そもそもミンスク議定書とは ? 2022年3月19日土曜日

。。。何だか 何もできず、 いつまで 指を加えて ウクライナの戦争をみていないといけないのかな…..Natoが介入したら 第三次世界大戦になるかもしれないとわかっていても、どうにかならないか と思う事しきり…..。。。

。。。最初 Postinoで ウクライナに触れた時に ( ”ウクライナといえばナイチンゲール ” 2022年2月1日)、何故だか 一番肝心なミンスク議定書を書いていなかった…..やはり素人がする事は、抜けています…..。。。

議定書….特に外交交渉などでの議事を、記録し 調印した文書。

ロシア政府報道官 談話:
「 西洋の国々は、*ミンスクの議定書を破り、ウクライナへの軍隊送りや 武器提供の準備ができているという。残念ながら ウクライナは、アメリカ合衆国やNato同盟国の 支持を受けていると言わざるを得ない。彼らが ウクライナや 黒海へ 現れようと、骨身を惜しまずに軍隊面を強化しているのが見える。」
(2021年 11月17日付け)

*ミンスク議定書…..2014年9月5日に結ばれた 議定書。ドンバス地域での、戦争停止が目的であり、議定書にサインをした国は、ウクライナ、ロシア、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国である。ベラルーシの首都ミンスクで、行われた。

仲介国は、フランス (当時はHollande大統領)とドイツ (当時は Merkel連邦首相)。あと、OSCE(欧州安全保障協力機構)

ウクライナの南東地域に Donbass州があり、その中で ドネツク地域と ルガンスク地域の分離主義者(ロシア寄り)達が、ウクライナからの独立を主張し、国民投票で、この2つの地域は、それぞれ人民共和国を 宣言した。それを良しとしないウクライナ(Natoから支えられた)と、分離主義者(ロシアから支えられた)の闘争が始まった。5ヶ月間の闘争の後に、2014年9月に やっと、”戦闘停止” にこぎ着けた。その議定書には、囚人の交換、人道支援、重火器の回収、等が 書かれてあるが、特に Donbass州においての 多大な自治を与える 地方分権が、歌われている。

翌年の 2015年2月に、フランス、ドイツ、ロシア、ウクライナによる ”ノルマンディー ・クワルテット” が動き、13の項目を更に認める新しい議定書作成の方向に向かった。項目の中で、軍関係についていうと、OSCE監視下の戦闘停止、ロシアとウクライナの重火器の撤退、全外人部隊の撤退があげられた。政治関係についていうと、ドネツクとルガンスク地域の臨時自治政府について、 歩み寄りの方向に向かうようにする 。

ということで、この2番目の 2015年の内容も、合意に至った。

そして、結局 この2番目も守られなかった部分がある。問題の一つは、ロシアは 正式には、戦闘の中に 名前が出てこない、ので、ロシア側としては、さほどの束縛を感じないようだ。例えば、ウクライナ側は、Donbassの軍力は、ロシア側からきていると言うが、ロシア側は、否定している。

更に、分離主義者が認めている彼ら用の法律は、ウクライナ側から言うと、ウクライナの統一を脅かすもので、予告されていることが 現実になる恐れがあると、懸念している。

Putin大統領は、2022年2月21日夜に、まだドネツク地域と、ルガンスク地域の問題が解決しない前に、早々と 両者の独立を 認めた署名をし、ロシア側としては、正式化してしまった。これでもって、ウクライナとロシアの闘争が 浮き彫りになっていく。

  • – – – – – – – – – – – – – 2月24日に、ロシア軍のウクライナヘの侵入が 始まる- – – – – – – – – – – – – –

ウクライナのZelensky大統領は、3月8日、Donbassについて、少し歩み寄りの姿勢を示した。つまり 2つの地域が、どのようにして これからも生存していけるか 妥協点を 議論し、見つける用意があるというのだ。2つの地域とは、クリミア半島と、偽共和国 ( Donbassの分離主義者は共和国というのだが、Zelensky大統領にとっては 偽共和国だと言っている 。)を、指している。大統領は、話し合いをしようと言っているのであって、降伏では ない、と強調した。又 更に 大統領は、西洋諸国からの約束が 遂行されなかった事についても 告発をした。

。。。それにしても、Putin大統領の目的は 何だろう、どこまで エスカレーションするのだろうという疑問を 皆持っているのだが、新聞やTV からの情報をみると、最終的なことは 別にして、さしあたっては :

1)ロシアの目的は、ウクライナの国境近くにある空港を爆破して、UEからの援助武器などが、届かないようにしようという。その時に、ロシアが ミサイルの距離を間違えて、万が一 国境側の ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、に投下したら、これらの国は Natoの正式同盟国なので、さあどうなるか…….

2)Putinは、顔の皮膚からみて 、どうも 脳のガンを患っている恐れがある。だから 意志・情緒不安定で、急激に怒ったり、 早急な判断をしたりする。。。

。。。Nato同盟国とUE参加国は、同一だと思っていたら、同僚から 別だと言われ ( 皆さん 安心してください。私だけが 知らなかったようです)、又々調べてみました。現在 Nato同盟国は 30、UE同盟国は 27でしたね。

Nato 同盟国の中に、ウクライナ国境に接した国々があるのは述べましたが、ベラルーシとモルダバは、接してはいるが、Nato同盟国では、ありません。ベラルーシは、ロシア側だから 当然除くとして…….

今月の3月7日に、3ヶ国の UE(Natoでは ない)加入希望の書類が UE側に正式に受理され、登録されて プロセスへの道(何年もかかるとか)が 始まったそうです。3ヶ国とは、ウクライナ、ジョージア、モルダバ。しかしすぐにOk と言うわけにはいかず、UEに 入れる資格があるというところまでこぎ着けられたら いいかもしれない ( ウクライナは、例えば 汚職の面に関しても 問題があるようだ と言われています …..イタリアよりも すごいんだろうか….)、又 ロシア側の反応も懸念されているので、先行きは バラ色では、なさそうです。。。


月日
国名…新感染者…新重症者(合計)

3月15日(火)
イタリア….8万5288人…-16人(502人
日本………..5万0781人…- 5人(1170人)

3月16日( 水)
イタリア…..7万2568人…-25人(477人)
日本…………5万7922人…-30人(1140人)

3月17日 (木 )
イタリア….7万9895人…-4人(473人)
日本………..5万3587人…-50人(1090人)

3月18日(金)
イタリア…..7万6250人…1人(474人)
日本…………4万9210人..-99人(991人)