医学と奇跡の合間2021年4月10日

talia – Torino :の、Molinette病院で、腎臓移植の手術が行われたが、提供者がなんと82才のお父さんで、受けるのが53才の息子という、最年長提供者だった。息子は長年腎臓の炎症をわずらっていて、限界に達し、あとは透析をするしかないという状態だった。提供者出現を待っていたのだが、そのリストも長く、そういうわけで、お父さんが決心したみたいだ。医者達は、お父さんの健康状態を調べた上で大丈夫と見て、手術決行になった次第である。この病院は、Italia で腎臓移植に関して、特に難しい腎臓移植もこなし最高峰の病院であり、お父さんと息子も北イタリアのある州に住んでいるのが、この病院にやってきた。Luigi Biancone教授が、腎臓学並びに腎臓移植に関しての責任者であり、手術チームは : Aldo Verri教授率いる血管外科医、Paolo Gontero教授率いる泌尿器科、Roberto Balagna教授率いる麻酔治療、で形成された。手術はとどこおりなく終わり、一ヶ月前から2人共々入院していたのが、手術も終わり、お父さんと息子は、もう日常生活に戻っているという事だ。 (3月10日付け)

。。。La Città della Salute di Torino トリノ市の健康ゾーンとでも言ったらいいのかしらん….. Torinoの南東に、広い敷地があり、病院群が見られるが、そこが、La Città della Salute di Torinoと、呼ばれている。以前は、病院地帯と呼ばれていたそうだ。病院を始め、いろいろな医療設備が見られる中、Molinette病院、Regina Margherita 病院(子供専門)、Sant’Anna病院(産科・婦人科専門)が際立っている。。。⬇️

奇跡の上述の 3病院 :女の赤ちゃんが、胸部に腸があるという奇形で生まれた。原因は、横隔膜(2つの肺の下にある膜状筋で、呼吸で大切)に薄い部分があったので、そこの穴から腸が横隔膜の上側に飛び出してきて、片側の肺を圧迫し、肺の正常な成長を妨げるという非常に珍しいケース。この赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいた胎児の頃から、Sant’Anna病院でモニターで監視が続けられ、Regina Margherita 病院で誕生。2日後に横隔膜についての手術が行われた。そして療養の為の入院が続く中、肝臓の病気にかかっている事が分かり、代えの肝臓待ちのリストに加わる。そうこうしているうちにCovid-19に感染するが、治り、( 赤ちゃんのなんという生命力の強さ !!! ) やっと肝臓が届き ( この肝臓持ち主も、Covid-19から治った人か赤ちゃんか、だった )、Molinette病院で肝臓移植の手術が行われて無事に終わり、生まれてきてから1年5ヶ月後に、やっと赤ちゃんはおうちに帰ることができたそうだ。お父さんは、赤ちゃんに、公園に行って、太陽や木々や葉のざわめきを見せて、聞かせてあげたいと言っている。 (4月5日付け)

安楽死 euthanasia :スペイン議会で、安楽死についての法律が決定した。上院議会での最終投票が行われ、202賛成、141反対、2棄権という結果で、認められたのである。3か月後から発効になり、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ、ニュージーランド、コロンビアに次いで、スペインは7番目に、安楽死を認めた国となった。「 今日我々は、人間性あふれる、正しく、自由な国としての態度を示したのだ。」 と、Pedro Sanchez首相は、発言をした。。。ローマ教皇お膝元のItalia でこのようなことを言ったら、パンチでも飛んでくるのかな。。。 (3月18日付け)

人口細胞 :コンピュータ上で考案され、試験管の中で合成され、必要な遺伝子だけを含むようにした人工細胞 ( 従って、動物の細胞を使っていず、合成細胞である ) は、成長し、複製されて、他の人口細胞を生み出していく。5年前に473の遺伝子を生み出したのと比較すると、この新しい人工細胞は、複製して数が増えていくのが特徴である。この研究結果は、J. Craig Venter クレイグ・ヴェンター研究所(アメリカ合衆国)により、学術雑誌Cell に、発表された。 (3月29日付け)

空腹を感じない薬 :フランスのServier セルヴィエ製薬社は、最近のフランスにおいては最も重要と思われる裁判の一つで、有罪の判決をうけた。この社販売の “空腹を感じない薬”Mediatorを購買した人々の中で、1500人~2000人の死者を出したいうことで、多重過失致死罪、悪質詐欺、が有罪判決の理由である。損害賠償金額は、270億ユーロ(約3億5152万円)。 (3月29日付け)

🌍Draghi首相 記者会見 :「 大切なのは、観光シーズンに入るための準備をしないといけない。イタリア人の予約はあるのだが、外国人観光客はまだである。ワクチンパスポート持参の外国人観光客を喜んで迎える準備があると、宣言したい。Italia 入国の為のパスは必要で、それから、ワクチン接種が出来ない人のケースをどうしたらいいのかを考えよう。」 (4月8日付け)

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前回まで、1回目と2回目の接種者人数を逆さまにして書いていました。今回から正しくなりました。イタリア語では数字を3ケタごとに区切りますが、日本は4けたなので、数字の大きさが、もう一つピーンときていなかったようです。おゆるしを

Italia – 4月9日に2回目の接種をした人 : 378万696人 6,34% – 上述日までに1回目の接種をした人 : 858万5052人 14,39%

*合計、1236万5747人 20,73%のイタリア人が、1回目も完了者も含めて、4月9日までに接種した。

Italia – その日だけの感染者数.. 死亡者… コロナ検査: 4 月8日… 1万7221人… 487人… 36万2162人 4月9日… 1万8938人… 718人… 36万2973人