感染に笑い, 感染に泣く2021年2月13日土曜日

。。。2月1日から、Italiaの大部分の州が黄色地帯になったので….. 残念ながら、オレンジ色で残ってしまったのが、Bolzano県(チロル地方)、Puglia 州( 南イタリア。だが, まもなく黄色地帯になれるそう)、Sardegna島、シシリー島、Umbria州(州都はPerugia) ……. 、ウイークエンドには皆がワッ !!! と街の中に繰り出して、一定距離をおくなんて過去の話か、みたいになってしまった。。。

Italia – レストラン予約
黄色地帯においては、レストラン業は18時まで、開店Okなので、昼食予約が満杯になったという、全国専業農業連盟からの報告である。レストラン、ピザ屋、アグリツーリズム(農業者が開ける民宿みたいな、だからホテル業が払う税金などが免除になっている。彼らの中には大がかりな経営もあって、披露宴パーティーも引き受けたりする所でさえある。馬での散歩も出来たりする。)等が、やっと !! 陽の目を浴びて、喜んでいる。コロナ禍以前は、イタリア人の67%が、土曜か日曜に外食していたぐらいだから、久しぶりの開放感も手伝って、満員御礼になったそうだ。29万3000の飲食店が、嬉しい悲鳴をあげている。
(2月6日付け)

Italia – パーティー
Ferrara 市の一つのアパート内で、大学の学生達のパーティーが開かれた。騒々しいというので、近所の人の通報により、警察のカラビニエリがやって来た。全員の身元が調べられ、罰金、というコース。彼らの中には、4人のスペイン人学生もいたという。
(2月7日付け)

。。。イタリアの国家警察は、6種類もあるそうだ。
前述のCarabinieriは、Italia は軍隊を4つ持っているが、そのうちの一つで ( あとは、陸軍, 空軍, 海軍 )、兵隊だから、戦争があれば、現地に赴き戦う。黒いズボンに赤色の縦長ラインが入っている制服で、覚えている人も多いでしょう。1841年設立。

Polizia di Statoポリツィア・ディ・スタートは、民間形式の国家警察。Poliziaと呼ばれている。兵隊ではないので、戦争には行かない。グレイブルー色のズボンの制服。1852年設立。

事件が起きたら、どちらを呼んでも可。他にも別の種類の国家警察がある。これだけ警察の数が多く、片やマフィアなどの犯罪組織も健在で、もしかしたら、警察と犯罪組織の数って、比例するのかな ? それとも、設立時の古い制度がそのまま残ってきているので、少し整理した方がいいのかしらん ?! 。。。

アメリカ合衆国-モノクローナル抗体
FDA ( アメリカ食品医薬品局 ) が、緊急の場合につきbamlanivimab 700mgと、etesevimab 1400mgを共に投与する許可を与えた。Eli Lilly製薬会社よりの発表である。12才から投与可能と言っている。2つの抗体を合わせて投与する事は、変異ウイルスにも効果があるのではないかと、期待されている。
(2月10日付け)

ドイツ
この国の最新通達によると、保健省が言うのには、2回目のAstraZenecaの接種は、1回目から数えて、12週間目 (3ヶ月後。。。今まで聞いていたのとは違うわね ) に実施されないといけないそうだ。又lockdown が、3月7日か14日まで延長される可能性が出てきたそうで、政府と州の会合が今日行われる。Merkel 首相が、7日までと、発表した。
(2月10日付け)

Italia – 医師達の反抗
少数の55才以下の医師達が、地方保健局に言うのには、AstraZenecaのワクチンは、彼らの職業の危険性に対しては、効果があがらないので、接種をしたくない、との事だ。というのは、AstraZeneca ワクチンが、18才~55才の年令層が接種可能ということになったので、80才以上の人に接種出来なくなり、医者達にお鉢が回ってきたらしい。Antonio Magiアントニオ・マージ会長(医師会ローマ)は、この医者カテゴリーは、だいたいPfizerで接種する予定だったんだが、とにかくなるべく早く、接種登録にもっていきたかったので、こういう処置をとったのだ……. と述べている。
(2月11日付け)

UEが言う濃厚赤色地帯
UE ( ヨーロッパ連合国 ) が指定した最新濃厚赤色地帯とは、Italia の、Trento トゥレント県、Bolzano県、Umbria州。イベリア半島(ポルトガル、スペイン)。南フランス。南スエーデン。東ヨーロッパ諸国の幾つかの州。
(2月11日付け)

Italia – 知事達の要求
が何かと言うと、「 州を超えての移動禁止、の首相令が続いているが、これを3月5日まで、伸ばしてほしい。」という事だ。これに対して、Francesco Bocciaフランチェスコ・ボッチャ自治大臣は、「 知事達の、事実に基づく協力の姿勢を、高く評価したい。」と述べている。現在Italia では、変異ウイルス(イギリス、ブラジルなどの)感染が広がってきているので、それを憂いての知事達の発言らしい。⬇️
(2月11日付け)

結局、2月25日までとなった。
(2月12日付け)

Italia – オレンジ色地帯復活
Abruzzo州 (中央イタリア)、 Liguria州 (州都はGenova)、Toscana州 (…. Firenze)、 Trento (北イタリア)県が、黄色から残念ながら、オレンジ色地帯に変わった。この法律は、2月14日から効く。オレンジ色地帯だったUmbria州 (中央イタリア)、Bolzano 県(北イタリア)は、そのまま変わらない。シシリー島は、2月15日から、黄色地帯に戻れるそうだ。
(2月12日付け)

新首相誕生 :
Mario Draghi教授は、首相任務を引き受けて、Mattarella 大統領に、新内閣の大臣名簿を、提出した。Draghi首相の他に23人の大臣で構成され、政治家から15人、技術畑から8人と、なっている。政党の内訳は、中道左派、中道右派、その時によって左派になったり、右派になったり + 技術畑大臣、を加えると、どういう事になるのだろうか…….
(2月13日付け)

。。。。14日は、サン・バレンタイン デー……. レストランは予約で一杯。アグリツーリズモもモテモテ….. ROMAだけでも、1000万ユーロ(約12億7200万円)落ちると言われている…… 桁を間違えたのかどうか…… この事はニュースで聞いたばかりなので、アレ、コレ、ソレ型人間になりつつある私としては、自信がありません。。。
(2月13日付け)

Italia – 12日14:00現在で、接種完了者 : 126万4844人(人口の2,10%)