時の話題 2022年2月8日火曜日

。。。今回の(今回も、と言おうか…) イタリア大統領を決める選挙が、すったもんだした挙げ句に、やっと決まった。Sergio Mattarella大統領の再選だ。7回投票して未決の黒煙、8回目で やっと白い煙が出たというわけになる ( 本当に煙がでたわけでは ないわね ) 。選挙が始まる前から、彼は ローマに新しいマンションを借り、少し改築もし、大統領官邸内に段ボールを幾つも運び 引っ越しの荷物を入れ、そして パレルモ(シシリー島 )にある自宅から 家具を運ばせ、さあ のんびりとした日々を過ごそうかという所で、再選されてしまって……密かに泣いたのではないかと思うのだが…..イタリアの大統領選挙は、直接に国民が投票するのではなく、議員達が投票するので、彼ら内部の駆け引きがあり、なかなか 決まらなかった。挙げ句の果てに、駆け引きの打ち合わせが スムーズにされなかったらしく、中道右派内で仲間割れが起こり、政党の一つは、新聞を見て初めて変更を知った、と怒ったり、やれやれと思ったら、なんと 中道左派内の一つの政党でも 何か言っているので、もう勘弁してくれと言いたい ! こんな大切な時期に、8回も投票をするなんて、投票用紙だって、私が納めた税金が使われているのだから !! 直接国民投票賛成 !!! 。。。Mattarella 大統領 :。。。彼に何の敬称をつけていいのかわからないので、引き続き、大統領と呼ぶ事にします。。。当選後に、下院の Roberto Fico議長が、Mattarella大統領の再選を宣言した後の、 Mattarella大統領の言葉 :「 今回の難しい状況を考えると、他のどんなことよりも危機を感じるので、任命を避けてはいけないだろうと思った。議員や州の代表者が、自分を信頼してくれた事を感謝する。緊急事態が続いている 衛生・経済・社会 状況の中で、責任の重大さや 議会決定への尊重を、ひしひしと 感じる。もちろん 同胞であるイタリア国民の期待や希望を、的確にとらえながらだが。」 (1月29日付け)。。。Maneskinマネスキン :4人編成の音楽グループで、ローマ出身ですが、あれよあれよという間に有名になって、ローマからロスアンゼルスに、飛んでいってしまいました。去年の、サンレモ音楽祭のコンクールに出場して Read more

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ConteとDraghi 2021年2月11日木曜日

。。。Conte とDraghiなんて、伯爵とドラゴン、という意味では、ないですよ。。

辞任表明 Giuseppe Conte首相は、辞任を提出する為に大統領官邸におもむく旨を、大臣各位に伝えた。 (1月26日付け)。。。1月18日, 19日に行われた信任投票で、Conte首相は、かろうじて上院と下院で信任を得たものの、安定数の信任の数には及ばなかった為に、Mattarella 大統領から、数を増やすようにと言われていたが、結局及ばなかった。元々Conte首相は、法学者であり、大学教授であり、自分の政党というのは、ない。。。 辞任提出Conte首相は、大統領官邸へおもむき、Mattarella大統領に辞任する旨の書類を渡し、30分位後に、首相官邸に戻った。大統領はその辞任書類を受け取り、次の日から、新政府実現の為の調整を始める事になった。 (1月26日付け)辞任の言葉 国民は、もっとはっきりとした可能性や、安定した多人数の与党を強く願っていると思う。議会において、この時ほど共和制という言葉を強く感じさせる時はない。私の辞任が、この言葉へつながる導火線となってほしい。新政府は、国の救済を果たすと共に、” ヨーロッパの中のイタリア ” という足跡を示さなければならない、とGiusepoe Conte辞任首相は、Facebook 上で述べている。 (1月26日付け) 調整 大統領は、各政党を招き話し合った結果、前政府からの与党という観念に対しての見方の違いが、浮かび上がってきた、ので、これは確かめないといけないというので、Roberto Ficoロベルト・フィーコ下院国会議長に、その旨についての調整を命じた。 (1月29日付け) Draghiドゥラギ教授 Mattarella 大統領は、各政党に新政府についての概念を、高水準で考えるようにと訴えた。というのは、Fico下院議長の調整が、失敗に終わったからである。大統領は、Mario Draghi 教授を、2月3日12:00に、大統領官邸に来るようにと、召喚をした。このコロナ禍における緊急事態に対応する為には、モタモタしていられないという危機感が、理由である。 (2月2日付け) 。。。スーパー・マリオ出現……… Draghi 教授の名前Marioマリオと、Nintendo の全世界に知られているビデオゲームシリーズの、あのおなじみのスーパー・マリオを、引っ掛けてある。Draghi 教授は、経済学者であり、イタリア銀行総裁、ヨーロッパ連合国の欧州中央銀行総裁(2011年~2019年)をこなしてきた、定評確かな人物であり、スーパーマリオというあだ名も、つけられていた。Italia の危機を救うのに、法学者のConteがダメだったから、今度は経済学者という所かな……。。。 仮首相 Mattarella 大統領は、Draghi教授に、新政府発足の任務を与えた。彼ら二人の会話は、1時間位だったそうで、Draghi教授は、保留という形で、首相の座を引受けた。これからDraghi教授は、各政党や労働組合や、いろいろな代表者と話し合って調整をし、納得がいけば、正式に首相を引き受ける、という事らしい。2週間位の期間が置かれたのて、この非常事態に長すぎるのではないかという声も聞かれたが、何しろDraghi が倒れたら、あとはもう総選挙しかないそうで、そうなると金はかかるわ、たくさんの集会で、一定距離なんてふっ飛んでしまうだろうし、新政府が落ち着くまでに、変異ウイルスは待ってくれないだろう、などで、慎重にいきたいそうだ。 (2月3日付け) 。。。Fico議長にしろ、Draghi Read more

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