政府方針( レイブパーティー) 2022年11月11日金曜日

。。。自由とは ? 。。。

事の始まり :

* Modena市 北部の、放置されている大きなプレハブの建物 を利用して、** レイブパーティーが行われ、外国からの たくさんの参加者達も含めて、29日(土 )夜に、皆が 躍り続けた。

“Witchtek” と名付けられた このイベントは 、警察も知るところとなり、警戒をし始めた。安全確保の 目的の為に、高速道路の A 22の出口や、付近の道路も 封鎖されたので、車の渋滞、交通ラッシュ、等で、 運転手達の騒ぎも 無視できないほどに なっていった。ちょうど “SkiPass” ( 冬のスポーツ祭典)のイベントも 行われていたので、混乱状態に陥っていったのは、手に取るようにわかる。

イベント参加者達は、キャンピングカーや 乗用車で やって来て、11月1日までの4日間 躍り狂うつもりだったらしい。ハロウイーンと、1日の祝日( 全ての聖人に捧げられた日)を利用して、という事だったようだ。。。飛び石連休を利用して オーガナイザーされたなんて、それでやってこれる人達って、勤め人も大勢いるのかな …..意外 ?! と 真面目で、泣けてくる….。。。

(10月30日付け )

*Modena….北イタリアの、住民18万5000人の都市。ミラノとボローニャを結ぶ( ボローニャに近い) 高速道路上にある。

** レイブパーティー…ディスコテカのように、ガンガン音楽を流して、何日間でも 踊りまくる 集い。

Piantedosi( ピアンテドージ)内務大臣登場 :

大臣は、Modena県の知事と警察に、*司法機関と 相談をしながら、このレイブパーティーをやめさせ、なるべく早く その周辺を 自由に行き来させる手続きをするようにと命じた。又 10月31日の、内閣の会合には、早速 この件について、つまり このような状況になった場合の、効果ある 予防・介入の仕方についての、一連の規制措置の最初の案を、提出する旨であることを、明らかにした。

( 10月30日付け)

*司法…国家が 既定( きてい) する法律を、実際の事実に適用する行為。

立ち退き :

次の日の朝、立ち退き作業が行われ、完了した。Modenaの市長や警察は、力を使っての 過激な手段ではなく、話し合いで立ち退かせる事に 成功をしたようだ。曰く 「 我々は 中に入らない、君達が 中で何をしようと 関係ない。やって来たのは、このプレハブの建物が 、崩れる危険性があるからだ。だから 差し押さえないと、いけないんだよ。 」

レイブパーティーが 始まった土曜の夜も、警察は 見張りを怠らなかったが、次の日の朝に、最初に警察官が 近づいて来た時 両者間で緊張が起こったが、参加者達の多くは すぐに プレハブから去っていき、車で 高速道路に向かったり、テントを畳み始めたりした。参加者の内、600人の身元を 、警察は チェックできたそうだ。

副首相でもある Salvini国土交通大臣は、「 麻薬、不法に対して、強烈なパンチを食わせたんだよ、楽々と過ごすのは 終わったんだ 」とソーシャル チャンネルに載せた。

(10月31日付け )

早速の新法律 :

幾つか出た中で、レイブパーティーに関する法律も出た。そもそもレイブパーティーというのは、誰でも参加でき、広々とした戸外か、放置された建物の中で、行われる。問題は、 麻薬が 回っているだろうと 思わせる事と、たいがい 許可無しで 行われる場合が多い 。。。 放置されて鉄がさびているような建物なんて、 持ち主の名前も わからなくなっていたりする場合もあり、オーガナイザーは 、 よくもまあ そんな建物を見つけてくるな~ と思うのだが。。。、何日も続く、そして 音が 超ボリュームなので、周囲に音の公害を撒き散らす、海辺でもないのに、大勢の若者が、上半身裸で 付近をゾロゾロ歩く、だろうか…..というので、新政府は 禁止する法律を出した。

50人以上の集会やイベントでもって、許可無しに その場を占領すると、公衆に対して危険( 安全性とか、伝染病などの 健康上 ) を及ぼすかもしれないというので、罰せられるというのだ。オーガナイザーは、3年~6年の 刑務所と、1000ユーロ~ 1万ユーロ( 約14万5000円~ 145万円 )の罰金、参加者は、罰が少し軽くなるとは、言うが。

問題は幾つかあるが、その内の一つとして、犯罪になるのが レイブパーティーだと、明記されていない点だ。とすると、平和集会でも、又 学生達が 、学長の言うことに抗議して、学校を占領しても、要は 新法律にひっかかり、犯罪になり 、警察官の介入も正当化されるという理屈に、繋がっていく。。。自由の侵害では、ないのか。。。

新法律の変更 ? :

この所 上述の新法律に関して、議論が沸騰している、ので、政府は 変更する可能性があるそうだ。主な問題点は2つあるらしい。1つは 規定が あいまいである事。別の法律も この時に出て、もう1つの問題点は それに関してなので、それは又 別の機会に触れようと思う。

メローニ首相談 : 「 この法律を 誇りに思っている。イタリアにおいて、今までの政府は、集会にしろ 規制を設けず、やりたいようにさせていた。国民への安全性というのは、ムッソリーニに関してだけでは ない。ただ全国民に保証するが、反対派の意見を無視する事は しないだろう。」

(11月3日付け )

学校占領 :

ローマの サピエンス大学や 幾つかの 高等学校が、学校占領を始めた。上述した 法律に反対をして、というのが理由である。ローマのMamiani高等学校では、11月8日午後から 占領が始まった。鉄門を 南京錠で閉め、鉄門の内側に 机を積み重ねて、学生達は 学校内で 寝泊まり、11月18日( 金)の、全国抗議大会まで、頑張るつもりのようだ。その日には、全国の 広場で 抗議集会が行われる。

新内閣の方針に、司法従事者達、文化関係者達、外国の政治家達も、抗議をしている。

(11月10日付け )

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

11月 8日 ( 火)

イタリア…報告無し

日本………8万1401人…+2人( 176人)

( 内、検疫で +2人)

11月 9日 ( 水)

日本………8万7410人…+1人(177人 )

(内、検疫で +3人)

11月10日( 木)

日本…..7万8577人…+11人( 188人)

( 内、検疫で+1人)