イタリアのお歳暮?

今年は、特別な状況下での一年となりましたが、残すところ僅かとなりました。

12月に入る前から、日本でもおなじみのイタリアのクリスマスケーキのパネットーネやパン·ドーロがスーパーに姿をあらわし始めます。

「え?もうそんな時期?」と思っているうちに、本格的にシーズン始まりとなる8日あたりになると、スーパーでは特別コーナーが作られて、いろんなメーカーのパネットーネ、パン·ドーロに加え、箱に入ったスプマンテ(イタリアの発泡酒)とのセット、有名なパスタメーカーの数種類のパスタの詰め合わせ(cestinoチェスティーノという)、かごに入った食料品の詰め合わせ、コーヒーのメーカーのコーヒーの詰め合わせなどなど、山積みになります。

これ、日本のお歳暮のように、お世話になった方々、家族、親戚などに配ります。手作りのクッキーや自家製のワイン、サラミを送る方もいます。ちなみに、うちは「今のところ」パン·ドーロを10個、箱入りスプマンテを3本、パン·ドーロ、スプマンテのセットを2箱くらいの予定です。(少ない方です。) 仲良くしている方々からは、送る方に前年もらった物や毎年もらってる物をリクエストしてくるのもありだそうで、面白いです。

個人的には、一昨年、お正月明けに帰国した時には、パネットーネを10個くらい、布製のエコバッグに入れて、お土産にしました。とても喜ばれました。

ここ数年は、値段が高めでも、パン屋さんやケーキ屋さんの手作りの物が好まれる傾向のようで、よくお店のウィンドーにPanettone artigianale (パネットーネ  アルティジャナーレ)と書いてあります。実際に食べ比べてみると新鮮な味がします。次回のお土産にいかがですか?

神戸 裕美

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