Italia – 不満や不安をかかえて 2021年4月27日

Livorno 市 ( Pisaから25km下がったティレニア海に面した市) :20人位の主婦が結束をして、スーパーマーケットに行き、買った商品を払わないで出て来た。レジの店員には、支払いは市役所に回してくれ、と叫んたとか。店側は、今の所警察に届けは出していないそうだが、やはりその後、彼女達は、入店拒否を受けているそうである。主婦の一人が語った所によると、Covidで仕事を失くし、季節労働者としてレストランで働いたが、又失職。現在、海水浴場での仕事を得たので、始まるのを待っているという段階だが、だからこの一年間なにも努力しないで、ここまできたというわけではない。国からの援助金は、市から食料品の配給があったが、食事療法の関係で、使用できない物もあるし、それで足りるというわけでもない。あの朝、市役所に、援助してくれというメイルを送ったが、何も返事がなかったので、午後スーパーに行ったという事だ。その後市役所は、援助を約束したが、二度と繰り返さないようにと警告をした。 (4月3日付け)

Oristano オリスターノ市(Sardegna島) :3万人位の、島(州)の市であるが、ここで、15人の医師や看護師達が、家族や親戚を、接種出来る順番が回ってきていないのにも関わらず接種をさせた、のがばれて、Oristano検察局が、捜査し始めている。 (4月14日付け)

Milano市接種を行う為の医者数が足りないというので、政府の呼びかけに応じて、引退をして年金生活に入っていた医師達が、再び仕事を始めたが、その時点で年金がストップになるそうで ( 3月12日付けの法律 )、割が合わないと言っている。むしろボランティアで働き、年金は相変わらず受け取った方がいいと言っている医師達の中に、Carlo Staudacher(S. Raffaele病院 ) 元外科部門部長もいる。 (4月17日付け)

Napoli市Carabinieri カラビニエリ(軍隊の一部門で、イタリアの国家警察の一つ)が、誕生日パーティーをしている17人に罰金を課して、解散させた。18才~20才の若者達がマスク無しでパーティーをしていたのだが、近所の人が、うるさいというので、112番に電話した結果である。 (4月18日付け)

解雇 :7月1日から、今まで法律により延長が続いていた 解雇禁止 が、解除になる。そうなると、工業界や建築業界で、大量の失業者が出るだろうと心配をしているのが、Ciglチズル(イタリア労働組合総同盟)の、Maurizio Landini書記長である。今度28日に、その事について、内閣との話し合いがあるわけだが、ある一つの改革にたどり着けるような合意を得る為には、時間が必要だと、述べている。 (4月20日付け)

高利貸し :この現象が、今回の伝染病により、2倍にもなってきている。4万人の経営者達が高利貸しにたずさわっていて、危ないという事だ。イタリア経営者総同盟(Confcommercio、全国で 70万の経営者または企業が加入している)の調査によると、30万の経営者達が倒産するしかないという瀬戸際に立たされているようで、こうなると倒産するか、又は高利貸しに頼るか、しか道がないそうである。 (4月20日付け)

。。。まだまだ深刻な話しは続くのですが、訳しているうちに段々と気が滅入ってきたので、この辺りで止めておきます。なんとかして事態が好転するように期待したいですね 。。。

いよいよ今日4月26日から、Italia の色地帯が、又々変わります。(… カッコ内は州都)赤色地帯… Sardegna島(… Cagliari) Read more

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もう3月も終わり 2021 年4月1日木曜日

Recovery Fund(ヨーロッパ連合国復旧資金プラン) :

ヨーロッパ連合国は、Covid-19が原因で、経済危機に陥った連合国メンバーを助ける為に、復旧する為の資金計画を、認めた。去年2020年の7月から案がまとまってきていたのだが、すったもんだした挙げ句、ようやく最終的に決まったのが、今年2021年の2月10日。

特別資金ということで、全額7500億ユーロ(約96兆9700億円)が、用意される。

イタリアとスペインが、恩恵大になっている(。。。が、棚からぼたもち式に落ちてくるのではない。常日頃、Italia は、納めるべきものは納めてきたのだ。。。)。

Italia に限っていうと、2090億ユーロ(約27兆200億円)が支給され、その内の1270億ユーロ(約16兆4200億円)は、利率は低いながらも返金の義務あり、残りの820億ユーロ(約10兆6000万円)は、返金しなくていい、逃げ切るという事になる。

4月中に、各国は費用の詳細を連合国委員会に提出をして、委員会は審議に入る。

Okになったら、6月に、各国に予定額の13%が届く。というと、Italia には、271億7000万ユーロ(約3兆5130億円)が届くわけだ。

返金し始めるのは、2028年からだそうである。

決定 :ヨーロッパ議会は、Recovery Fund についての規則を最終的に決定した。賛成582、反対40、棄権69、という大多数賛成の票を得た。 (2月10日付け)

Rt 指数 :というのは、ある時期において、一人が、何人に感染させる事が出来るか、という数値。例えば、”Rt 2″ という事は、1人が、2人に感染させて、その2人は、それぞれ又2人に感染させて、と、ここまでで合計7人の感染者がいることになるので、Rt指数は、1以下であるのが望ましい事になる。しかしこの感染者の中に、無症状感染者は、入らないので、絶対的に信用できるものではない。( Rt指数の解釈が間違っていると思う人は、facebook Jasgaに間違っていると言って下さい。facebook に登録していない人は、あきらめて下さい)

集中治療室 :資料を見ると、Rt指数が、1, 16から1, 08に下がってきているのは良い事だが、集中治療室は、39%もふさがってきているので、油断は禁物だ。現在、全国の集中治療室に、3700人の患者がいて、去年4月始めの第一回目のピークの、4063人に迫ってきている。だから現在の制約を解くわけには いかない、と、ISS(国立衛生研究所)のLocatelli所長は、語った。 (3月28日付け)

イギリス :ようやく光が見え始めたようで、3月29日から、国民は外出出来、6人までなら友達とも会える。家族が会うのなら、2家族まで。一定距離は2m。

スポーツもOK。店は数日待ち。パブ、レストランは、4月12日からで戸外のみOk。

3ヶ月もlockdown をしたので、人々は嬉しいだろう。現在毎日4000人弱の感染者が記録され、死亡者は、毎日につき、ある日は19人だけ、ロンドンでは初の死亡者無しだった。3000万人が1回目の接種を終わり(Italia は650万人)、350万人(Italia は300万人)が、2回目を終えている。 Read more

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