Covidこれからの展望Postino 2022年2月3日木曜日

Italia – 子供達の接種 :3回目接種の人達が 増えている。全ての年令の層と言ってもいいくらいだ。少年少女の 第1回目接種も 増えている。特に 5~11才は、約30%が、第1回目を済ませた。12才~19才は、85%が 第1回目を済ませたとの、国立衛生研究所の Brusaferro 所長の談話である。 (1月28日付け)Italia – 接種義務 :50才以上の人のうち、168万4240人がまだ接種をしていないという 政府の29日に行った調査報告である。1月7日に 、50才以上は 接種義務の法律が出たのだが、まだの人達がいる。この内 50才~69才に限って言うと、123万5314人がまだ、との事である。2月1日になっても、50才以上でまだの人が見つかると 罰金になり、額は 700€ (約9万円)になるそうだ。 (1月29日付け)欧州疾病予防管理センター(Ecdc) :の発表によると、ヨーロッパは 濃い赤色 (ルーマニアの南西だけ赤色)地帯が大部分なので、という事は、感染度、危険度は高いと、報告している。 (2月1日付け)Italia – Speranza保健大臣談 :まだまだ慎重にいかないといけないが、新しい段階に進めそうだ。3月31日に緊急事態を取り除くのは、まだ早いかもしれないが、もうあと 2ヶ月この状態を続けて 、このCovidへの対処の仕方を 、信頼をもって変えられるかどうか 様子を見てみよう。 (2月1日付け)Pfizer/BioNTech 会社 :5才以下の幼児へのワクチンは、2月末には 用意出来ると思うと、信頼ある筋からの情報だと、ワシントン ポストが Read more

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ウクライナといえばナイチンゲール 2022年2月1日火曜日

。。。ウクライナ….クリミア半島…クリミア戦争……ナイチンゲール….と、はるかかなたに、学校で習ったような記憶がありますが、東ヨーロッパから ロシアにかけては、私の知識はそれ以上は 真っ白もいいところ。ですが、今回、危機感が迫ってきているロシア – ウクライナという事で、やっと、これではいかん ! と、思い直しました。。。 どこから ウクライナとロシアが対立していったのか 全然 わからないので、とりあえず 2000年前までさかのぼる事にします……紀元前、ロシア南部は、インド・ヨーロッパ語族が住んでいたそうです。当然ながら いろいろな民族と闘っていき、7世紀頃から スラブ族が、ロシア西部を、支配し始めました。9世紀末頃から、スラブ民族のキエフ大公国 ( キエフは今でも、ウクライナの首都 ) が、キエフ周辺に 広がっていきました。ですから、元々は ロシアとウクライナは、同じ文化を持っていたのでしょう。1654年、協定がウクライナとソビエト間でなされ、続いて ベラルーシも加わって、ソビエトの中心的な存在を形成しました。1954年、300年にわたっての、ソビエトとウクライナの 友好を祝って、ソヴィエトは、クリミア半島を、ウクライナに 併合させることにしました。その後、ウクライナの南東部にあるDonbass 州で炭鉱による工業が 発達していき、経済発展が、より東のロシア語圏へと、移っていったようです。1991年にソビエト社会主義共和国連邦が倒れたので、それまで ソビエトの領土は 14の共和国があったのが、コントロールがきかなくなってしまいました。その中で、ウクライナは1990年に共和制を宣言し、翌年に独立宣言をしたので、ウクライナの離脱は、ロシアにとって 痛手だったといえるでしょう。それから ウクライナ内部において、政治家達は、ロシア寄りと ヨーロッパ寄りにわかれて、議会を解散させたり、成立させたり、新しい大統領や首相を任命したり 取り消したりと、目まぐるしく 争っていきます。2005年に、ロシアのガス会社のGazprom は、両国の友好が続いていた時の値段の4倍を、ウクライナに 請求し始めました。2008年に、Juscenko大統領(UE寄り)が、毒を飲まされて 顔の形が変わってしまった事件を、覚えている人もいるかと、思います。2013年に、Janukovyc大統領(ロシア寄り)率いる政府が、ウクライナとUEの連合協定の一時停止をしたので、11月 大統領に反対しての デモが爆発しました。2014年、1月と2月に、度々のデモ隊の衝突があり、2月 18日・19日・20日のデモは危機を高め、ついに 22日未明に、Janukovyc大統領は、逃亡しました。2014年 Read more

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制約解除方向 ? 2022年1月29日土曜日

UE – 制約変更 :

UEへの入国時の制約が 変わろうとしている。旅行者が どこから来たのかは問題では なくなり、旅行者がグリーンパスを所持しているかどうかが、問われることになる。

グリーンパスの内容は、 接種済み、又はCovid病気回復後6ヶ月以内、又はコロナ検査結果の 無感染証明書 (PCR検査だったら 72時間以内、速い検査なら 、48時間ではなく、24 時間以内になった )持参。 なおグリーンパスの有効期間は 9ヶ月 (1年では ない)になるそうだ。

この議題が 1月25日の UE総務委員会に提出される予定である。

(1月23日付け)

UE – 決定 :

25日に、上述の件が 討議された結果 採用になり、2月1日から、発効となる。

(1月25日付け)

Italia – 入国時の法律 :

2021年10月23日発効の法律を、2022年1月31日まで延長する法律に、Speranza保健大臣が 署名をした。それによると、UE諸国から イタリアに入国する場合、グリーンパスの提示だけで Read more

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そぞろ歩き(トリュフ) 2022年1月27日木曜日

。。。トリュフ無しで、イタリアは 語れない ? 。。。

世界の三大珍味の一つに数えられているという トリュフ ( Tartufo タルトゥーフォ)…….. トリュフって ? ….. 外見は じゃが芋みたい、中身はキノコ ? …….

特に 白トリュフは、1kgにつき 3000 € (約 39万円 )もするという…..高価過ぎる !! まあ こうなると、食べなくても 人世変わらんか …..

元々は、*シュメール人が トリュフを 他の野菜 (大麦orso、エジプト豆cece、ヒラマメlenticchia、カラシsènape )と共に使用していたそう。

*シュメール人….メソポタミア地域の住民。古代エジプトや、インド川流域と同じように 最初の文明の地域 。

ところで…..あまりにも有名な伝説をもう一度…..天の神ゼウスがカシの木に、雷を突き刺すようにして放ち、それが トリュフに なったという…..ゼウスは Read more

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オリンピック前の中国 2022年1月25日火曜日

。。。冬季オリンピック開会式は 2月4日。。。

アメリカ合衆国 :

の政府は、オリンピックに外交使節団を送らないだろうとの事だ。理由は、中国の人権についての姿勢に 抗議する為であるが、アメリカ合衆国の選手達の参加は、拒まないと言っている。CNN ( アメリカ合衆国のニュース専門ケーブルTV) よりの発表 。

(2021年12月6日付け)

オーストラリア(12月8日付け)や グレートブリテン(12月9日付け)も、上述の件に同調するとの事である。

韓国 :

は、アメリカ合衆国に同調しない事を 発表した。理由は、中国と いろいろな問題について 討議していかないといけないので、中国の人権問題に抗議するという理由で 、オリンピックを軽くあしらうというのは、したくないと述べている。 (2021年12月13日付け)

日本 :

の Kishida 首相はオリンピック訪問をしないだろうとの事だ。アメリカ合衆国と同調をして、推定ではあるが、中国がウイグル族の人権を守らないという件に関しての抗議を主張したいと言っている。

(2021年12月16日付け)

中国 – 炭鉱 :

21人の炭鉱夫が 15日夜に洪水の為に、炭鉱に閉じ込められてしまった。この炭鉱は 不許可で Xiaoyi市 (Shanxi 山西省 )にある。時間との闘いというので、多くの救助隊が駆けつけ、20人を救助し、残りの1人を探している。この事故に関して 7人の逮捕者が出た。又 Read more

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これからが難しい 2022年1月22日土曜日

Italiaは、1月10日からの首相令で、飛行機、列車、公共交通機関、フェリー等に乗車するのに、 スーパーグリーンパスが必要になった。要は、自分や友人の車以外は、必要と思うのが 無難なようだ。Taxi は、何の証明がなくても Okだったと思う。そうでないと、死にそうな人を病院に運ぶ時にも、見せるのに手間取るなんて、考えられない !

Italia – 神も仏もあったみたい :

。。。スーパーグリーンパスを持っていなかったので、フェリーに乗れなかった人 ( Postino ”2年経ってどうなった” 2022年1月13日木曜日)、のその後 。。。

Reggio Calabria市 (Calabria州 )の民事裁判所は、スーパーグリーンパス無しで フェリーに乗船する事を認めた。

Fabio Messinaさんは 商用が終わり、シシリー島に帰るというので、車と共に Villa San Giovanni ( Calabria州側の フェリー乗り場の町 1万2886住民)に たどり着いたのが 1月14日(月)。だが、そういうわけで乗船できず、最初の夜は 車の中で、2日目からは ある家族の好意で その家に宿泊出来たが、その間 告訴を提出していた。

裁判の結果、彼の方に 軍配が上がり、乗船出来ることになった。切符を買い、コロナ検査で無感染を証明し、裁判所の証明書を提出した後に乗船、となるそうで、乗船中 Read more

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安楽死 2022年1月20日木曜日

。。。前々から 一度触れてみたかった テーマなのですが、人間として デリケートな部分の領域に 入っていくので、ちゅうちょしていました。でも だからこそ書いた方がいいと 思い直して 、今回 書く事にします。自分で動けるなんて 当たり前すぎて、感謝の念なんて 浮かんでこなかったのですが、とんでもない、反省しました 。。。

安楽死….Eutanasia 本人自身は もはや実行する事が出来なくなった位に衰弱しているので、死を希望する患者に、他人が関与して、直接に 死をもたらす事。

自殺幇助じさつほうじょ….suicidio assistito 死を希望する患者が (だから意思や能力をまだ持っている)関与して、死に至る。この場合、他人は 何らかの形で 幇助(脇から力を添えて、手助けする事)するだけ。

21世紀頃から、このテーマは、タブーではなく、議論され始めた。スイスは、1918年から話しが始まったというからすごい。最初は 政府ではなく、医者や 市民の権利を守る団体等から話が始まり、2002年からいよいよ具体化していった。

安楽死は、世界でも3つの国が認めている ( オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)。インドは、積極的に何かをするというのではなく、何かをしないという消極的方法なら Ok。ハンガリーは、本人希望の場合のみ、Ok。

自殺幇助を認めている国は、スイス、カナダ、オーストラリア、スペイン、ニュージーランド、コロンビア、アメリカ合衆国中、ワシントン州、オレゴン州、バーモント州、モンタナ州、カリフォルニア州。

イタリアは、どちらも認められていないが、場合によっては、何もしないで死を迎えさせるという方法では、Okが出たケースもあったようだ。手助けした人は、罰を受けなかったようである。

Italia :

120万人の署名が集められ、今朝 ローマにある 破棄院に提出された。目的は、国民投票でもって、安楽死/自殺幇助の合法化を願う為である。代表者の中には、2017年 2月27日に、スイスで 自殺幇助で亡くなった ディスクジョッキー Read more

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知っていてもいいかな 2022年1月18日火曜日

Italia -ローマ 市長の選挙時の約束 :

ローマは、ゴミの回収が絶望的といってもいい位に 遅れている。根本的な、廃棄物処理場の問題があるのだが、Gualtieri 市長が 、市長選挙の際に、この事にももちろん触れていた。というので、少しでも、と思ったのが この度 実現の運びとなった。11月22日~1月9日までの期間中、ゴミ収集作業員に 特別ボーナスが 給料に加算される事になったのである。この期間 無欠席で働いたゴミ収集作業員は、税込みで 300€ ( 3万9200円位 ) 加算される。最高3日間欠席したら、260€ ( 3万4000円位 )の加算。5日間は200€( 2万6000円位 )。この為に 300万€ ( 3億9116万円位)が、予算として組まれたそうだ。

(2021年11月19日付け)

Italia – 上述の続き :

ゴミは相変わらず 積もっているので(少々 頑張っても間に合わない位にあるので)、新たなボーナスが ゴミ収集作業員に用意された。クリスマス時期 (というと、たぶん 12月24日と25日かな…)、26日(祝日 サントステファノ..最初に殉教した聖人 )、1月1日、6日 Read more

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そぞろ歩き(愛されたイタリア人)2021年1月15日土曜日

。。。そろそろ、イタリアのMattarella大統領の任期が切れ、まもなく 新大統領選挙が、今月後半に始まります。いつだったか、Mattarella大統領がどこかを訪問していた際に、1人の子供が何かを質問したら、彼は、私は年を取ったので もう疲れたからこれ以上は したくないと答えていました。

7年間が、大統領任期ですが、Mattarella大統領は 80才 。大統領というのは、やはり それ相当の年令でないと、安定感に欠ける雰囲気があるし (では、Macron大統領は、どうかって ?….さあ….)、かといって7年間というのは やはり長いですね。私が茶の間に座っている間に、彼は今日は シエナ、明日は アルジェリアと、飛び回っているのですから、又今日は女性を守ろう、明日はボランティアの人は素晴らしいなどと、毎日どこかでスピーチをしている姿を見ると、健康も頭脳保持も、中道左派も右派も考えながら、と 並大抵では ないと思います。

次期の候補者選びは、難しいようですが、大統領というのは、国で 最高の権利を持つわけで、戦争を始めるのも、法律施行も、彼のサインでOkになるという、軍隊の最高位にもいるわけで、なりたい人には、たまらない魅力でしょう………..ですから 誰がなってもいいというわけではない、しかも国民が直接に選ぶのではなく、国民が選んだ政党 ?! の 議員達が選ぶという…..納得出来ない…..ずいぶん前に 候補者探しの時に、ソフィア ローレンはどうだろうか、なんて言う冗談みたいな声も聞かれたという事ですが…..今回もまた、嘘でしょうみたいな声も 飛び交っているようです…..

さて 大統領の職というのは、イタリアが共和国になった 、第二次世界大戦後に生まれたのですが、国民に愛された大統領というと、やはり あの人が、あげられるでしょうか….。。。

Sandro Pertini サンドゥロ ペルティーニ (1896年 生 ~ 1990年 没 93才 )

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2年経ってどうなった ? 2022年1月13日木曜日

。。。Postino “クリスマスを救おう !” 2021年11月25日木曜日、で、市バスや市電に乗る人のグリーンパス提示/検査は難しいと、書きましたが、いよいよ実行に移されている今日この頃です。考えてみれば、地下鉄は 改札口の所に 係員か警察官がいればいいわけで、実際の電車の乗り降り中は、グリーンパスを持っている人達だけが、構内にいるのですから、まあ問題ないですね。良く考えないで記事を書いてしまいました 、ごめんなさい。しかし 全部の駅の改札口や、市バスの乗車口に検査人配置なんて、出来るのかしらね…..自宅隔離の為に、係員の数も少し減っているらしいので、問題は尽きないようです。。。

Italia – FFP2 マスク(防じんマスク) :Figliuolo ワクチン接種運動責任者と薬局協会の話し合いがついて、このマスクの値段が、75セント(約97,70円)に決まった。あとは政府が援助するのかな…. 2年前、手術用マスク(医療用マスク)が50セント(約66円)、FFP2 マスクが2€ (約263円)だったのを、思い出す。

(1月3日付け)

。。。FFP2マスクの値段は、必ずしも75セントでなくてもいいので、それぞれの薬局で バラつきが見られ るようです。。。

キプロス- デルタクロン :新変異ウイルス が見つかった。SarsCoV2ウイルスの一つの株で、デルタ株と オミクロン株が組み合わされているので、デルタクロンと、名付けられた。Kostriki 教授 (キプロス大学の生理科学部教授、分子ウイルス学バイオテクノロジー研究所所長 )チームよりの報告で、すでに 25件 発見されている。

(1月8日付け)

Italia – デルタクロン ?:

上述の デルタクロンだが、もしかしたら 研究所内での Read more

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