業者の悲鳴Postino 2021年2月18日木曜日

Italia – Roma
1月28日、Lazio州は、オレンジ色地帯だったので、レストラン、barなどは閉店していないといけなかったが、その日、ある判事が、魚料理で有名なレストランを開店させて、自分と娘、あともう一人の青年と共に食事をした。
判事はシシリー島で仕事をしているのだが、今回、数年前に起こった事件についての事情聴取をする為に、Romaにやってきたのだ.
Conte元首相や、関係政治家たちから話しを聞いた。昼食時になり、小会議を放棄して、レストランにやってきたのだ。
あるTV記者がその事を察知して、彼らのレストラン席に近づいた。

記者の言い分 : オレンジ色地帯では、レストランは閉まっていないといけないのに、あなたがレストランの中に入り、食事をするというのは、明らかに法律違反である。判事というのは、法律の第一人者なのに、それを破るというのは、最悪ではないのか ?

判事 : 法律を守らないとは言っていないよ。法律に従って罰金を払うよ。払ってもいいと思って、やってきたんだ。他の誰でもない、娘との食事、家族との食事なんだよ。でもこの事は、判事としての資格を問われるという次元の問題では無い。メニューだって、ワイン少々と、3皿の冷たい料理だけなのだ。

店主 : 1年間の閉店を余儀なくされた結果、収益はほとんどない、しかし店の借り賃や、従業員への給料などは、容赦なく出ていく。というので、今回断りきれなかったのだ。判事が、ごく簡単そうなメニューと言ったが、実はもう少し手がこんでいて、3人で200€(2万5000円位)になるだろう。でも4000€の罰金を、払う事になると、覚悟している。判事が予約をした時に、実は、娘さんの披露宴の際の食事の話しが、あったんだ。それに、200€は目に見える現金だよ、外から入ってきた純粋のもうけで、従業員に少しでも、払う事が出来るんだ。

記者は、店主が 法律を破ってはいけないという事に関しての良し悪しを、我々が判断するのはむずかしい、もしかしたら、判事がオレンジ色地帯を破ったという方が、もう少したやすく良し悪しを、判断できるかもしれない、と結んでいる。

Italia – スキー禁止
Speranza保健大臣が、3月5日まで、競技でない普通人のスキー施設の開業を、禁止した。その為に、援助金を政府から出すように検討している、という事だ。⬇️
(2月14日付け)

。。。この “禁止” は、明日からスキー施設開業という前日にでたので、業者達はズーっとすすめてきた準備が、直前でおじゃんになってしまったと、怒りに耐えかねている。。。⬇️

Italia索道(索道さくどう=ロープウエイ)協会 談 :
援助金は、即、我々に与えられないといけない、そうでないと、倒産につながっていく !! Speranza保健大臣は、まず 12月3日にスキー施設開業をダメといい、1月7日にまだだと言い、1月18日、そして2月15日と、ズーっと開業許可を伸ばしてきた。そして今度は、3月5日 !!! もうスキーシーズンは、終わったに等しい。明日(2月15日)に向けて、まんべんなく準備してきたのが、全て無駄になったなんて、Speranza大臣は、我々をからかってきたとしか思えない !!! ⬇️
(2月14日付け)

Piemonte州(州都はTorino)
この州の Alberto Cirio アルベルト・チリオ知事は、530万ユーロ(約6億7585万円)の援助金を、スキー施設業者達に提供する事を、即、決めた。なんの前触れもなく、ハッキリしないまま ズルズルズル、そして直前になっていきなり禁止令が、でたからである。又Piemonte 州は、スキー施設業者達と共に、国に対して損害賠償金を要求するかどうか、検討中とのことである。⬇️
(2 月15日付け)

Speranza 大臣の返答 :この数ヶ月に、これほどの論争をおこなったなんて、過去においてないぐらいだ。だから、今又引き続きやろうとは思わないが、一つだけ言いたいのは、何よりもまず、人々の健康を第一に考えないといけない、という事である。⬇️
(2 月15日付け)

。。。この大臣は、決心をするタイミングが、先天的に欠けているような感じがするが…….何を恐れているのかな….. 健康第一を考えるのなら、1月に入って、開場禁止を宣言しても、やむを得なかったんじゃないかと思うが…….. 。。。⬇️

Fontana 知事談 :
Lombardia 州(….. Milano) の知事が語るには、「 今日(こんにち)あるシステムを、検討し直す必要があると思う。新しいDraghi 政府は、いつ開けるか、いつ閉めるか等の基準を、見直さないといけない。今のままの状態だと、精神分裂症気味で、伝染病対策に、なっていないと思う。」と、3月5日まで、又々延長された法律に関してのコメントを述べた。
(2月15日付け)

2月17日だけの、
Roma市の新感染者 : +349人
Italia の新感染者 : +1万2074人

2月17日までの、Italia の接種完了者: 129万8844人 ( Italia 人口の2, 16%)

318万1659人が、ワクチン投与を行った。これは第一回目も、第二回目投与も含めた、とりあえずイタリア国民が、2月17日までで、投与した数である。Italia に出回っているワクチンの、78, 1%に値すると言うことだ。