ガイドはつらいよ(トイレはどこ ?)

ガイドはつらいよ(トイレはどこ ?)

観光中、最も苦労するうちの一つに、トイレタイム、があります。近頃の観光は、時間内に 訪問する箇所が多ければ多いほどいいらしくて、トイレ ? そんなもんは、現場で考えてくれ、という事になる。3時間観光中、最低1回は行きたい。それがお客様から、2、3回目の希望があると、もうお手上げになります。

1回目に、トイレタイムを設ける時は、グループの人達に、ここで行かなかったら、観光中もう行かないですよ、と言わないと、後で 、ここで一人あそこで二人、なんて言われると、どうしようもなくなります、というので、だいたいの場合、トレビの場所は観光コースの真ん中辺にあたるので、トレビの泉でコイン投げ、アイスクリーム、トイレ、で約 20分間前後位の時間を設ける。その20分間に、トレビに関しての文化的な説明、アイスクリームやトイレに関しての要領…. なんて説明していると、時間がその分削られていくわけですから、もう大変。時々、「トイレの泉」なんて、口走ってしまったりする。

2回目になると、もういけません。添乗員さんがいるグループの場合だと、私は観光を進めてグループと共に 歩いて行ってしまい、添乗員さんとお客様に、トイレの為に抜け出てもらい、追いついてきてもらう。ただ、添乗員さんは グループ全員の方のお世話をするのですから、貴方だけの専属ではない、というのを頭に入れないといけません。グループ一人一人の問題の度合いを見て、大丈夫そうだったら、一緒に来てくれるかもしれない、と柔軟性を持って考えるのが、旅を楽しくするコツです。

添乗員さん無しのグループだと、どうするかというと、近くのbarバール(=喫茶店)に行ってもらい、その時の場所によって、道路がわかりやすかったら 私達は そのまま歩いて行き、トイレの後で、お客様に追いついて来てもらう。道路が複雑だったら、そこでグループは止まり、これから行く観光地の説明をしたり(トイレに行ったお客様は聞けないだろうが 仕方がない….. 何 ? イヤホーンがあるから聞こえるだろうって ? …. あなた、ねえー、本人は異国のbarに飛び込んで、どこにトイレがあるか、ウエイターは親切だろうか、お腹は痛むわ、という時に、「 パンテオンは2世紀に….」なんて聞いてられますか ?! )、レストランに入っての ぼられない要領(次回に言いましょう。何だか 次回、次回が多いですね。筆者も混乱してきます…. エッ? そのまま次回なんかなくって、逃げ切ってしまうのかって ? サア…. )などを話します。

で、barでトイレを借りる、という事ですが、あれ、実は無料、トイレチップなんて置かなくていいんです。barの義務となっています、これが建前。本音は、トイレを貸すと汚れる、トイレットペーパーが減る (トイレ自体は あくまでもそのbarの客の為にあるのですから) 、という事で、bar 側は、いい顔をしない。では、マアチップでも置きましょうか、又は最低の物でも注文する、キャラメルでも買おうか、という発想になってくるわけです。barに入って、「 Buongiorno Read more

Read More

又々渦中のFontana知事

又々渦中のFontana知事

。。。イタリアでは、Lombardia 州(Milano市などを含む)が、一番感染者が多かった州だが、その州の知事が、このAttilio Fontanaアッティリオ・フォンターナ氏だ。彼については、Postino “Lombardia州知事への脅迫”6月12日付け、で触れたが、今度は、汚職した、いや あれは贈り物だったんだ、という事で、渦中の人になっている。。。

事の始まりは、TV報道番組”REPORT” の中で、Dama 会社が、ARCA(Lombardia 州が購入する品を、管理/検査するLombardia 州部局) に、51万3000€ (約6300万円)相当の、医師や看護師の白衣やマスクなどを、寄贈するという、普通では考えられない件が、取り上げられたからである、という事で、Milano検察庁が 捜査を始めた。Andrea Diniアンドゥレア・ディーニ(Dama会社の責任者で、会社は、Paul&Sharkのブランド名で知られる スポーツ洋装品会社で、糸の選択から洋服の出来上がりまでを手がけ、世界に支店がある。彼の姉が、このFontana知事の妻であり、妻は Andrea氏と共にDama会社の責任者でもあり、10%の株も持っている。)(7月8日付け)

Dama会社社長は、「 白衣等を売る話があって、その後 自分は会社にいなかったので、途中から寄贈にするという話が正確に社員に 伝わらず、実際に手続きをすすめた社員が、間違ってしまったのだ。」と説明をした。

Fontana知事が、弁護士に言うには、「私がこの事(Dama会社が51万ユーロで、白衣等を Lombardia 州に売る事が成立した)を知った時に、いろいろな誤解を避けるために、寄贈という事にしよう。しかし途中から寄贈にするという事は、 Dama社長に迷惑をかける事になるので、お詫びの印として、幾らか損害賠償金を私の個人口座から25万ユーロ(約3090万円)を 送った。」(7月25日付け)

7万5000枚の白衣を寄贈する中、2万5000枚は、まだ未配給らしい。

白衣配給の注文を、Dama会社は、何故か入札無しで、手に入れる事が出来たので、ARCAの責任者も、事情を説明する為に、警察に出頭している。

Movimento Cinque Stelle モヴィメント・チンクエ・ステッレ(5星運動)政党が、Fontana知事を非難している。「この所、知事は何故か知らないが、州議会に欠席している。マスクから成人用おしめまで、州が購入するとか、そうではない寄贈だとか言われている不明な点を、明らかにしてほしい。そうなると、エキスポ跡に立てられた病院も何かあったのかもしれないという疑惑もわいてくるので、釈明してほしい。」 (7月26日付け)

530万ユーロ( 約 6 兆5500万円) のFontana 知事の貯金が、バハマの銀行からスイスの銀行に移されており、Fontana知事は、 Read more

Read More

小新感染 3 (まだまだ)

小新感染 3 (まだまだ)

Spagna スパーニャ(スペイン)のCatalognaカタローニャ州で、一日だけで、590人の新感染者を出した。大部分の感染者は、バルセロナとその近郊からで、349人である。マドリッドの数字は、今一つわからない。入院中の感染者数は、マドリッドの方がバルセロナよりも多いのだが、政府は、マドリッドに関しては、4つの感染場所だけ、発表している。(7月21日付け)

イギリス政府は、スペインからイギリスに帰ってくる人々に対して、2週間の隔離期間を課せた。この最後の週に、スペインで新感染者が増加した為である。このことを書いているのは、イギリス日刊紙Daily Telegraphであり、運輸省から聞いた話しらしい。(7 月26日付け)

Spagna で、1153人の新感染者を記録した。5月2日に1178人を記録して以来の多大な新感染者数になった。最も多い地域は、Aragona(aragon) 、Catalogna、Madridである。(7月29日)

Italia Pesaro Urbinoペーザロ・ウルビーノ県は、アドリア海に面し、丘々に囲まれ、砂浜で有名である。この県にMontecopioloモンテコピオーロという、1000人くらいの住民の村があり、そこでお祭りが行われた際に、1人の感染者がいたらしく、5人に伝染、3人がPCR検査をしたもののハッキリとはわからないが、一応の症状が見られる、あとの70人が隔離されて、隔離期間に入ったという……。。。一人の為に、皆しょうぎ倒しという所。。。 (7月26日付け)

ベトナム政府は、8万人に対して避難するように、命令した、というのは3人の新感染者が、発見されたからである。その場所は Danang ダナンという海沿いの観光地で、たくさんのベトナム人観光客で、にぎわう所だ。避難の為に、政府は飛行機100便を用意して、Danang から各ベトナムの街へ人々を送り届けるつもりらしい。(7月27日付け)

中国は 19日に、61人の新感染者を出した。その内の57人が中国内での感染、4人が中国外からである。3月6日に 75人の新感染者を出して以来の、今回の多大な記録となった。感染場所で 最も多いのが、41人で Xinjiang シィンヂュヤァン(グ)(中国最西部の省)からで、この省は危険地域になっている。14人はLiaoningリョウネイ(中国東北部の省)から、2人がJilin省からである。 (7 月27日付け)

ドイツの バイエルン州の、ある農園の500人の労働者達が、隔離期間に入った、というのはそのうちの174人が、新感染者である事が、わかった為である。

(7月27日付け)

ドイツに、新感染者増加を もたらせたのは、我々ドイツ人が、コロナ予防に関しての規制を、ゆるめてしまったからであり、とても心配している、と語っているのは、ロベルト・コッホ研究所(ドイツの保健省の下にある)の第一人者、Lothar Wielerローター・ワイラー氏である。現在 ドイツが、第二波の最中なのかどうかは、わからない、とも 付け加えている。(7月28日付け)

香港最後の24時間で、145人の新感染者を出した。この結果、マスク着用、2人以上の集まりは駄目、レストランは、take out だけという規律を、今一度徹底させている。Matthew Cheungマシュー・チャン香港行政長官は、この香港のコロナ危機を、重く見ている。(7月27日付け)

Read more

Read More

ウイルス対策は ?

ウイルス対策は ?

オックスフォード大学のJenner研究所と、Irbmイタリア( Postino ワクチン開発5月23日付け参照)の共同開発している ChAdOx1ワクチンは、56日間のテスト中、免疫と抗体(免疫の元になるもの)を強く誘発した。

この結果報告が、Lancetランセット(週間医学雑誌)に、発表された。

ただこのワクチンを、確実なものにするには、まだ研究の余地があるようだ。(7月20日付け)

上述したワクチンは、今年中に間に合わせたいとは思うが、確かではない、といっているのは、Sarah Gilbert(主要研究者メンバーの一人)である。「うまくいけば年内に配給出来ると思う。次回のテストも成功すると思う。その結果、大量配給が出来るように、管理調整部門 ( ヨーロッパ連合国においての、医薬品分野を受け持つ) は、緊急使用として、可能な限り早く認めないといけない。」 と 述べている。( 7月21日付け)

イタリアのCampania州

「 外国からやってくる人には、隔離期間を義務づける。そして地方保健局は、隔離させる為に必要な建物、例えばホテルなどを見つけないといけない。」と言っているのは、Campania 州(Napoli, Capriなどがある)のVincenzo De Lucaヴィンチェンツォ・デ・ルーカ知事である。だからこの条例は、Campania州内で効力を発する。(7月25日付け)

上述の知事が、「 室内では、マスク着用が必須であり、それを破った人には、1000ユーロ( 12万3000円位)の罰金が 課せられる、」という条例も出したのであるが、その最初の罰金者3人が、出た。幾つかの商業営業店の中で、見つかったのだが、営業店自体も閉めないといけないのかどうかは、まだハッキリしていない。Salernoサレルノ市の、Vincenzo Napoliヴィンツェンツォ・ナポリ市長がじきじきにやって来て、コロナウイルス対策が守られているかどうかの 検分をした。

Salerno市… Sorrentoソッレント半島が 地中海に突き出るようにある、その半島の 北の付け根にあるのがPompei だが、南の付け根にあるのが このSalerno市だ。大学街であり、海岸沿いの風光明びな 地である。(7月25日付け)

Milanoの地下鉄の駅、 Porta Garibaldiポルタ・ガリバルディで Read more

Read More

Capri !!!

Capri !!!

Capriでは、週末の人混みがすごいというので、Marino(名前、この名前は名字としても使われるので、少しまぎらわしい。男の子名には Marinoでいいが、女の子は Marinaとなる ) Lembo(名字)マリーノ・レンボ Capri 市長が、手紙を書いた。宛先は、Campania 州知事と、警察首脳陣である。状況把握の為、又 港での乗り降りや 町の中心地などをより良くコントロールしたい為、警備員の増加を願いたいというのが手紙の内容である。(7月19日付け)

Capri市長は、週末にマスク着用の条例を出した。期間は、7月31日までで、時間は 18:00~翌朝の4:00までとなっている。(7月21日付け)

Capri で、この週末(7月18日~19日)に、 3人の若者が 感染している事がわかった。彼らはローマからやってきた8人グループのうちの3人であり、casa vacanza(カザ ・バカンツァ = 一軒の家やアパートを、全部なり、部分的なりに貸す。台所があるのがいい ) に滞在していた。すぐに、地方保健局により、コントロールが 始まっている。(7月23日付け)

Postino の若気の至り:

Capriは古くから、避暑地として知られてきました。アウグストス皇帝 ( 初代ローマ皇帝。イエス・キリストと同時代の皇帝) も、晩年はCapri で、過ごしたりしたぐらいです。

もう20年位前になりますが、その頃 私はNapoli/Pompei 日帰りツアーの仕事もしていました。ただ今ほどはCapriはあこがれの地としては、日本人にとらえられてなく、Pompei が やはり目玉商品でした。

ある日Pompei 見学の後、Napoli Read more

Read More

第二波 どころか、まだ第一波 ?

。。。

第二波 どころか、まだ第一波 ?

現代は 鎖国の時代でもなくなったので、例えばイタリアだけ 感染者ゼロになっても意味がない、皆が良くならないと。。。

アメリカ合衆国のTrump 大統領の話しだと、「 マスク着用は必要ではないと思う。衛生局や免疫学者のAnthony Fauciアンソニー・ファウチ氏の指示には、従えない。」という事らしい。更に、「 マスク着用を否定は出来ないが、国民の自由を尊重したいので、国の法律にしようとまでは、考えられない。」と述べた。最後の24時間中のアメリカ合衆国の全新感染者は63698人 にも、達する。(7月18日, 19日付け)

アメリカ合衆国の中でも、Floridaフロリダが、1日だけで、1万2478人の新感染者を出した。18日夜から、Miami Beachマイアミ・ビーチで夜間禁止令(20:00~朝の6:00まで)が出され、夜間の若者の密集を避けたいらしい。少なくとも1週間は続くそうだ。(7月20日付け)

Trump 大統領が、彼自身がマスク着用をしている写真を、twitter に載せた。彼自身も、 コロナ危機に対して闘っているという事を 示したいわけだ。

。。。彼は 一旦言った言葉を撤回しないといけないわけだから、傷つき起き上がりながらも 「中国の見えないウイルスが」と一言 中国を強調するのを、忘れない。。。「 我々アメリカ国民は、中国からの見えないウイルスと闘うために、一丸(イチガン)となって向かっていっている。たくさんの人が言うのには、マスク着用というのは、一定の距離を保てない場合にするべき物で、愛国者の表れである。あなた方の愛する大統領ほど、愛国者は、いないのですよ !!」ということで、自身のマスク着用写真を掲げた。。。。倒れても、タダでは起き上がらない、というのが、真の愛国者がするべき事なのかな。。。(7月20日付け)

ルーマニアについて :最後の24時間中、ルーマニアは又新しいレコードを記録した。すなわち889人の新感染者を、出したのである。一日前は、799人だった。この国では、この伝染病が始まって以来の最大のピークを迎えたことになる。バルカン半島では、ルーマニアが最大の感染国になっている。

これだけ広がった原因としては :

1) コロナ危機に対しての、市民意識の低さ。2月27日に、最初の感染者が出た時、感染しない為の注意事項が 一応国民に伝えられたが、危機感というものは、まだ感じられなかった。一ヶ月後、バルカン半島の他の国々の感染者数を合わせた人数が、ルーマニアの一国に匹敵するという数字が出た。ルーマニアの位置を地図で見るとわかるのだが、ヨーロッパとアジアの中間点にある。Romロム(ジプシー、正式にはロムと呼ばれる)達の故郷のひとつでもあるこの国へ、Rom達が ヨーロッパからワーッと里帰りして帰って来た。彼等がいたヨーロッパの各国が, lockdown に入ったので、大量に戻って来たのだ。で、彼らは、政府が無気力なのをいいことにして、戸外パーティーや葬式、結婚式などを行った。片やアジア方面からは、難民、移民達(シリア人、パキスタン人などなど)がこれまた何百と入ってきた。彼ら達全員の身元調査をしたくても、言わない、隠れる、逃げる、で収拾がつかない。

2)政治家達がコロナウイルスに関して、認識が甘く、危機感が低かった。

3}危機感が低かったのだから病院もまた然り。設備も整っていない、それに加えて、医師達、看護師達、医療従事者達が次々に感染していく、つまりは、病院が感染源になってしまった。ので、2つの大病院が Read more

Read More

ガイドはつらいよ( 試験当日)

ガイドはつらいよ( 試験当日)

イタリアでは、お客様にガイドをするのに、ライセンスが必要です。国がその為に、国家試験を設けるわけですが、管理するのがあまりにも広範囲過ぎるのか、又はそれぞれの名所旧跡で、条件が違うので 一律に決められないからか、とりあえず国が州に任せる、一時は県に任せたりしていました。

ガイド試験は、筆記と口頭です。筆記はテーマを4つぐらい 主催者側が用意し、受験者は、書けそうなテーマを選ぶ。古代ローマの街道だとか、芸術家、古代ローマ末期時代などなど。(最近の試験は、クイズが主になってきています。この事についても いつになるかわからんが、次回で述べたい)。

ところが、私の学生時代の日本での試験というと、ペーパー テストで、いろいろな質問に細かく答える、又は穴食いテストで埋めていくという方法だったので、この全部白紙、何も印刷されていない紙、を見ると、どこから手をつけていいのやらで、 恐ろしいのもいい所 !!! しかもイタリア語で書かないといけないなんて !!!

その点イタリア人は、テーマを書く、説明をする、というのは、授業中に訓練されてるだろうから、 慣れているみたいだし… … それにもまして優位なのは、母国語で書けばいいのだから、イタリア人よ、これで受からなかったら、もうガイドを目指すのはやめてもいいんじゃないの、なんて言いたくなる…… と、ある事ない事を ブツブツ言いながら、しばし白紙 と、にらめっこ………

この試験に備えて、仕事も休み、講義にも通いと、それなりの事をしたのですが、そんなもん、座った途端に どっかに吹っ飛んでしまった !!

要は、私としては、授業中に 日本語で説明するという訓練が出来ていないから、例えば「冷蔵庫を説明しなさい」と聞かれて 簡潔にまとめてすぐに説明するという事が出来ていない、そういう時に使う言葉 が出てこない。そうするとそういう基礎がないものだから、イタリア語の文章作成も あやしくなっていく….

それに加えて、その日の朝、初めてギックリ腰になったのです !!!息も止まり 腰も割れるかという痛みが私をおそった、話には聞いていたが「なんで今日という今日に 起こらねばならんのだ、神も仏もないものか !!!」 と、とりあえず呪った。そしてその瞬間、仕事しないでという事は、お金 が入らなかった、講義代も馬鹿にならなかった、家族にも迷惑をかけた、という意味だったので、そういう日々が走馬灯のように わーっと押し寄せてきて走り過ぎ、「 これはイカン!」 とロッキー受験者は立ち上がった !!!(とは言っても Read more

Read More

今日この頃

今日この頃

MilanoのLinateリナーテ空港が、7月13日に開く予定だ。その旨を、イタリア民間航空局(ENAC) が、Milanoの離着陸管理会社(SEA) に通知した。Linate 空港は、3月16日から閉まっていた。空港が開くと、1時間につき、5つの到着便と、5つの出発便が運行となる。(7月9日付け)

6月は、ホテル業界は去年の同じ月に比べて、80、6%のマイナスになった、と言っているのは、ホテル協会(Federalberghi) である。外国人観光客の滞在は、93、2%のマイナス。イタリア人観光客のそれは、67、2% のマイナスとなっている。6月にホテル関係での失業者は、11万人と言われた。従って、観光業界にとっては、普通状態に戻るには、まだまだ時間が、かかりそうだ。(7月9日付け)

WHOが、Covid-19の発祥を研究する為に、中国に専門家グループを派遣する事にした。この数ヶ月この伝染病の発祥についての議論が沸騰した為だ。下準備は終わったので、後はもう行くばかりになっている。相手側の中国人専門家グループと共に研究をして、ウイルスが、直接 又は間接的に、動物から人間に感染したのかどうかを実証するのが目的である。(7月7日付け)

Roberto Speranza保健大臣 が、「コロナ伝染病危機が高まっている13の国々からの、イタリアへの入国を禁止する」という処置を取った。誰が対象かというと、最後の14日間に、その危険な国に滞在したか、又は通過したか、という人である。危険な国というと、アルメニア、バーレーン、バングラデシュ、ブラジル、ボスニアヘルツェゴビン、チリ、クウェート、北マケドニア、モルダビア、オマーン、パナマ、ペルー、ドミニカ共和国 である。「この数ヶ月の多大な犠牲、努力を、無駄にする事は出来ない」とも大臣は、付け加えている。(7月9日付け)

l’App Immuni を使用して、陽性患者を見つけよう、という事で、イタリア全土で使用可能になったと、Postino6月13日付けで書いたと思うが、結果は、思ったほどではないらしい、と言っているのは、緊急コロナウイルス特別委員のDomenico Arcuriドメニコ・アルクーリ氏である。要は、コロナウイルスが伝染し始めた頃にやったら、効果的だったに違いないが、一応ピークを過ぎたので、陽性患者に出会うというのは、ひんぱんではなくなってきている中、人々は緊張感もなくなり、緩慢になってきていることでもあるので、l’App Immuniに気をつけて歩くと言うのは、忍耐が必要になってきている。伝染病初期に使用すると、効果があるだろう。(7月10日付け)

7月11日から、Lombardia州(Milanoがある)で、il calcettoイル・カルチェット(フットサル=サッカーに似た競技で、5人選手)をしていい事になった。Attilio Fontana 知事による新しい条例である。要は、チームを組んで行うスポーツ、身体が接触するスポーツ、チームを組まないで一人でするスポーツ、などであるが、症状のある人、熱が37,5 度以上ある人は、もちろんダメ。ディスコテカやダンス ホールも、営業していいが、戸外でやる事が条件である(7月10日付け)

Read More

小新感染(どうしても起こる)。。2

小新感染(どうしても起こる)。。2

日本の皆様へ 、JASGA より

『 集中豪雨の事、イタリアのTVニュースで、知りました。心が痛む思いです。いっときも早く、少しでも より良い状態に皆様がなられますように、祈っています。』

Romaで、7月6日現在で、14人の陽性患者が発生した。その内の1人はドイツ人である。14人のうち、13人が飛行便でFiumicinoフュミチーノ空港に着いた人々で、その内の12人はバングラデシュ人。

ASL (地方保健局)Roma 1の発表によると、取り扱った患者のうち、6人は、Daccaからの飛行便で入ってきたと思われる。この6人のうち 4人は同じ住居に住んでいる。ASL Roma2の報告だと、6人患者のうち全員がバングラデシュ人で、その内の3人はやはりDaccaから。あとの3人は、住居から直接に救急病院にやって来た。ASL Latinaラティーナ(Roma市から地中海沿いに70kmさがっていくと、Latina県の県庁所在地Latina市がある) 1人の インド人女性が、インドからFiumicinoフュミチーノ空港に再入国して、隔離期間に入っていた。

Roma 医療速報Spallanzani スパッランザーニ病院 (Romaの専門伝染病病院で、権威が高い)7月6日現在… 85人が入院中。そのうち、42人がハッキリと陽性患者とわかっている。42人中4人が集中治療室。85人中、43人はテスト後の結果待ちの状態。

Lazio州(Romaがある)Nicola Zingaretti ニコラ・ジンガレッティ知事の7月6日付けの条例 :「Daccaから来る飛行便の乗客は、血清検査を義務付ける。この検査は、ASLROMA3(Fiumicino空港を含む地域の地方保健局)が行う。隔離期間を過ごせる場所がない人は、ASLRoma3が提供する。

Roberto Speranza保健大臣が7月6日付けで法律を出した。すなわち、バングラデシュからの飛行便を中止するという内容である。一週間続く。従って、6日についた便が最後になった…… 陽性患者を出した便は、たぶん5日着の便だと思う…… そしてこの一週間、保健省と外務省は、UE(ヨーロッパ連合国)以外からイタリアに入国する国に対しての、新しい対策や規定 を協議する事になった。

カタールのドーハから今日(7月8日)、Fiumicino空港に飛んできた飛行機の中に、200人の乗客がいるが、その内の125人は、バングラデシュからの乗客である事が分かった。だが6日に、Speranza保健大臣が出した法律により、彼等は降りられないハズである。この危機にあたり、イタリア民間航空局は、この法律を徹底させないといけないようだ。

事実、この125人は、降りるのを拒否され、そのまま その飛行機で、ドーハに送り返された。200人中、残りの75人は、他のターミナルから遠い、ターミナル5に移されて、隔離期間にはいった。

Veneto 州(Venezia あり)でも、64才の男性が、恐怖を振りまいている。実業家で、セルビアから、彼の街、北イタリアのSossano Vicentinoソッサーノ・ビチェンティーノへ戻ってきたが、発熱していたのを隠して、仕事、家庭生活、会合、友との団らん、と通常の生活を続け、葬式にまで出席したという…. 息子は、信じられない ! と、言う言葉もない。Veneto州のLuca Zaiaルカ・ザイア知事は、この男性64才を告訴した。現在この父親は、集中治療室にいる。

これにこりたらしく、Veneto州は、「コロナウイルスを他の人に感染させる恐れがあると感じた人は、14日間の在宅隔離を義務付ける」と発表した。この在宅隔離中に陽性と認められたら、もう14日間の隔離が義務付けられる。(7月6日付)

    Read More

    コロナはどこから?

    コロナはどこから?

    Lombardia州のAttilio Fontana 知事が彼のfacebookに載せた所によると:「血清学研究や その後の医師診断書を見てみると、すでに何ヶ月も前から、コロナウイルスが、イタリアで存在していた事が確認される。医者達は、最善の努力をした(….. から、彼らのせいではないという意味かな?…..)。もしもMalaraマララ女医が、政府の書類を無視しなかったら、ウイルスは発見されていなかっただろう。(彼女が、最初にイタリアで、第一号コロナウイルス患者を発見した医者である)」と述べている。

    …… Fontana知事が強迫の手紙を受け取った事は、以前Postinoで述べたと思う。彼はウイルス騒ぎの責任は、政府にある、州には無いと言いたいのかな?医療関係において、政府と州の責任の境界線は、問題点としてずーっと尾を引いている…. (6月30日付け)

    「110人の、原因不明の肺炎患者が、すでに去年の11月から今年の1月にかけて、Alzano Lombardoアルザーノ・ロンバルド(北イタリアの町で、元々の感染源場所の一つ)病院に、入院していた事がわかった。現在Bergamoの検察局が、緊急管理上において、問題があったかどうか、調べている」と言っているのは、l’Eco di Bergamoレコー・デイ ・ベルガモ (Bergamo県の代表的な日刊紙)であり、「 ASL アズル(….. 頭文字の組み合わせだが、要は地方保健局….. )が、Niccolò Carretta ニッコロー・カッレッタ(Lombardia州顧問)氏に差し出した書類によって知られてきている。Carretta氏はその事について、調査する旨を断固要求した。」とも述べている。(6月30日付け)

    中国人の調査団が、インフルエンザH1N1と似たようなウイルスを、発見した。このH1N1は、2009年の大伝染病をはやらせたウイルスであり、調査団は豚の中に原因となる要素を見つけて隔離した。この調査団は、伝染病の元になる強力なウイルスを、発見、探求、監視する目的で生まれ、長年に渡って活動している。この調査の結果は、アメリカ合衆国の雑誌である科学アカデミーに発表された。 (6月29日付け)

    スペインのウイルス学調査団が、コロナウイルスらしき物を、Barcellonaバルチェッローナ(バルセロナ)の下水から採ったサンプルの中に発見したが、これは、2019年3月に採集されたものである。もしもこの調査が認められたら、コロナウイルスは、WHOがこのCOVID-19を、大伝染病と宣言した1年前から、広がっていた事になる。 (6月27日付け)

    中国の内モンゴル自治区の医療当局は、peste bubbonicaぺステ ブッボニカ(….. 日本語ではなんと言うの?….) の疑いのある人を隔離し、検疫期間に入らせた。この患者はバヤンノール市の羊飼いであり、容態は一定している。当局は、狩猟禁止、野生動物食禁止(特にマルモット)を言っている。(7月6日付け)

    Read More