そぞろ歩き(borgoでゆっくり) Compiano 2022年7月5日火曜日

。。。今年もTV Rai 3 で、” il Borgo dei Borghi ” の投票が行われて、Soave(Veneto)が、第1位に選ばれました。イタリアには、小さな borgo ( 以前 私なりのborgo を言ったかと思いますが、まあ 村、歴史を感じさせる小さな町、borgoの周囲は自然で一杯 、という感じでしょうか … でも、ローマ等、都市の中の borgo もありますわね…..) が、ちりばめるようにありますので、そういう場所に落ち着いて 、日頃の雑踏から逃れるのもいいのでは ないでしょうか ?

Soaveを、皆様に 紹介したのかどうか 覚えていない…下書ノートには 少し 書いてあるのですが、もう紹介したか 、まだか 、少ししたか…..Soaveが 選ばれたからと言って、そこが抜きん出て素晴らしいと言うのでもなく、どれもこれも 紙一重で素晴らしいので、要は、早く言えば どこでもいいわけです、ので、私が皆さんに、絶対まだ紹介されていないと思われる borgoを、紹介していきましょう ! 。。。

♻️ Compiano ( コンピアーノ) :

Emilia – Romagna 州 ( 州都はボローニャ )の中にありますが、Pavia の街 ( Lombardia 州 にあり、州都は ミラノ ) からは、車で 20分位 (15km ) で行けます。

ここは 、都会の喧騒を忘れて、静かに滞在したいという人に うってつけの場所でしょう。住人は 1075人。馬で散歩、自分の足でもいいし、マウンテン自転車、電動自転車、等 でもって、数限りない 細道に入っていき、森を抜け、急流のそばを駆け抜け、秋は キノコ集め ( おっと、これは皆さんには お薦めしない、何があっても私は 知りませんよ 、あ、そうか、台所が皆さん、ないですね )、静かさが飽きたら 先ほど述べたように、車で 20分もあれば * Pavia ( 住民は 7 万人 ) へ行けますから….いくらなんでも 市バスか何かの交通の便は、 あるんじゃないでしょうか 。

Compiano にはお城があります。9世紀に建築され始めたそうで、所有者の貴族も代わったりしましたが、現在の所有者は、Compiano市だそうです。そのお城が たぶん全館そうではないと思うのですが、4つ星ホテルになっていて ….. ガクッときた人 いますか ? 又は 、わー、泊まりたいと思った人等、様々 でしょうか ?! ….. 客室は 2階 ( という事は、イタリアでは 地上階が 0 階だから、日本式でいうと 3階になるのかしらね ) だそうで、その階から 直接に 昔兵士達が 巡回していた 城を取り巻く外回廊に出るので、 素晴らしい山あいの景色を 堪能 出来るでしょう !!

borgo に入る 門も 中世の 香りが漂い、borgoの中も 歩いてみましょう、ヨウ まあ ここまで来れたわ、という感が 、ひしひしと わくに違いありません。

食事は、ポルチーニ 、ポルチーニのオンパレードです。観光客が送った感想を読むと、量もたっぷりあるらしくて 濃厚 、のようです。

思い出話を少し……

全国イタリア どこでもいいが…. もちろん全部が全部 そうでは ありませんが……..ある日、ある安いレストランに入って、フンギ ポルチーニのパスタを頼んだ事があります。ポルチーニが薄く 切ってあるのが 2、3切れ パスタの中に混ざっていて、パスタに からんでいる ソースは 濃厚ポルチーニ味ではなく、水を薄めたような、たぶんいくらなんでも 水さえも なかったら パスタが喉に 引っ掛かり、救急車を呼ぶ羽目になるだろうから、 そうならない位の お湿りを パスタに与えよう、という配慮がうかがえる お皿が出てきた…….人を何だと思っているのか、写真を撮ろうと思っても、何のお皿かわからないでは ないか…….だからね、安いレストランで 高級キノコを 頼む事じたいが 間違っているのよ….. でもだからといって 、別のレストランで 、カルボナーラ なら卵だから まあ大丈夫かと思って 注文したら、ねっとり卵ではなく、 ちりちりになったような 卵がくっついている、焼きソバみたいなのが 出てきたんだけれど…….

元に戻ります…..

又 サラミも この辺りでは 本物の味わいが楽しめるので 最高 !! 牛乳アレルギーの人は、乳酸から 乳糖に変える錠剤でものんで、一時を 楽しみますか…人によって アレルギーの程度が違うでしょうから 、1)錠剤さえのめば 大丈夫 2)錠剤はのむが、万一の場合に備えて、 トイレ近くの席に座るようにする 3)サラミを食べる人を見るだけ 、とまあ 様子をみてください。

グリル焼きは、こういう山の中では、最高のごちそうでしょう。周囲に気兼ねなく 煙をあげられるので 、やり放題、羨ましい限りです。

ティ―ラミスも、イチゴとパイナップルだとか、いろいろ揃っているようです。

海の幸も、あるんでは ないでしょうか、このborgoから 地中海までは 60km位なので、海の材料を毎日運ぶのも、そんなに難しくないと思うが…..

*Pavia …… 古代からの町 そして街になっていった、歴史を感じさせる 場所です。古代ローマ軍は 、ローマから離れれば離れるほど、敵地に近づくわけですから、夜営するために 安全が必要だというので、野原の中に、四角い壁でおおわれた場所を造りました。壁は 石のブロック やがてはレンガと 代わっていきますが、紀元前 4・3 世紀頃から 造り始めていきます。高さは 約7m、幅は 約4m、広さは 16~50ヘクタールでした。Paviaの場所は、北イタリア、フランス、ローマへ繋がる 重要地点でしたから、もちろんここにも造られ、古代ローマ軍が移動していった後は、集落、町として発達していったわけで、この街は 古代から現在まで 完全に破壊されなかったので、所々 その証(アカシ)が 残っています。

Paviaだけでも 1回の投稿量になるのに 気がつきました !! 駆け足でいくのは惜しいので、又の機会に 投稿する事にします。

(続く)