。。。前回のPostino で、接種で亡くなった人の事を書いたと思うが、今まで単発的な出来事として報道されていた死亡記事が、一つにまとまり始めた。接種熱に浮かされた我々に、歯止めがかかったような気もする。ワクチンが認められるのに歳月がかかるのが普通だが、緊急時ということで、治験しながら接種していると言えなくもない状態なので、時には不幸なことも起こるようだ。。。Italia – Genova :32才の女性教師…4月3日にSan Martino病院の集中治療室に血栓症で入院した彼女は、3月22日にAstrazenecaで、 第一回目の接種を済ませていたが、前日の4月2日に症状があらわれ、3日に入院そして亡くなった。 ( 4月3日付け)Italia – Firenze : 60才の男性…Firenze近辺に在住。4月2日に亡くなった。彼は去年一つの腎臓摘出の手術をした後に検査に通い、ちょうどケミオ治療をしていた所だった。その日の朝に接種をして、同じ日の夜に亡くなった。家族は、警察と弁護士に調査を依頼している。。。ワクチンの名前は、2つの記事を見たが、明記していなかった。この人はすごいというか….私なら医者が接種OKと言っても、自分で嫌だと言って断ったに違いないが、ケミオ治療で病院に通わないといけないので、接種をしたのかもしれないのかな…….。。。 ( 4月3日付け)Italia – Lanciano( Abruzzo州) :83才の女性で、元看護婦さん。4月2日にPfizer で、第2回目の接種をしたが、その後気分が悪くなり、亡くなった。彼女は接種後、定められた様子見のひとときを付き添いの娘さんと共に過ごし、車で帰宅中に気分が悪くなり、気を失ったとかで、すぐに救急車を呼び病院に戻ったが、死亡したという事だ。 (4月3日付け)Italia – Sicilia :60才の男性…Caltanissetta市近辺在住で市役所勤務。5月2日に急に気分が悪くなり、自宅で亡くなった。彼は2日前にAstrazeneca で接種をしていたという。 ( 5月3日付け)Italia – 科学技術委員会の見解 :Astrazeneca ワクチンは、60才以上の人に接種する事。60才以下で、 第一回目接種をAstrazeneca でした人は、2回目はPfizer かModernaで接種する事。最終決定は、政府がすることになるだろう。 (6月11日付け) イギリス :10日に7393人を、11日には8125人の新感染者を出してしまったイギリスである。死者は、10日が7人、11日が17人。というのでイギリス医師会が、制約ゆるめをもう少し待ってという警告を発した。感染者増加の90%は、デルタ(=インド)変異ウイルスによると、言っている。 (6月11日付け)Astrazeneca (TV Read more
白色地帯に向かって !! 2021年6月8日火曜日
特別列車-Dante :今年は、イタリアが、世界に誇る詩人の Dante Alighieri が亡くなって700年が経ったというので、記念にと特別列車 Dante が運行されることになった。期間は、7月3日から10月10日で、毎週土曜日と日曜日に運行される。8月7日と8日は休業。28回の運行になる。8:50位にFirenze のSanta Maria Novella駅を出発し、12:20にRavenna 到着。停車駅は4つ( Borgo S. Lorenzo, Marradi, Brisighella, Faenza) そしてRavenna着。帰りは、17:55 Ravenna~21:00頃S.M.Novella着。D445 機関車が3車両くらいを引っぱる。自転車を置く車両もくっついてくるとか ! 全席で234あるが、Covid-19のせいで、50%占めになる。値段は、パッケージツアーの可能性も含めて、来週に検討される。 ( 5月31日付け)今日はスペシャル試運転運行というので、Dante列車に乗り合わせたのが、Franceschini文化大臣、FirenzeのNardella市長、Toscana 州のGiani知事そしてRiccardo Muti というメンバーで出発、途中の駅で降りてMutiがオーケストラの指揮をしたりして、各関係者の並々ならぬ熱気を感じさせた。その日は蒸気機関車までお目見えして、真っ黒な煙をもくもくとはいて 進んでいたので、てっきり同じ蒸気機関車が7月3日からくるのかと思ったら、そうは問屋が卸さないみたいだ。 (6月6日付け)WHO -変異ウイルスの呼び名変更 :変異ウイルスの名称を、今まで、そのウイルスが最初に発見された地名で呼んでいたのが、その国の印象を悪くさせるという理由で中止になり、これからは、ウイルスの危険度で判断されて呼ばれるようになり、ギリシャのアルファベット文字が使用されるという事になった。イギリス…アルファ、南アフリカ…ベータ、ブラジル…ガンマ、インド…デルタ。元々は、5月23日に、インド政府がソーシャルメディアに対して、WHOは正式にインド変異ウイルスとは呼んでいない、インドの印象を悪くするからやめてほしいと、呼び名の抗議をしたことから始まる。 (6月1日付け)Italia – レストランの制限 :白色地帯のレストランにおいては、戸外での食事は、人数制限なしになり、室内では、一つのテーブルに4人まで(家族の場合は別、しかしレストラン側は、どうやって客全員が家族かどうかわかるのだろう、というのも問題点らしいが…) 、だったのが6人に変更された。Fedriga大臣(政府と州の会議担当)は、黄色地帯もOkになるようにと、検討中である。 (6月3日付け)Italia – 白色地帯 Read more
普通に戻る準備 ?! 2021年5月25日火曜日
。。。去年の5月19日に第一回目のPostinoを書き始めてから、何だか1年間が経ってしまいました。去年に比べるとワクチンの効果が出始めているようですが….. 。。。
アメリカ合衆国 :
Fauci免疫学者談 「 錠剤としてのワクチンをPfizerと共に研究開発しているが、まもなく実現させることが出来ると思う。Covid-19を絶滅させるのは難しいが、コントロールするのは差し当たって可能だ。1年か1年半ごとにワクチン接種を続けていけばいいわけだが、将来はこの伝染病を中断させる事が出来ると思う」
(5月16日付け)
イギリス :
Boris Johnson首相は「 6月21日に制約がなくなり、普通の生活に戻るというのは変わらない。それを妨げる決定的な現象は見られない。」と言っているのだが、人々の間では、イギリスのいろいろな地帯で、インド変異ウイルス感染が広がっているのを憂いている空気が起こってきている。ので、首相はこの数日間もっとよく調べてみるそうだ。
(5月19日付け)
Italia – Piemonte州(… Torino) :
Cirio知事はこの州の山々を、あの海の島々のCovid-freeみたいに したいそうだ。6月半ばを目標にしたいらしい。たくさんの市がある中で、2つのグループに分けることが出来るが、最優先させる方は、218の市があり、すみずみまでいき渡るようにと、すぐに接種が始まっている。218と言うと具体的には12万人の住人中11万人が接種をしないといけないが、もう終えた人もいるので、対象としては7万1349人に絞ることが出来るので、6月半ばまでには、なんとかなるだろうという計算だ。
(5月19日付け)Italia – Veneto州(…Venezia) や Lazio州(… Roma) :
Veneto州のZaia知事談 「 ある人々は、観光客にワクチン接種を提供するという件に関して、反対を唱えたりしているが、我々にとっては観光客は神聖だ。客は神であるというのは我々にとって絶対的な考えである。」Lazio州も同じような考えだが、ただそれならそれで、Lazio州へのワクチンの配給量を増やしてほしいそうだ。
( 5月19日付け) Italia 薬品公社 :
Magrini会長談 「 大勢が接種するというのは大変な事だ。組織的に整然と進めていくというのは、想像に絶するものがある。そういう中にあって、自由にああだこうだと割入っていくすきまはない。バカンスを優先させて、接種がくっついてくるのではない。皆が皆、最良の夏を、普通の生活を迎えたいと思っているが、それは、決められた接種運動を淡々とこなしていく事だけにより、得られるはずである。」