話題も花盛り2022年9月10日土

Italia – 入れ墨 :

財務警察 ( la Guardia di finanza ) の国家試験で、警察官募集の 際に、脚の入れ墨をした人が 不合格になったのが、州行政裁判所に持ち込まれた結果、不合格が 取り消された。取り消された理由は、ふくらはぎの部分は、男性の制服の場合 隠れるから、なのだそう。元々不合格になったのは、入れ墨をしている人が、心理的に人に与えるマイナス印象を、憂いての事だったらしいと、弁護士側は 言っているが、ともかく 入れ墨は、ふくらはぎでも 上部の方にあるのだそうで、制服で 完全に隠れるという事である。

州行政裁判所は、税務警察が 脚の上部といえども 、自動的に不合格にしてしまう 入れ墨や その類いの消せないものに関しての考え方には、反対をしている。

弁護士側は、れっきとした反対理由でない場合は、もっと厳密に判断をしてもらわないと、差別に繋がっていく危険性があると、主張している。

(9月1日付け)

Roma – 聖年2025年 :

には、全世界のカトリック教信者が、サン・ピエトロ大聖堂をはじめとして、ローマの7つの教会等を目指して お参りにやってくるという、その年に ローマを動き回る人数は、通常時の10倍以上になるだろうから、受け入れ対策を しっかりしないと、大混乱が起こるだろうというので、Cが、この聖年の責任者も兼ねることになったのは、いつかのPostinoでも触れたと思う。

それに関しての 青写真が、具体的に固まりつつあるらしく、会合が、今日 首相官邸で 開かれた。Draghi首相を始めとして、各大臣達、Lazio州知事、もちろんGualtieri市長も出席をした。

▪︎サン・ピエトロ大聖堂と テーベレ川を結ぶ 大きな車道があるが ( la via della Conciliazione )、その地下に 歩行者専用の 地下道を造る。

▪︎聖天使城と サン・ピエトロ大聖堂を結ぶ 唯一歩道を造る。

▪︎2024年末には、地下鉄C線 コロッセオの駅を、間に合わせでもいいから、 とりあえずオープンさせる。B線のコロッセオ駅は 、既に 何年も前から 利用されていて、テルミニ駅から、5分で 着いてしまうが、今回のC線というのは、サン・ピエトロ方面 ~ ヴェネツィア広場 ~ コロッセオを結ぶという大変重要な線である。C線が走る上の地上は、旧市街の真っ只中になるので、遺跡は見つかるわ、中世時代からの建物の下を通るので、建物が大丈夫かどうか等の問題点がびっしりあったのを、 どうにかしっかりとしたらしい。

▪︎現在進行中だが、地下鉄A・B線の整備 , 補修 , 強化 。

▪︎新市電の軌道造り。

▪︎Pia広場 ( 聖天使城 の入り口は テーベレ川に面してあるが、その入りに立って、城の 左側面にある広場で、市バスのエキスプレス40番の始発停留所がある )の地下に、車専用の地下道を造る。

▪︎Risorgimento広場 ( 地下鉄A線 Ottaviano駅を降りて、サン・ピエトロ大聖堂へ向かう 一直線道路..la via Ottaviano .. を歩いていくと、ほぼ真ん中あたりにある広場で、市電の始発駅もある )の地下に 、歩行者専用の地下道を設け、人の流れを 速くする。ヴァティカン博物館への流れも 速くなるだろう。

▪︎大きな駅 ( 地下鉄か 市バスか 知らないが ) の 出入り口を、人の流れを速く出来るように 改築。

▪︎新型市バスの導入 ( もう現在 行っている最中らしい)。

▪︎ヴァティカン市国周辺の 道路整備。

▪︎国鉄に関しては、飛行場のある Fiumicino(フュミチーノ) ―> テルミニ -> 州電車への乗り換えがスムーズにいくように、又 電車の強化。

▪︎自転車専用道路の 強化 。。。ギョッ !!! 確かに それ用道路は オレンジ色に塗られていて、現在でも車道と歩道の間に設けられている場所もあるが….走っていく内に 突然オレンジ色道路が失くなったり、人々も結構歩いているので、何だかまだ 危なさそうな 感じでは、ある。現在ローマを取り巻いて 70kmの 環状線道路があり、車専用だが、どうするのか わからんが、グルっとローマを取り巻く自転車専用 道路も、造るらしい…..車の環状線道路に自転車道路を設けるのは 、急な坂でそこまで上がっていかないといけないから、無理だろう….地上に、あちらこちらある普通道路を 利用して、結んでいくのかな…..巡礼者達が 走るのかしらん…老いも若きも ?! 当然 その自転車道路の周辺の景色にも、整備の手が入るそうな…..。。。

Monte Ciocci ( チョッチ山 )公園が ヴァティカンの裏にあり、その周辺は 巡礼者用の宿泊所がいっぱいあるので、そこから サン・ピエトロ大聖堂までの自転車道も、造られるそうだ。

歩行者専用道路も、負けてはいない。 サン フランチェスコ 細道(Cammino di San Francesco )とか、サンベネデット細道など、いろいろと 計画されている。聖年の行事がまだなかった中世時代でも、フランスの方からアペニン山脈を越えて、裸足で サン・ピエトロ大聖堂までやってきていた 巡礼者達もいたという……まあ、昔は 道の上に転がっている危険物なんて、今ほどは なかったかどうか….

5億ユーロ ( 約 5億145万円 ) が、まず予算であり、それから いろいろな資金が 国から くっついてくるようで、だから 国をあげてのイベント扱いになる。

(9月1日付け)

。。。ごみの山を、どう処理していくのか、現在でさえ 理想からは ほど遠い…. それにしても あと2年半しかない….サン フランチェスコの細道 なんて、名前だけの 幽霊 巡礼者細道で終わるのか…..自転車用のオレンジ色道路が 途中で 切れてしまうのか….. 。。。

シリア – エブラ :

12年の 長い年月を経た後に、シリアは やっと、エブラEbla 考古学公園を開放した。その間、非正規民間軍が、遺跡の神殿の中に、塹壕(ざんごう)を掘ったり、壁の内部に兵舎を 設けたりして、遺跡を大切に保存していなかった。紀元前3千年の 昔にさかのぼるこの都市国家を 、1964年に発見したのが、Matthiae 教授が率いる イタリアの考古学チームで、彼らは、ローマの La Sapienza 大学の考古学調査団だった。2010年以来、初めて 考古学調査団が 戻るわけで、元の 考古学調査ができるまでの状態に戻すのに、3年間ぐらいはかかるだろうとの事で、その為の資金も必要なので、La Sapienza 大学や、イタリア外務省に 切に 頼むのだそうだ。

(9月3日付け)

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

9月 8日 ( 木)

イタリア…1万7550人…+1人(185人)

日本………11万2404人…-3人(471人)

9月 10日 (金 )

イタリア…1万5543人…-13人(172人)

日本……….9万9491人…-10人(461人)