2本の細い糸のような水が両脇からひと所に向かって流れ出ているのがわかります。昔から伝説で、恋人同士がそれぞれの水を飲むと末長く結ばれると言われています。 また、噴水の右の道路側に大きな壺が見えますね。噴水を建設途中、ちょうどそこにあった散髪屋が騒音やら粉塵やらに対する苦情を頻繁に言いつけに来たらしいのですが、噴水が完成した暁には、ドーンとこんな大きな壺が目の前に設置され、店から噴水がうまく見えない結果となりました。やたら滅多に苦情を出すものじゃないですね。

Luigia