反プーチン派出現？ 2022年8月30日火曜日

ポスティ―ノ

。。。これまでのウクライナ戦争の状況を見ると、プーティンを始めとする、ウクライナの独立を認めたくないロシア人達が攻撃をして、ウクライナが受けて立つ、ウクライナはロシア領土には侵入しないという変わった戦争ですが、このパターンが崩れて、テロのような事件が起こりました。まだ捜査の最中で確かなことがもう一つわかりませんが、又わかったとしてもそうでないかもしれませんが…..今まで地下で密かに工作されていたことがいよいよ地上に出始めた印なのか、そうではないのか…..とりあえず起こった事についての流れを、把握しておきたいと思います。。。

8月20日真夜中 :

モスクワ郊外で、走っていた車が一台爆発、その中で運転をしていた Dariaさんが爆発に巻き込まれて死亡した。彼女は、プーチン大頭領の理論的指導者であるアレクサンドル・ドゥーギン氏 Aleksandr Dugin の娘である。

ウクライナ政府の仕業だとの線が出ているが、ウクライナ政府は否定している。反プーチン派グループの仕業だ、との声も聞かれる。

何人かの証人は、爆発の後車は横転し、道路外へ転がり出た、と言っている。救助隊員が駆けつけて、焦げて見分けのつかなくなった遺体を引き取った。車のそばで、絶望的な父親の姿が映し出されていた。

今回の事件について、まだ仮定の段階だが、可能性のある理由としては、Dugin氏を暗殺する計画だったのだろうとの事だ。本来なら Dugin氏自身も娘と共の車に乗るはずだったのが、最後の瞬間で別の車に乗ったらしい。

Duugin氏は、その夜 “伝統と歴史” というテーマで講演会を開き、TVのコメンテーターである娘のDariaさんは、ゲストとして招かれていた。

Aleksandr Dugin氏は、何人かの政治家の顧問をしているが、元々哲学者で、反西洋国・最右翼・*新ユーラシア主義,などを唱えている。

*新ユーラシア主義…..ユーラシアとは、ヨーロッパ + アジア。ロシア人が、自分は誰か、と考える場合、ヨーロッパ人でもないアジア人でもない、自分達独自の文化を創造していく、欧米からの自由主義の押し付けにも対抗するという主義らしい。

8月21日 :

「ウクライナは、今回の Dariaさん暗殺には、関係しない。」と、宣言しているのは、Zelensky 大頭領の重要な顧問である Podolyak 氏である。「我々は、ロシアのような犯罪国ではない、テロの国では絶対ない。」と、国営TVで、発表している。

。。。ここまでは、何が起きたかわかったが、さてこれからが…….。。。

8月22日 :

今まで知られていなかったグループが、今回の、Daria Duginさん暗殺についての声明を発表した。このグループは、彼ら自身を、共和党国軍(NRA)と呼んでいる。ロシアの元下院議員であった * Panomarev氏は、プーチン下における政治・経済などの社会システムに反対して、ロシアの新しい抵抗が始まる、と言っている。要は、反プーチン派の、具体的抵抗第一歩という事らしい。反対派グループの宣言書を見ると、プーチン大頭領の事を ” 権力の強奪者であり、憲法を自分に有利なように変えて、スラブ同士の同じ仲間を闘いに追いやり、無意味な戦争にロシア軍を追いやった” と、非難している。

* Panomarev 氏….ロシアの下院国会議員時代、唯一彼だけ Crimea 併合に投票しなかったので、又反ロシア政府活動家として、国外追放の処分を受け、2019年以来ウクライナ国民になり、キエフに住んでいる。ロシアのウクライナへの侵入が始まってから、ロシア語で TV番組 “February Morning” を、プーチン反対派の為に流している。

Panomarev氏の談話 : 「娘Dariaさんも、暗殺目標に叶う。父親の思想に忠実で、ウクライナ人の集団殺害を支持していたからだ。」「 NRAは、ロシア政府に対しての、別の攻撃も準備している。対象となるのは、国家役員 , プーチンの政策で超大金持ちになった人 , 国家安全機関のメンバー等である。」

ロシア警察より…. 爆発装置は、距離をおいて始動された、と確認しているのはロシア警察だ。だから車は監視され、動きを追われていたのだ、というのである。

ロシア警察の見解… ウクライナを非難している。この情報は、ロシア通信社からもたらされたのだが、ロシアの007によると、ウクライナの 007が準備をして犯行に及んだ。犯行者は Natalia Vovkさんという 43才の女性である。7月23日に、ロシアに娘 Sofia と共に入国し、そしてプスコフ州 (Pskov州) から出国し、* エストニアへたどり着いたと、述べている。

*エストニア….ソビエト連邦崩壊( 1988～1991年) 後、独立した共和国。EUやNatoに参加している。通貨はユーロ。

Dariaさんの父親の見解….ウクライナのナチグループが犯したテロであると、言いきった。これは Telegram に載せられ、娘の暗殺後の、最初の彼の見解である。ロシアの敵は、卑怯にも娘を暗殺した。娘は、暴力も戦争も主張なんてしていなかったのにと、言っている。

エストニアの Reinsalu 外務大臣談 … ロシアからの引き渡し要求は、何も届いていない。国境をどうやって超えたかは、法律により予想された事ならば、公表することが出来る。

8月23日 :

ウクライナ政府の見解….ロシア政府は、今回のロシア国民の戦争支持への熱意が下がってきているので、何か社会的に、刺激を与えないといけないと思って、今回の事件となったようだ、と言っているのは、ウクライナの国家安全防衛委員会の Danilov 長官である。そういうわけで、ロシアの 007は、ロシアの街のアチコチで、テロの計画を立てており、市民犠牲も巻き込んでいるようだ。Dariaさん事件は、ほんの最初に過ぎない。ウクライナがロシアと違う所は、市民を戦争に引きずり込まないという点だ、とも述べている。

。。。暗殺推定者の Nataliaさんの身元、モスクワでのアパートのビデオなど、彼女に関しての我々への情報提供も、すごく速かった !! それだけ速く情報を我々に提供できて、なおかつ逮捕できなかったというのも、疑問….と、誰かが言っていたっけ…..

暗殺者を送った人 ( 又は機関 ) は、誰か…….1) ウクライナ政府、2) ロシア政府、3) 反ロシアグループ、4) 他の人、と入り交じる中、そのどこに Natalia さんが所属するのか……。。。

8月29日：

ロシア連邦保安庁は、Dariaさんを殺害した 2人目のウクライナ人がわかったと、発表をした。名前は、B. Petrovich Tsyganenko さんで、Dariaさんを殺害したと言われる Natalia さんと共に、働いたのだそうだ。

(8月29日付け)

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

8 月25 日 (木 )

イタリア…2万3438人…－5人(234人)

日本………22万0955人…+1人(637人)

8月26 日 ( 金)

イタリア…2万1998人…－3人(231人)

日本………19万2412人…－11人(626人)

8月 27日 (土 )

イタリア…2万1805人…－4人(227人)

日本……..18万0138人…－2人(624人)

8月28日 (日 )

イタリア…1万7647人…+2人(229人)

日本……..15万7817人…+3人(627人)

8月29日 ( 月)

イタリア…8355人…0人(229人)

日本…….9万5916人…+1人(628人)

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