体制への抵抗(アフガニスタン) 2022年10月18日火曜日

。。。我々にとっては、中世的な発想でも、国が代わると 生死にかかかわる問題になるとは…..絶句です。。。

。。。アフガニスタンの場合。。。

>>> 2021年 9月10日付け <<<

* イスラム首長国(しゅちょうこく) として…”女性を、犠牲者には したくない” と、タリバン人の 文化委員会の Samangani 代表者は、8月17日に 言ったのだが、その日は、カブールが タリバン人の手に落ちて(= 8月15日) すぐである。しかし 時がたつにつれて 、この言葉からは ほど遠い現実に なってきている。

* イスラム首長国….首長(君主)が君臨する国家。絶対君主制が基本だが、近年 立憲君主制採用国も、現れている。

▪︎女性は、大臣になれない….大臣になるという事は、首輪をかけるようなもので、女性は その重さに 耐えられないだろう。政府のメンバーに 女性が加わるのは 必要ではなく、女性は 子供を 生まなくてはならない、と言っているのは タリバン政府の Hashim 報道官である。

4人の女性が 道路上で 抗議しているが、あれは アフガニスタンの女性ではない、アフガニスタンの女性というのは、アフガニスタン国民に 子供を与え、イスラム精神に沿って 子供を教育する人を指す。

▪︎女性は、スポーツが出来ない….タリバン政府は、女性が 体を 露出してはいけないというので、あらゆるスポーツを 禁止した。文化委員会の Wasiq 副委員長は、「 女性へのスポーツ許可が降りるとは 思えない。顔や 体の露出という問題に直面するわけで、イスラムとしては、女性がこの様に 見られるというのは、許可できないだろう。」と、説明している。

▪︎ 女性は 目の敵 ….アフガニスタンでは、もやは 音楽は 禁止された。タリバン政府は、芸術・音楽を あまり良い目で見ない。1996年~2001年にかけて、音楽は禁止されたが、その時代に戻っているわけだ。音楽は 不純だというのが その理由で、特に女性が関係してくると、なおさらになる。カブールでは、この国始まって以来の、初の 女性オーケストラの楽器が、壊された。

▪︎女性の 放送関係分野での制限….Kandahar では、ラジオやTV の放送で、音楽や女性の声を流す事を 禁止した。タリバン政府の報道官は、女性が放送関係で仕事を続けるのは Okだ、と言っているが、多数の女性のジャーナリストが、彼女達の仕事場から 閉め出されていると 、彼女達は ソーシャルで 告発をした。

▪︎女性は 外出も ままならない….女性達は、家に残り 外出出来ない羽目に 陥っている。もちろん外出できる権利は あるのだが、外出をして 彼女達の安全を保証するのが 難しいらしい。なぜかというと、タリバン人男性は、女性を外で見るのに 慣れていないから、なのだそうである。。。こんなの、まともに訳し続けていいのかどうか….。。。

▪︎ 大学での 男・女席は 別 ….普通の生活に戻ろうというので、大学も 機能を始めたが、女性は 大学に通学できるが、授業中 男性とは別の席に 座らないといけない、という規則により、一つの教室で、男女別々に座り、間にカーテンを 吊るしてあるのが、Facebookで、写し出されているようだ。

この日、イスラム首長国 は、アフガニスタンに関してのコントロールは、終わりを告げたので、従って、戦争や 大虐殺も、終結を迎えた。よって、平和と安定を 宣言する、と、Mohammad Hassan Akhund 首相が、アラブの TV放送局 アルジャジーラ での、外国人向けの初インタビューで、語った。

>>>2022年5月22日付け<<<

タリバン政府の命令に反して、TVで顔からスカーフの覆いをはずす事を、女性ジャーナリスト達は決めて実行したが、24時間位で、終わりを告げたようで、今日彼女達は 、再び 顔を覆って、TVに姿を現している。別の職場に回されると、言われたからだそうである。

5月始めに、タリバン政府は、 公共の前では、女性は 完全に姿を覆うようにという法律を出した。ブルカが、もっとも好ましいというわけで、要は、アフガニスタンは 20年前に 後退してしまった事になる。

タリバン政府は、政府内で働く女性が 完全に体を覆うという、新しい法律に 従わないならば、首になり、男性の場合、妻や娘が その法律に従わないならば、首になる可能性が出てくる事を、明らかにした。

>>>2022年8月13日付け<<<

カブールの 教育省前で、40人位の女性達が 「 パンを、仕事を、自由を !」と、抗議し、タリバン兵士達が 空中に射撃をして、威嚇(いかく)した。数人の女性は逃げて、近くの店に飛び込んだが、兵士達が追い付いて 、銃の末端部で、彼女達を殴った。

8月15日は、カブールに タリバン人達が入場した記念日に当たり、2003年に 英米人が、それまで統制していたタリバン人を 追い出して以来の、初の、タリバン人帰還を祝う日だとされている。

タリバン政府が戻ってきてから、これまで述べた制限のほかにも、高等学校に女生徒が通うのは 禁止、女性の仕事は 、ごく限られた女性 ・職種にだけ 許されている状態で、大部分は 仕事のために外出するなんて 夢のまた夢、旅行だって、70km以上になると 付き添いが必要で、ひとり旅なんて とんでもない という、信じられない環境で、女性達は 生きている。

タリバン政府の以前の政府に属していた人々が 逮捕され、拷問、死刑、行方不明 となったのも 、知られているが、タリバン政府は、旧政府関係者探しを、役所の戸棚の中の書類を 隅々まで点検して、続行しているそうだ。

現在 アフガニスタンの経済状態は 非常に悪く、物価は 目まぐるしく 上昇している。59%の国民が 、経済援助を必要とし、34の地域中、24地域は、飢餓に苦しんでいるという 状態だ。

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

10月 14日 (金 )

イタリア…4万0580人…+8人(244人)

日本………3万6605人…-12人(131人)

10月 15日 ( 土)

イタリア…3万8969人…+8人(252人 )

日本………3万5138人…-13人(118人)

10月16日(日 )

イタリア…3万0239人…+0人(252人)

日本……….2万9662人…+3人(121人)

10月17日(月 )

イタリア…1万3439人…+2人(254人)

日本……….1万5372人…-3人(118人)