アドヴェント(待降節)☆彡

今日から、いよいよアドヴェントに入りました。

アドヴェントとは待降節、つまりクリスマス=イエスキリストの降誕を待ち望む期間です。西方教会では11月30日に最も近い主日(日曜日)からクリスマスまでの4週間をいいます。

アドヴェントはAdventus「到来」、「来臨」を意味するラテン語から派生した言葉で、人間世界へのイエスキリストの到来、そして再臨を表わす語としても用いられます。まもなく、クリスマスが到来するのです。教会の暦では、第一アドヴェントから新しい年を迎えます。

Evngelische-Lutherische Gemeinde Rom

キリスト教の教会には、4本あるいは5本のローソクの付いたアドヴェントクランツ(アドヴェントリース)が置かれます。

このアドヴェントクランツに第一アドヴェントから1週間ごとに1本ずつローソクを灯し、4本すべてが点灯された週にクリスマスがやってきます。現在使われるアドヴェントクランツの由来には諸説ありますが、16世紀にはドイツルーテル派において、その概念は存在していたようです。その後300年程を経てドイツのプロテスタント牧師ヨハン・ヒンリッヒ・ヴィッヘルンによって考案された物が原型になり、今日知られている4本または5本のローソクのアドヴェントクランツへと発展しました。

キリスト教の教会には、4本あるいは5本のローソクの付いたアドヴェントクランツ(アドヴェントリース)が置かれます。このアドヴェントクランツに第一アドヴェントから1週間ごとに1本ずつローソクを灯し、4本すべてが点灯された週にクリスマスがやってきます。現在使われるアドヴェントクランツの由来には諸説ありますが、16世紀にはドイツルーテル派において、その概念は存在していたようです。その後300年程を経てドイツのプロテスタント牧師ヨハン・ヒンリッヒ・ヴィッヘルンによって考案された物が原型になり、今日知られている4本または5本のローソクのアドヴェントクランツへと発展しました。

アドヴェントクランツは神の無限の愛(永遠の愛)と調和を象徴する丸い形をしていて、その周りが常緑樹で飾られています。常緑樹は緑色であり、すなわち希望と命をあらわすとされているからです。多くのアドヴェントクランツでは4本のローソクの真ん中に白いロウソクが立っています。

これはイエスキリストの降誕を通して世にもたらされたキリストの光であり、キリストのロウソクと呼ばれてクリスマスに4本のロウソクと共に点灯されます。諸国、諸教派によってロウソクの色も様々です。

色にはすべて意味があり、赤は愛と光、白は純潔と清らかさ、青は希望、そして紫は悔い改めと回心を象徴しています。カトリックや聖公会の教会などでは、4本のロウソクのうち3本が紫色、1本がバラ色のものがみられます。これはGaudete Sunday (Rose Sunday)と呼ばれるアドヴェント第3主日に灯されます。Gaudeteとは「喜びなさい」という意味です。アドヴェント第3主日のミサが「Gaudete in Domino semper」

English Catholic Church

(主において常に喜びなさい)新約聖書フィリピの信徒への手紙4章4節の言葉からはじまることから、喜びの色となるバラ色が使われます。アドヴェントキャンドルはその1本ずつが希望、平和、喜び、愛という名で呼ばれ、また、さらにそこからアドヴェントとキリスト降誕の出来事に結び付けて、預言者のロウソク、ベツレヘムのロウソク、羊飼いのロウソク、天使たちのロウソクと呼ぶこともあります。

人々は4本のアドベントキャンドルにその思いを託し、心をしずめ、自分をみつめなおしてクリスマスを迎える心の準備をするのです。

浅井 恭子