Conigli コニリィの砂浜:
Italia の Lampedusaランペドゥーザ島にあり、世界で最も美しいと言われている ビーチの一つ。ただしこの白い砂浜に寝そべるには、予約をしないといけません。 砂浜の広さが 減少しているので、自然保護地域としては、 自然を守るために 人数制限になるのだそうです。一時に 入れるのは最高300人までらしい。午前中予約できる時間帯は、8:30~13:30 、午後は 14:30~19:30。
砂浜には、何の設備もないからそのつもりで ….砂浜と海があるだけです。
予約は 7月15日から、 オンライン、無料です。。。15日以前は 予約無し ? にしても人数制限があるのかどうかは 知りませんが、まあ常識的に考えたら、 あるのが妥当なんでしょうね。。。
1週間中、3日間 予約できます。
行きたい日の、少なくとも20日間前までには、予約をすませないといけません。
1日のうちで予約は、午前にするか 午後にするか、なので、午前も午後も行く、というのは 出来ません。午前も 午後も、時間になったら 追い出されます。
1人で 最高4人まで予約できます。6才以下は、予約人数に 入らない。
Lampedusa島と Linosa島に住民票がある人は、予約無しでもOkですが、それでも入れるのは、最高 25人までだそうです。
Conigliの砂浜まで、どうやって たどり着くのかというと…..Lampedusaの町から 、Capo Ponenteへ行く道路を 約3km 歩くらしい。まあ多分そこまで行く交通機関が 何かあるのでは ないかしら….
Conigliの砂浜の上辺りにたどり着いたら 車を降りて、そこから 15分間 山道みたいな少し歩きにくい小道を下っていくと、この砂浜に 着けます。
Lampedusa島自体が、小さな島なので、島の中のどこに行っても 美しい 海があるわけで、だからまあ 無理してそこまで行かなくても 、近くの砂浜でも充分に間に合うのかどうか、又は そうまでしても 絶対に行く価値があるのかどうか、体験者よ、教えて下さい。ちなみに ”2022年 世界の美しい砂浜 Top 10” の no.1 に選ばれているのが、この Conigli です。
興味ある人は、la Spiaggia di Conigli, Lampedusa Italiaで、検索して下さい。
Manfredonia マンフレドニア :
美しい砂浜も いいけれど、そこまで行くのにも一苦労 !!! やっと着いても 砂浜と海だけ? という人は、例えば フォロ・ロマーノ に行っても、一瞬の驚きはあるが、 それ以上は 退屈、という人と、似ているかしらね ?! 私も、行くのも おぼつかないのに、美しい砂浜を書くというのも くたびれてきました、スポーツと同じね、参加しないと意義がないというか……. というので、美しい海、砂浜があり、 街としての面白さもある、活気がある 、ボーッと出来て、人間味のある場所を 探してみました…..
イタリアは、そういう町は 無数にあるのですが、そのうちの一つ、アドリア海に面している街 (住人 5万5000人位, 2021年12月調べ )、マンフレドニア 、に行ってみましょうか 。南イタリアの Puglia 州、Gargano 岬 にあります。
Romaの 長距離バスターミナル Tiburtina 駅 ( 地下鉄B線 Tiburtina 駅を上がっていくと すぐ )から FLiBUSに乗り、約5時間40分で、マンフレドニアに、直接着いてしまいます。片道 18€位。
又は 列車で、Roma Termini駅から、Foggia に 着き (3時間位, 24~90€ )、7分間歩いて バス停留所へ。バスに乗ると 50分間位で、マンフレドニアに到着。
マンフレドニアという、この名前の響きは 何に由来するのかというと、* フェデリコ2世 の 息子 Manfredi di Sicilia に由来します。それまで、そこには 古代の町 Sipontoがあり、遠い昔には、アレキサンダー大王の母方の叔父さんも 、そこを支配していたそうですが、 後に 古代ローマの支配と続いていきました。1223年の地震で、 港が埋まり マラリアのせいもありで 滅びてしまっていたのを、息子が 建て直したわけです。
* フェデリコ2世(1194年生 - 1250年 没 )…….南イタリアを語ろうと思ったら、この王様を抜きにしては 語れない、しかしローマを説明するには 彼抜きでも 何とかやっていけたので、私は、彼に関しての説明を用意しているようなしていないような、の ズルズル組 だったのですが……
フェデリコ2世は ドイツ貴族出身で、勢力を伸ばし、神聖ローマ皇帝、シシリー王、又 エルサレム王として、 君臨しました。南イタリアをあちらこちら移動します。だから今でも、南イタリアのへんぴな場所に、ハッとするような 教会や 修道院建築を 残しています。
その後、フランスのアンジュ家 の支配に変わります。( 1266年~1442年)アンジュ家は、当時 ナポリやシシリー島なども、支配していきました。
アンジュ家時代に、マンフレドニアの町の壁 ( 2kmで、町を取り囲んでいた ) や、城、港、ドゥオモ等も 建築されました。
15世紀半ばから、今度は スペインのアラゴン家 支配に変わり、1800年始めまで続きました。
その間、1620年には トルコ人も攻めてきます。3日間の攻防戦の後に、町は破壊され、ゴシック様式のカテドラルを始めとして、中世時代の建築物は、ほぼ破壊されていきました。
貴族のBeccarino家の娘 である ジャコマも トルコ人にとらえられ、あまりにも美しいというので、スルタン ( オスマン帝国の皇帝 ) に 贈り物として捧げられたのですが、スルタンもその美しさに目をみはり、妻として迎えました。彼女は 生涯を 、囚人 – 客人として 過ごしたという …….人の一生は 一回切りだけだから、歴史に 残るのでしょうかね……..
トルコ人侵入、略奪( トルコ人は、町にあった 教会の ブロンズの鐘も喜んで運び去った ) の後に、町は ゆっくりと 再建されていきました。
南イタリアの歴史は、細かい違いはあるものの、おおよそ こういう支配下で 進みます。まだ登場していない人物や人種もあるのですが、ややこしくなるばかりなので ( 私自身も、どうやってまとめたらいいのか 、冷や汗を かいています….) ストップしますが、要は いろいろな文化が 入り交じっているという事を 言いたい…..ナポリだって どう、歩いてみましたか ?
Basilica di Santa Maria Maggiore di Siponto …..初期キリスト教時代に 建てられ始めた教会で、プーリィア ロマネスクの美術様式が 見られます。
San Lorenzo 修道院…..12世紀 に建築され、これも プーリィア ロマネスク様式。マンフレドニアから10km位にある。
港….365せきの漁船を横付けできるという、活気がある港であり、観光用の船もそろえ、魚市場も 必見の価値あり。
肝心の 砂浜に 触れたい :
Puglia州自体が、どこをとっても 美しい海ばかりなので、街にくっついている海岸に出たら、もういう事無し…..
マンフレドニアから 20km弱 、海に沿って上がっていくと、Mattinataがあり、ここにも美しい砂浜が広がっています。市バスで の乗車時間は 25分間、2時間~4時間毎にあり、1~3 €。又はタクシーで、20分間弱、22~27€ 。
バラエティーに富んだ 料理も、満喫 !!! ”プーリィア料理を食べて死ね ” ということわざが あったかどうか、そんな気にさせる 海の幸の オンパレード です !!!
魚介類のスパゲッティ-、ヤリイカ・海老等の天ぷら、メカジキのラビオリ、海の幸のオードブル、生のカキや 生のイカ、コウイカのグリル焼き、マグロのタルタル、ウニ、ムール貝 、スズキ、プーリィアのパスタ料理も 見逃せません、お野菜も ここでは 育ちがよくて、味も 濃厚 !!
どこにでもあるメニューだって ? だからこそ 試してみて下さい !!
生で食べたい場合は、やはり 漁港のある町が いいから、レストランも さぞかし工夫を凝らしている事でしょう、何しろ 爆発的に イタリア人も お寿司大好きに なってきていますから 。あ、でも旅行者にとって、 生の食物は、避けたほうがいいかしらね、 残念 !!
(続く)
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