こんにちは。
アーテイチョークってご存知でしょうか。キク科チョウセンアザミの多年草で、和名はチョウセンアザミになります。地中海原産で、若いつぼみを食用としています。
アーテイチョークの産地からこのお話をしましょう。
歴史はとっても古く、古代エトルリア人のお墓からアーテイチョークの絵が描かれていたのが見つかっているそうです。古代ギリシャ、ローマ人たち以降、野生のアザミから品種改良が進んで現在のものになったそうです。イタリアでは、特にローマの北部、海よりの地域とまた南部で作られていて、ナポリ南部のペストウムのアーテイチョークと共に、EUから保護された品種IGPとされています。
私の住む田舎では、アーテイチョークがそろそろという感じですが、通常は春先がシーズンになります。
食べ方は、いろいろあって、アメリカ人がまるごと茹でて、歯でしごきながら食べているのを昔見ましたが、ローマ近郊では、通常まあるいアーテイチョークをきれいにしながら、ニンニクとパセリを加えて塩味でコトコト煮るのが ローマ風と呼ばれ、ポピュラーでしょうか。
そのほか、新鮮なものであれば、中の芯を細く切ってサラダにしたり、*切ったら、すぐにレモンをかけないと、真っ黒になります*、オリーブオイルで軽くフライパンで焼いたり、ユダヤ風とローマで言われているのは、丸ごと油で揚げたもので、フライドチップスのようにカリカリといただきます。
美味しい食べ物を話しをしていたら、お腹が空いて来ました。
今年はどんな風にして食べようかと考えるのも、楽しみのひとつです。
ではまた。
平井 由利