新学期のイタリア2022年9月27日火曜日

大学入学試験 :

2022 /2023 年度の大学入学試験が、全国で 始まった。9月6日、まず 医者・歯医者希望の イタリア語講義を受けたい 受験者が 6万5378人で、60の質問に 多数の答えが用意され、制限時間は 100分間。

8日は、獣医、受験者は 9524人。

13日は、医者・歯医者希望で 英語講義を受けたい受験者への試験。

15日。は、衛生関係専門業3年間講義 を受けたい受験者への試験。

20日は、教師希望。5年間。大学院で 2年以上在学し、試験に合格した人に与えられる。マスタ-。

新しい事といえば、去年に比べて 合格者の幅を、少し大きくとってある事だ。

医者希望の場合、1万4740人が 合格予定人数で、UE や、UE以外の受験者で イタリアに住民票がある人達が対象 ( 去年は 1万4020人 )。

歯医者希望は、1330人が 合格予定人数 (去年は 1253人)。

医者・歯医者希望の受験者を見ると、合格するのは 4人に1人の割合。9月14日に やっと合格者発表が、オンラインで行なわれる。60の質問の内 、最低 20は正しく答えないと、自動的に排除され、合格予定人数 を満たす為のスタンバイの中にも、入れてもらえない、次の年に又 試すように、となる。受験者の平均をみると、試験の為の準備期間は1年間、費用は 約500€ ( 約 7万1600円 )との調査が 出ている。

(9月6日付け)

学校放棄 :

Save the Chirdren の調査によると、イタリアでは、12,7%の生徒が 高校卒業までいかないそうで、途中で 学校を放棄するそうである。15~29才までの若者のうち、23,1%が、普通の社会生活の営みから 外れていて、どこにも属さない 宙ぶらりんの状態で 生きているという。この数字は、UEの中では 最も高く、フランスやドイツの2倍にもなっているとの事だ。

(9月7日付け)

学校での Covid制約は ? :

学校従事者や 虚弱体質の生徒は マスク着用だが、大部分の生徒は、マスク無し , 距離間 考えなくていい, 時差ありの授業無し, オンライン授業無し と、普通の学校生活に戻れるようになった。もしも陽性になったら、普通の病気欠席と同じで、学校には来ない、オンライン授業は 無し、という事になる。

Bianchi文部大臣は、教師の数は不足無いと言っているが、労働組合は 20万人の教師の不足を 抗議している。

(9月10日付け)

新学期 :

学校が始まる。文部省によると、728万6151人が、学校に戻ってきて、2022/2023年度が始まる。36万6310クラスがあるそうだ。全国一斉に始まるのではなく、最初が Bolzano県で 9月5日、徐々に あちらこちらの州で始まり、最後は 15日に シシリー島とValle d’Aosta 州。。。最南と最北というのも 面白い。。。我がLazio州は 15日。

Lombardia州(州都はミラノ)の Fontana知事の提案…エネルギー節約の為に 考えているのは、60分間授業ではなく、50分間授業。午後は 帰宅。土 , 日は 休み。

Bianchi文部省大臣の 反論….政府としては、何もこういう案は 考えていない。エネルギー問題は 皆が 考えないといけないが、学校は 大切だから、最後にきていい。政府はその為にも 援助金を 国民に あげているのだから。

(9月12日付け)

学校の建物 :

イタリアの学校の建物の 保存状態は 、あまりよくないようだ。2021年9月 ~ 2022年7月の間、学校の壁が 崩れ落ちた、漆喰(しっくい)が はげた、窓だって ガタがきた、中庭の木も倒れた、などという災いが 45件も 起こったという。地域としては、16件が 南イタリアや島々、19件が 北イタリア、10件が 中央イタリアであるという事だ。数人は負傷したが、よく起こる時間帯は 、夜中か学校閉鎖の時期というので、誰もいない場合が多かった。

2008年11月に、トリノの高等学校で授業中、天井板が落下して、1人が死亡、17人負傷という事故が起こった。現在 最後の裁判が行われているのか、終わったのかで、亡くなった男生徒の家族に何千万円のお見舞い、関係者 ( トリノ県庁から3人、教師が3人 ) に、2 , 3年の実刑だったのが、もしかしたら 社会的に有意義な仕事をする ( 道路清掃 など ) 、に 代わったかもしれない。

学校の建物は、1976年以前に 建てられたのが 40%にも達するという。半分以上は 建物の安定性に関しての証明書もなく、火事予防策も とられていない。建物を改築したい場合でも、県との間で 実現にこぎ着ける期間が、長すぎる場合もあるとか。

。。。イタリアに私が来て、日本との違いに驚いたうちの一つが、学校の建物だった。日本は、外から見て “学校” とわかるのだが…..鉄柵の門があり、中に運動場が見え、 敷地内に入ると、プールがある所が多い……一応 学校としての建物に まとまっている。イタリアは、 普通住居の建物の中に 学校が 紛れ込んでいるような 印象を受けたものだ。運動場というのは、アスファルトで、ようやく バスケットボールができるくらいの空間があり、プールは 無い…..もしも 間違っていたら ごめんなさい。私が行った所が、たまたまそうだったのかもしれない…….。。。

クラスの避難訓練は、1年に2回行うようにと 決められているが、2020年~2021年( 。。。マア、Covid で、特別な学校状態の時期だが。。。)、56%の学校が 訓練を行ったといい、行わなかったのが 33%、11%が 全部ではないクラスが 行ったという報告がある。訓練の内容は、火災発生が99%、地震が 77%であるという事だ。

( 9月15日付け)

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

9月 20日 ( 火)

イタリア…2万8395人…-1人(150人 )

日本………3万1747人…-1人( 299人)

9月 21日 ( 水)

イタリア…2万1190人…-4人(146人)

日本………6万9832人…+2人(301人)

9月22日(木)

イタリア…2万2527人…-8人(138人)

日本………7万7383人…-25人(276人)

9月23日( 金)

イタリア…2万1085人…-4人(134人)

日本………6万3871人…-14人(262人)

9月24日(土)

イタリア…2万2265人…-8人(126人)

日本………3万9218人…-24人(238人)

9月25日( 日)

イタリア…1万8797人…-1人(125人)

日本……….4万6788人….+1人(239人)

9月26日 ( 月)

イタリア….1万0008人…+5人(130人)

日本………..4万3587人…-7人(232人)