ワクチンAstraZeneca
2021年3月18日木曜日

Italia
Siracusa(Sicilia) の検察庁が、Astrazeneca ワクチンの”一部” を、回収するようにと、命じた。理由は、海軍のStefano Paterno’ 下士官(かしかん)43才が、Astrazeneca ワクチンの第1回接種をした後に帰宅したが、まもなく高熱を発し、抗生物質(薬品は、Tachipirina1000) を服用したが、次の日に心臓停止で、亡くなってしまったからである。下士官は、まさにその”一部” のワクチンから、接種したわけで、Aifa(イタリア薬品公社)は、その”一部” の薬品ABV2856を、全Italia 領土から、用心の為に回収をした。このABV2856は、ヨーロッパで、生産商業化されたワクチンである。
もしかしたら、ワクチンその物よりも、保存の仕方(マイナス何十度だったかな)や、接種時の方法や状況に原因があるのかもしれないということで、現地に、保健省から視察団が飛ぶ予定である。下士官を解剖して、原因を追求する予定であるとか。⬇️

大手の Repubblica日刊紙は、もう一人の警察官も数日前に接種をして亡くなったと述べているが、今の所、取調べは、発生していない様子である。⬇️
(3月11日付け)

Italia – Draghiドゥラギ首相 :
ヨーロッパで記録された血栓症と、ワクチンAstraZenecaを結びつける物は、何もない。これは、Draghi首相と、Von del Leyenヨーロッパ連合国委員会会長間で取り交わされた会話である。とりあえずEma(ヨーロッパ薬品公社)は、更にこの件に関しての調査を、再度始めた。なおAstraZeneca は、ヨーロッパで商品化されている各々の梱包の中には、50万のワクチンが入っていると、発表をした。⬇️
(3月11日付け)

Italia – Aifa(イタリア薬品公社)
は、Astrazeneca のABV2856の番号がついて梱包されているワクチンに限り、Italia 領土での使用を禁止する事を明らかにした。⬇️
(3月12日付け)

Aifaは、用心の為、又 Ema(ヨーロッパ薬品公社)からの正式発表が出るまで、一時的に、AstraZenecaワクチンをItalia 全土で使用する事を、中止した。ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国が中止にした事で、Aifaもその流れに沿うようにしたらしい。
(3月15日付け)

Italia – Piemonte 州(州都はTorino)
この州は用心の為に、AstraZenecaワクチン接種を、一時中止する事を決めたそうである。というのは、13日に、Biella市のある教師資格者が接種したのだが、亡くなってしまったからだ。州の衛生委員が語るには、死亡と接種との間の、関連性の有無を調べる間、あくまでも用心の為に中止するのだそうである。

死亡した教官資格者は、ABV5811のワクチンを接種したので、その番号がついているワクチンだけは中止で、あとは、又 接種再開になった。原因調査がなされる間、停止になったわけである。⬇️
(3月14日付け)

ヨーロッパ
で、数人の患者が一致して、血液凝固をみたのだが、彼らはAstrazeneca ワクチン接種をした直後の事であったという。そのうちの一人は、デンマークで起こった事だが、死亡してしまった。原因は、血栓症。デンマーク政府は、今の所、血栓症とAstrazeneca ワクチンとの間に何らかの関連性があるのかどうかは、分からないと述べている。

現在、Astrazeneca ワクチンを、用心の為にストップしている国 : オーストリア(2人死亡)、エストニア、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、そして、デンマーク、ノルウエー、アイスランドも、加わった。
(3月11日付け)

イギリス :
デンマークが、AstraZenecaワクチン使用について、ストップをかけた事について、ある記者が、イギリス政府のスポークスマンに質問した所、「 我々イギリスが持っている詳細な科学的資料を見ると、AstraZenecaワクチンは、確かであり、効果的だ。」と答えた。現在まで、1100万人が、AstraZenecaで接種しているが、そういう問題は起きていないそうだ。
(3月11日付け)

Ema(ヨーロッパ薬品公社)の見解 :
AstraZenecaワクチンを、一部回収したのは、あくまで用心のためであり、調査をしているわけだが、Emaに届いている各国からの報告は、おおむねAstraZenecaに、肯定的である、と, 『stop-Astrazeneca ワクチン ABV2856』の後で、Aifa(Italia薬品公社)の、Nicola Magrini責任者は、語った。⬇️
(3月11日付け)

幾つかのヨーロッパ諸国が、好ましくない副作用が見られたという事で、AstraZenecaワクチン接種を中断したが、その後に、Emaが、AstraZenecaワクチンの副作用として、アレルギーが挙げられると発表をした。Italia では、3人が死亡した後で、ABV2856が回収されている。⬇️
(3月12日付け)

AstraZenecaワクチンの ” 恩恵/危険 ” 関係は、肯定的で、このワクチンを進めていくのに、何ら問題はない。我々は、現在資料や死亡事件を研究調査している所で、このワクチンが原因で、ある特定の病気を引き出すのか、又は、どの薬にも副作用はつきもので、その範囲内の出来事なのかを、調べている所だ。⬇️

Emaは、3月18日に、AstraZeneca(イギリス-スエーデン製薬会社)についての処置をめぐる特別会議を開くと、発表をした。
(3月15日付け)

ドイツ
Paul Ehrlich パウル・エールリヒ研究所が、明らかにした所によると、ドイツは、Astrazeneca ワクチンを、引き続き使用することに決めたと発表をした。デンマークの死亡者とワクチンとの関連性を見つけ出せないからというのが、その理由である。又Ema(ヨーロッパ薬品公社)がその事で検査した後に、ワクチンの有効性を、引き続き認めたというのも、理由である、と語った。⬇️
(3月11日付け)

Paul Ehrlich 研究所… 1896年設立。ワクチンと生物医学の、ドイツ連邦機関であり、WHOにも貢献している。

ドイツ政府は、血栓症のニュースが流れ、Paul Ehrlich研究所がもう一度調査をしたほうがいいという助言を受け入れて、AstraZenecaワクチンを、用心の為に中止する事にした。保健省は、Ema(ヨーロッパ薬品公社)の動向をみるみたいである。
(3月15日付け)

AstraZenecaの釈明 :
ヨーロッパや世界中で使用されている我々のワクチンは、どのワクチンを取り上げてみても、品質に問題はない。とりあえず、ヨーロッパ衛生管理局も、調査している所だ。1700万人の人々が我々のワクチンを接種したが、資料を検討しても、肺塞栓症(はいそくせんしょう)や、血栓症、血小板減少病の危険度を増しては、いない。
(3月14日付け)

アイルランド :
国立衛生管理局が政府に、一時AstraZenecaワクチン購入を、用心の為に、stopするようにと要請した。というのは、ノルウエーで生産されているこのワクチンに、血液凝固の危険な要素があるらしい事が分かったからであるが、実際に確かにあるのかどうかは、まだ分からない、と語っている。
( 3月14日付け)

オランダ
用心の為に、この国は3月28日まで、AstraZenecaワクチンを中止する事にした。というのは、デンマークとノルウェーが副作用の可能性あり、と発表したからで、調査結果を待ちながら、一時停止すると発表した。
(3月15日付け)。

WHO(世界保険機関=OMSイタリア語) 見解 :
AstraZenecaワクチンを、中断してはいけない。血栓症との関係があると、まだ決まったわけではない、といっているのは、Soumya Swaminathan WHO科学部門会長である。接種をした人々の中での血栓症の割合は、世界全人口の中での血栓症との割合を比べると、極端に低いではないか。100%効果があるという薬品は、存在しない。しかしワクチンがようやく出来て、接種する段階までこぎつけたのは、大変喜ばしい事なのだ。
(3月15日付け)

Italia – 3月17日に2回目の接種をした人 : 218万0085人
– 上述日までに1回目の接種をした人 : 492万1797人

*合計、710万1882人(11,91%)のイタリア人が、1回目も完了者も含めて、3月17日までに接種した。

Italia – その日だけの感染者数と死亡者 :
3月15日….1万5267人…. 354人
3月16日….2万0396人…. 500 人
3月17日…2万3059人…. 431人