普通に戻る準備 ?! 2021年5月25日火曜日

。。。去年の5月19日に第一回目のPostinoを書き始めてから、何だか1年間が経ってしまいました。去年に比べるとワクチンの効果が出始めているようですが….. 。。。

アメリカ合衆国 :

Fauci免疫学者談 「 錠剤としてのワクチンをPfizerと共に研究開発しているが、まもなく実現させることが出来ると思う。Covid-19を絶滅させるのは難しいが、コントロールするのは差し当たって可能だ。1年か1年半ごとにワクチン接種を続けていけばいいわけだが、将来はこの伝染病を中断させる事が出来ると思う」

(5月16日付け)

イギリス :

Boris Johnson首相は「 6月21日に制約がなくなり、普通の生活に戻るというのは変わらない。それを妨げる決定的な現象は見られない。」と言っているのだが、人々の間では、イギリスのいろいろな地帯で、インド変異ウイルス感染が広がっているのを憂いている空気が起こってきている。ので、首相はこの数日間もっとよく調べてみるそうだ。

(5月19日付け)

Italia – Piemonte州(… Torino) :

Cirio知事はこの州の山々を、あの海の島々のCovid-freeみたいに したいそうだ。6月半ばを目標にしたいらしい。たくさんの市がある中で、2つのグループに分けることが出来るが、最優先させる方は、218の市があり、すみずみまでいき渡るようにと、すぐに接種が始まっている。218と言うと具体的には12万人の住人中11万人が接種をしないといけないが、もう終えた人もいるので、対象としては7万1349人に絞ることが出来るので、6月半ばまでには、なんとかなるだろうという計算だ。

(5月19日付け)Italia – Veneto州(…Venezia) や Lazio州(… Roma) :

Veneto州のZaia知事談 「 ある人々は、観光客にワクチン接種を提供するという件に関して、反対を唱えたりしているが、我々にとっては観光客は神聖だ。客は神であるというのは我々にとって絶対的な考えである。」Lazio州も同じような考えだが、ただそれならそれで、Lazio州へのワクチンの配給量を増やしてほしいそうだ。

( 5月19日付け) Italia 薬品公社 :

Magrini会長談 「 大勢が接種するというのは大変な事だ。組織的に整然と進めていくというのは、想像に絶するものがある。そういう中にあって、自由にああだこうだと割入っていくすきまはない。バカンスを優先させて、接種がくっついてくるのではない。皆が皆、最良の夏を、普通の生活を迎えたいと思っているが、それは、決められた接種運動を淡々とこなしていく事だけにより、得られるはずである。」

(5月20日付け)Italia – Campania 州 :

「誰かが、中には政府関係者も入っているが、マスクを除くのは6月になるだろうと言っているらしいが、我々の州としては、7月になってから考えたい。夏がどうなるのかは様子次第だ。我々としては5番目に接種率が高い州ではあるが、完全に終わったわけでもないので、慎重にいきたいと思っている。」とDe Luca知事が、市民に聞かれて直接に答えた。

( 5月21日付け)Italia – Figliuolo接種運動責任者 :

が、州の責任者達に、「 この運動は、弱い体質の人、60才以上の人、複数の病気持ちの人を考慮に入れながら、決められた通りに実施されないといけない。それぞれの州がバラバラに決めて実行するようになると、それが大部分の州民の意見かと勘違いするようなことにまで発展するかもしれないから、そういうことは避けなければならない。」という手紙を書いた。

ドイツ :

イギリスでインド変異ウイルスの感染が起こっているというので、ドイツでは、5月23日から、イギリスからドイツに入国する人に、2週間の隔離期間が義務付けられることになった。コッホ研究所の発表である。コロナ検査で、感染していないという結果が出ても、隔離期間は義務付けられるそうだ。

(5月22日付け)Italia – バカンスは神聖 ?!

バカンス先で接種出来るかどうか、政府は考え始めたようだ。案としては、バカンス組が地方保険局(ASL)に出向いて、一時的に登録するということらしい。観光省、保健省、Figliuolo接種責任者達が集まって検討しているが、Figliuolo 責任者は、すでに観光客接種の困難さについては、もう明らかにしているのだが…..と述べている。

(5月23日付け)

🚑Italia -大惨事 :北 Italia の、スイス国境に近いStresaスゥトゥレーザ市(Piemonte 州….Torino)は、美しいMaggiore 湖に面している町で、多くの観光客をひきつけている。そして、その町とMottarone山の頂上(海抜1491m)とは、20分間乗車のロープウェイで結ばれているわけだが、そこでなんと、23日のお昼近くに、そのロープウェイが落下するという大事故が起こった。まもなく頂上に着くという手前で起こったのだが、乗客15人中13人は即死、2人の子供が重症で、ヘリコプターでTorinoのRegina Margherita病院に運ばれたが、9才の子供は死亡、5才の子供は現在 生死と闘っているという状態である。

乗客の乗っているボックスは、ロープで支えられているわけだが、2本のロープのうち1本が実際にボックスを運ぶようになっている。ところが、何かの拍子に運ぶ方のロープが切れたそうで、そういう時は、普通、ブレーキが自動的にかかるそうだが、何故だかきかず、そのままボックスは400m以上滑り降りていき、時速120kmで橋脚(きょうきゃく)にぶつかり、落下したのだそうだ。

このロープウェイを管理している Leiter di Vipiteno企業によると、最後のロープの点検は、マグネットスコープを使い、去年の11月に行ったそうで、その時は何事もなかったとか。現在引き続き原因を調査している。

この会社は世界的に知られており、2016年に全面的にこのロープウェイの検査をしたそうで、その時はボックスと車輪を新しくかえたそうだが、ロープの方は毎年点検をするので、その時は検査しなかったらしい。ロープウェイ製造は、1970年代にPiemonte Funivie企業が製造したのだが、現在この企業は、もう存在しないという事だ。⬇️

(5月24日付け)

5才の子供は、お父さんの腕に守られて助かったらしく、良い方向に向かっているという事だ。

(5月25日付け)Italia – 5月24日に2回目の接種をした人 : 1035万7791人 17,37% – 上述日までに1回目の接種をした人 : 2087万6311人 35, 00%

*合計、3123万4102人 52,37% のイタリア人が、1回目も完了者も含めて、5月24日までに接種した。(このうちワクチンの種類により、1回接種だけで完了した人は、42万9704人 )

Italia – その日だけの感染者… 死亡者… コロナ検査 :

5月22日… 4717人…125人… 28万6603人

5月23日… 3995人… 72人… 17万9391人

5月24日….2490人… 110人.. 10万7481人