JASGA

ローマ日本語ガイド協会

11月の話題　2022年12月9日金曜日

ポスティ―ノ

カタール – ワールドカップサッカー :

建設 総工費 2000億 ユーロ ( 約 28 兆 6500億円 )をかけて、ワールドサッカー2022年が 、カタールで 始まった。11月20日 ～ 12月18日まで、繰り広げられる。

7つのサッカー競技場、1つの新しい空港、観客受け入れ設備、交通機関、道路…..要は、何もない所に 突然に街を 造り上げないといけないというので、人権を守るというのは、最後になってしまったようだ。低給料、給料の遅れ、未支払い、労働条件の悪さ 、不安全、休み無し、など、最悪の条件で、労働者達は 働かされたという。

Guardian ( イギリスの大手日刊新聞 ) が集めた資料によると、2010年～ 2020年 間、今回のサッカー建設の為に 働いた 労働者達の中で、 6500人が亡くなった(移民だそうだ )と いう事である。。。灼熱の太陽の下で 休みなく 働かされたら、誰だって 体が 衰弱してしまうだろう。。。

その事について、カタール政府は、それどころでは なかったみたいで 知らんふり、国際サッカー連盟は、他の大建築現場の事故回数と比べると、今回のカタールのそれは 少ない方だ、と 言ったとか…..一旦 Ok を出してしまった以上は (Ok を出したのが まずかった、という声も聞こえるが … )、仕方がないから 目をつぶろうという つもりなのかな ?

。。。その他にも、まだいろいろな非難が 聞こえてくるが、上述しただけでも 心が痛む理由が充分にあります…… 何 ? イタリア不出場だから、どの道 いいんじゃないかって ? という人は、Postino の読者の中には いないでしょう….

もちろん 選手達自身には、直接の責任はなく、世界一になりたいと ( なれる場所は どこでもいいのだから ) 一生懸命 この日を目指して 頑張ってきただろうから、試合を見る 見ないは、私としては、皆さんに 好きなようにしてくれと言いたい ( 私も見ています ! ) 。ただ、Postino としては、人道的に関するこの大会の記事は 載せますが、試合に関しては 載せません 。。。

( 11月20日付け)

Italia – ミラノ地下鉄 :

新しくミラノの地下鉄が 一部 開通をした。M4線 ( 線の色は ブルー) で、６駅に止まる。Linate Aeroporto – Repetti – Stazione Forlantini – Argonne – Susa – Dateo の６駅で 乗り降りが出来、全長 5,4 km。Linate 飛行場から乗れるというのが 嬉しい 。M5線と共に、全自動。最初は 例のごとく 関係当局 が 初乗りをしたが (。。。初乗りした大臣なんて、それ以後 地下鉄を 利用するのかな、何だか ほろ苦いわ……。。。) 、それから 一般市民の利用が始まり、今日と明日は 無料だとか。この線は M4と 繋がっていき、2024年に 完成見込み。それでもって、ミラノの地下鉄は、118km、駅は 136となる。

2023年6月に、M4は、San Babila まで 届くので、要は Linate 空港から 12分間で ミラノ中心地に着けるという、ローマの我々から見ると、うらやましい限りだ ( ローマは、2つの空港があり、それぞれ ローマ中心地まで 37km/16km と離れているので、37kmの方は 電車か道路、16kmの方は 道路 又は 短時間のバスの後に 電車、になる )。M4 全線が 開通すると、90 秒毎に電車が 走るそう。この工事で 、1500人の労働者、1300の企業が 働いている。

M4は、Monza の方に 延びる予定で、あと M6 が 完成したら、ミラノの 地下鉄工事は、終わりになるとか。当然 経済的問題も 生じてくるわけで、Sala 市長は、２ユーロの乗車券代だけでは、追っつかない、政府よ、援助金を出してくれ、と 言っている。

政府側は、「 国から市への 援助金額は、距離により 金額が決まる法律になっているから、やればやるほど 援助金も 出る」と返答、それに対して 市長は 「 その法律は2010年でもって 止まっているので、ミラノみたいに 発展を続ける市にとって、その法律では 間に合わない 。。。どういう風に ダメなのかは、その法律を細かく見ないと わからないが。。。」との感想である。

だから…..ミラノ市は、たぶん 乗車券の料金値上げに踏み切るだろう との推測が されている。物価上昇率に合わせて、20セント増 が 考えられている料金である。ただ ミラノ人の負担を なるべく少なくする為に ( 毎日使用するわけだから ) 、値上げを避けたいのだが…..という、現在 検討中らしい。

(11月26日付け )

Italia – Covid 状況 :

今週、再び感染率が 増えてきている。11月9日～ 22日を見てみると (陽性患者でも、無症状の場合は 無視する事にして )、実効再生産数 ( RT= 1人が何人に感染を広げるか )の平均は、1,14 ( 1,05～1,20 ) と、記録された。その前の週は、平均1,04 だった。”1″ を越えると、伝染病と呼べる危険数字率の入り口に立つわけで、心配されている。

その点、10万人につき、何人の感染者がいるか、については、386人と記録されたので、その前の週の388人と比べて、少しだけだが、減少している事になる。イタリア国立衛生研究所と 保健省からの報告。

重症室の ベッド占領率は、3,2% (12月1日 )で、その前の週は 2,5% ( 11月24日)だったので、少し増えてきているようだ。

重症でない、Covid患者入院の ベッド占領率は、13,3% ( 12月1日) で、その前の週は、12,0%(11月24日 )だったので、これも少し増。

普通ベッド占領率が 15%以上になると、危険になっていくのだが、現在 州別に見てみると、一番高い州が、Umbria 州( 州都は ペルージャ)で 35,5% 、Liguria州 (…ジェノヴァ )で 27%、Friuli – Venezia Giulia 州(… Trieste )が 20,6% 、Marche州 ( …Ancona)が 18,6%、Valle d’Aosta 州 ( …Aosta) が 17,9%、Emilia – Romagna 州 ( ….ボローニャ) が 17,1% 、Veneto州 (….Venezia )が16% と、なっている。

( 12月2日付け)

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

12月6 日 ( 火)

日本………13万7193人…+13人( 361人)

( 内、検疫で +12人)

12月 7日 ( 水)

日本………14万9383人…－15人(346人 )

(内、検疫で+3人 )

12月8日 (木 )

日本…..13万3065人…+17人(363人 )

( 内、検疫で+5人)

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