さてCovidの動きは？2022年11月1日火曜日

ポスティ―ノ

。。。いろいろな変異ウイルスが出現しては消えていっているようで…..知らなかったわ….。。。

中国 – 再び強化 :

近頃この国で、新感染者数が 4倍にもなったので、政府は国民への検査や幾つかの住宅区域を閉鎖する措置を打ち出した。特にこの時期、第20回目の共産党大会が開かれており、未発表ではあるが、習近平(= Xi Jinping ) 国家首席が再び第３回目に指定されるだろうという、そういう時期でもあるので、これ以上感染者を増やしてはいかん、というので、相変わらずの、”ゼロCovid” 措置になったようだ。

10日間前の 49人に比べ、その次の 10日間で 197人の新感染者数を記録したので、我々の国と比べるとたわいもないが、Copvid “0” を目指している中国にとっては、大変な事であるらしい。

( 10月20日付け)

Italia – またあ ?! :

Abruzzo州 ( 州都は L’Aquila … アペニン山脈の真っ只中からアドリア海に面する州 ) で、Covidの変異オミクロンXBBが、記録された。イタリア国立衛生研究所が、10月4日にこの州の陽性者 ( 外国人 )から分析した結果である。最初の資料を元にしての WHO ( 世界保健機関 ) の発表によると、このXBBは、免疫システムの反応を避ける能力が大きいが、重症に至るまでには及ばないだろうという事らしい。

Abruzzo州で、52の見本を集め、調査を進めたわけで、そのうちの 51のケースは、変異オミクロン BA5 に繋がっていき、この州の Covid病の 98,1% に当たるそうだ。Chieti大学並びに人間/ 動物についての伝染病などを調べる機関で、調査・追求をしているという。

( 10月20日付け)

BQ1 – これから流行るらしい :

新しい変異ウイルス BQ1 の登場で、ヨーロッパに心配の種が広がっている。イタリアと 4つの国 ( フランス , ベルギー , アイルランド , オランダ ) で、今月 2日から 8日の１週間で、明らかになった。欧州疾病予防管理センター( Ecdc ) 予想では、BQ1とその下に属するBQ1,1は、11月半ばから 12月始めにかけて、勢いを増すだろうという事である。

( 10月21日付け)

Italia – 新首相の発言 :

Meloni新首相の誕生という事で、これから5年間の任期期間を全うするために、信任を得ようという初の演説が、下院で行われた。その中で Covidに関して言うと …..「 Covidの波が再び押し寄せるのか、又は新しい伝染病が襲ってくるのかわからないが、これまでの経験で学んだ事でもって、心構えは出来ている。イタリアは西洋の国々と照らし合わせて、もっとも厳しい制約を実行した。基本的人権や経済活動を、強く限定したのだが、結果は、西洋の国々の中で、死者と感染に関して、最悪の状態を記録した。何かが間違ったのだ。だから今からでも言えるが、厳しい制約を、再び実行する事はないだろう。」

(10月25日付け)

Italia – 元保健大臣の応酬(おうしゅう) :

Speranza 元保健大臣は、新首相が、今までの Covid 管理について述べた事に対して、言い返した。「イタリアが実行した制約管理は、健康についての権利を保護し、科学の重要性を尊重するという点を中心にして、進めたのだ。Meloni (メローニ)新首相が、未だに選挙活動をしているかのような発言を続けているのが残念だ。それに最悪の状態の時に、ワクチンが果たした重要な事実に、一言も触れなかったのも、どうかと思う。」そして「多分彼女は、投票してくれた No vax ( 接種反対者) を、がっかりさせるのを恐れたのかな？」と、付け加えた。

(10月25日付け )

Italia – 冷や汗のファイザー :

巨大資本製薬会社であるファイザー(Pfizer) が、イタリアの権威筋…財務警察と国税局…に引っ掛かっている。両局がやってきて、税申告の確認作業をしているそうだ。まだ作業中なので、結果は出ていない。*ブルームバーグ社の遠慮のない推測によると、ファイザーは 12億ユーロ ( 約 1764億5000万円 )の利益を、イタリア以外の国々、アメリカ合衆国やオランダ等に散らして、利益にかかってくる税を、逃れようとしているらしい。

*ブルームバーグ社…世界の金融情報を提供している企業。

イタリア通信社は、まだ数日かかりそうだと言っている。ファイザー側は、「我々は、イタリアの税に関する法律や規則を守る。今回の検査は特別なことではなく、いつもの検査だ。」と言っている。ブルームバーグ社は、進行中の検査は、2017年～ 2019年のかけての利益なので、Covid 以前になるそうだと、言っている。

(10月26日付け)

。。。財務警察と国税局がそろってやってくるなんて、そんなことを聞くだけで、髪の毛が逆立って、よろよろっときそう！まあ一庶民の所にやってくるわけないか、とわかってはいても、心臓は止まる ?! 向こうの方こそ、あんたんちの家なんて行く価値さえもないよ、いい加減にしてくれと、言うだろうが…. 。。。

Italia – セレモニー :

医学の調査/研究の為のセレモニーが、今日大統領官邸で行われ、イタリアガン研究協会会長、医学関係の主な機関の責任者達、そして政府からも新首相を始めとして、保健大臣や他の関係大臣等が出席をした。

Mattarella 大統領のスピーチ : 「２年半以上に渡った Covid に対して、最終的な勝利を歌うのは早すぎるが、最悪の状態からは、脱し得たと思う。これもワクチンのおかげである。Covidに関しての用心・責任は相変わらず保たないといけないが、あの地獄のような日々は去っていったと解釈していいだろう。ワクチン研究や超スピードでのワクチン製造がなかったら、現在の死者数は、もっともっと増えていたのに違いない。」

( 10月28日付け)

Italia – 保健省からのお達し :

。。。政治が右派に代わったからか、又はそのような状況になったからか知らないが。。。Covid 報告が日報だったのが、週報に変更になった。新保健省からの通達である。毎週金曜日になるという事だ。。

( 10月28日付け)

。。。毎日の新感染者数が 3桁になったというのなら、週報告でもわからなくはないが、イタリアの現在はまだ５桁なので、政府は毎日の報告を公表する義務があると、私は思う。。。

Italia – 保健省の強気 :

Schillaci(スキッラーチ )保健大臣は、「 Covidに関しての資料を隠しているわけではない。関係当局に、見せるつもりだ。もしも新変異ウイルスが現れたら、そのことについて触れるだろう。資料の記録は日々行われるが、週毎の推定は、別の印象を与えると思う。

(10月31日付け )

。。。何しろ新政府は、一日も早く Covid以前の生活に戻して経済活動を円滑にしたいようで、当然前政府の関係者達から、非難がわいてきている。。。

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

10月 28日 ( 金)

イタリア…2万9040人…+5人(228人 )

日本……….3万9254人…+1人(121人 )

10月29日( 土) *なぜか知らないが、今日のイタリアの報告は発表された。

イタリア…2万6802人…－1人( 227人)

日本………4万4523人…+8人( 129人)

10月30日(日 )

イタリアの報告なし

日本………..4万0611人…－1人(128人 )

(新感染者中 2万2420人は検疫で)

10月31日( 月)

日本……2万2341人…+1人( 129人)

(内 2万2428人は検疫で)

JASGA

ローマ日本語ガイド協会

さてCovidの動きは？2022年11月1日火曜日