ワクチン一番乗り

。。。皆様、お盆はいかがでしたか ?
残念ながらその間に、ますます感染者数が増大している世界の状況です。始めあれば終わりあり、とは誰が言ったんでしょう。。。

ロシアは、世界で初めてのワクチンを登録した、と言っているのは、ロシア連邦大統領Vladimir Putin ウラジーミル・プーチン氏である。Sputnikスプートニクと、ワクチンの名前をつけたそうである。彼の娘も、このワクチン接種をしたと、彼は言っている。モスクワのGamaleyaガマレヤ微生物研究所に 登録をした、とロシアのMikhail Murashkoミハイル・ムラシュコ保健大臣が述べた。
(8月11日付け)

8月11日付けの上述の発表がなされてから数時間後の、WHOの見解 :
このワクチンの治験をし始めてから、2ヶ月足らずで、ロシアは、もうワクチン登録をした訳だが、WHOのスポークスマン Tarik Jasarevicタリク・ジャサレビッチ氏は、
「 ロシアが開発したワクチンは、WHOの認可を得る前に、安全性と効力についての、あらゆる点からの厳しいテストや鑑定下にゆだねられないといけないだろう。」と語った。この見解は、Putin大統領が登録をした、と発表した際に、Jasarevic氏から、述べられたものである。 (8月11日付け)

⬆️上述のWHO見解の発表がなされてから数時間後の、ドイツの見解 :
ドイツ保健大臣は、「 質、効力、安全性、について疑問視している。」と述べた。又ドイツ医術連邦協会も、このワクチンの治験は、人間にとり、危険度が高い、と語っている。(8月11日付け)

イタリアの見解 :
Roma市の、Tor Vergataトル・ベルガータ大学のGiuseppe Novelli ジュゼッペ・ノベッリ遺伝学者談 :
第3レベルが始まる前に、明確な科学的結果を知らされないままに、ワクチン治験、しいては生産を認めるのは、危険である。現在ワクチン開発に関しては、200位の種類が行われているが、どれをとってみても、ある一定の時期が必要であるはずだ。ロシアからの、ワクチン資料の明確な分析、経過、結果等の発表を望みたい。(8月12日付け)

。。。それでハタと、第3段階とは何か、という疑問がわいてきた。調べてみると 、普通に言われているコロナウイルスの危険度、危険地域等に関しての勧告レベルの段階の他に、ワクチンに関しても、段階があるのね….. 知らなんだ…そう、どの作家からの影響かわかりますね。。。:

ワクチン第1レベル… 何十人かのボランティアに対して行い、耐性、副作用についての頻度(ヒンド)、危険性などについて調べる。

ワクチン第2レベル… 何百人に対して行う。ワクチンの量も少しずつ違えて、それぞれに対しての免疫度をみる。

ワクチン第3レベル… もっと大勢のボランティア対象。

全部うまくいったら、いよいよ登録段階に入る。ヨーロッパにおいては、Aifa(薬品イタリア会社)やEma(薬品ヨーロッパ会社)に 登録を申請し、検査を経て 合格したら、やっと登録認可、商業化認可にこぎつく事が出来る。

第4レベル… 安全性や効力を追って、調査が続けられる。
ISS(イタリア高等保健裁判所)より
(2017年4月20日付け)

。。。なるほど、だから10年位かかる時もある、と言われているのね… そうすると、ロシアは、全部と言っていいくらい、飛び越えたんだ…。。。

バイオテクノロジーModernaモデルナ会社は、トランプアメリカ合衆国大統領と、ワクチン配給についての合意に達した。それによると、1億人分の服用量で、15兆ドル(約1600兆円。。。桁を間違えているのではないかって ? さあー。。。)に値するらしい。更にもしかしたら、あと4億人分の服用量が 加わるかもしれないという事だ。(8月12日付け)

WHOの責任者Tedros Adhanom Ghebreyesusテドロス・アダノム・ゲブレイェソス氏談 :
「現時点で、9のワクチンが すでにワクチンレベルの、2と3に達している。
これら9のワクチン計画は Covaxと呼ばれ、今年6月に国連とGavi Allianceガビ・アライアンスの共同で、始められた。ただし、ロシアのワクチンは、これら9のうちに、入っていない。」

Covax….. 165カ国が支援していて(これは、世界人口の60%に当たる)、目的は、2021年末頃までに、効力が良いワクチンを、20億人に配給したい、という事だ。今まで、5億6700万ドルが 献金された。目標額は、20億ドル(約2131億円)である。

Gavi Alliance….. ワクチンと予防接種の為の世界同盟。創立者は、Bill & Melinda Gatesビル&メリンダ・ゲイツ財団。民間と公共が、共に参加している。
(8月13日付け)

UE(ヨーロッパ連合国)委員会は、4億人分の服用量のワクチンを (まだ完成していないが) 獲得するという、最初の合意を得た。この事は、Twitterに、UE委員会のUrsula von der Leyenウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長が書いた事から、知られてきている。 彼女は 「 ヨーロッパの人達そして、世界にいる私達のパートナーの人達の命を救うためにがんばりたい。」とつけ加えた。(8月14日付け)
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バイオテクノロジーModernaモデルナは、7月27日に、最後のワクチン第3レベルに達し、これから3万人に対して、治験を行う、ここまで到達したのは、世界初である (。。。 ロシアが突然出てくるまでは….。。。) と述べた。この結果は、10月27日にわかる。ワクチン第一レベルの時は、45人の参加者で、抗体( 異物を生体内から除去する分子)を 発達させたという報告は、New England Journal of Medicineに発表されていた。
(7月15日付け)

ロシアは、ある一定量のワクチンを生産した、と宣言した。(8月15日付け)

中国のワクチン Ad5-nC0Vが、ワクチンレベル2までこぎつけることが出来た、と中国側からの発表である。これは、ConSino Biologicsとアカデミーバイオテクノロジー研究所の共同開発である。ワクチンレベル1で、少し問題があり、レベル2でも 同じ問題が残ったが、性能はいいので、レベル3の治験に入りたいそうだ。中国国家知識産権局( CNIPA) の話しでは、万が一伝染病が大流行するようなら、迅速に大量生産出来るようにもっていきたいとの事だ。