航空会社の苦難

航空会社の苦難

「飛行機の席数について、再び考え直す余地があるのかどうか ? 」という質問に、Speranza保健大臣は、「今 科学技術委員会は、その問題について、検討している。私の方針は どういう事か、先の記録書を見てくれたら、ハッキリわかると思う。」と答えた。(8月3日付け)

イタリア民間航空公団が、ライアンエアー(Ryanair= アイルランドの格安航空会社)に、数日前に手紙を書いた。その手紙を書いたというインフォを、アイルランドの権威筋にも、同時に送ってある。手紙の内容は、 「イタリアは、コロナ危機に関して、乗客を保護しなくてはいけない衛生上の規律を、法律として発行したが、貴社はくり返し違反している。もしも、これ以上言う事を聞かなかったら、イタリアの空港での離発着は、出来なくなるだろう。」という事である。(8月5日付け)
民間航空公団(ENAC) = イタリアの インフラ/運輸省管轄下にあり、民間航空部門での、技術的な事や 認証、監視について 権限を持つ政府機関。1997年に設立。

。。。少し古くなるが。。。

ルフトハンザ航空会社は、ドイツ国内で働くこの会社の労働者のうち、 1 万1000人の首をきらないとやっていけないという危機に面している。このニュースは、ドイツ政府が差出した救助案を検討する株主総会で、いろいろと協議され投票された数日後に流れた。
失業者の対象として、2600人のホステス、1500人の地上係員、600人のパイロットも、含まれている。
ルフトハンザ航空会社としては、出来る限り失業者数を、おさえたいと言っている。(6月16日付け)

ルフトハンザ航空会社と、UFO( 客室乗務員組合 )の代表者達が協議した結果、5億ユーロ( 約624億円) を節約する事に、一致をみた。
まだUFOに属している組合員全員に、承諾を得ないといけないのだが、賃金凍結 、飛行時間の減少、早期退職パッケージ、客室乗務員の無給休暇、などが対象になる。(6月25日)

UE委員会は、60億ユーロ( 約7兆488億円)の資本増強をルフトハンザにしようというドイツ政府の計画に、Okを出した。
これは、国を援助する為に、一時的ではあるが、UE委員会で 2020年3月20日に決められた援助枠内で、認められた方策である。
この事に平行して 強調されたのが、他の航空会社を保護する為に、フランクフルトやモナコの空港で、1日につき最高24回の離発着が出来る権利を譲歩する事なども、必要条件として、付け加えられた。(6月25日付け)

Postino 6月22日付け “各国あれこれ6” で、Conteコンテ首相のAlitalia についての見解を述べたと思う。その時にAlitalia は, newco Alitaliaニューコ・アリタリア(合併会社Alitalia) として、出発した。
さて、「 newco Alitaliaの大切な点は、中断、中止、という事である。つまり、これまでのAlitalia の延長としてとらえていったらダメ、という事だ。新しい会社は、ゼロからやり直す。」と言ったのは、インフラ/運輸省の Paola De Micheli ( De Micheli デ・ミケーリ が名字 ) であり、「 Fiumicinoは、コンピューター系統の本部として、相変わらず拠点をおく。」
更に、経済発展省の Stefano Patuanelliステファノ・パトゥアネッリ大臣も、「中断、中止というのは、会社を解体する事ではない。」と述べた。(6月23日付け)

今月8月に出る首相令で、Alitalia についての具体的な案が提出されて UE委員会に計られ、もしも受け入れられなかったとしたら、Alitaliaは、売りに出される事になる….
。。。連合国として所属するというのは、自国だけでは、決められないんだ。。。