Covid-19や他のウィルス

Romaの、Spallanzaniスパッランザーニ伝染病病院研究所が、8月24日に、Covid-19のワクチンのテストを始めると発表した。最初の治験用ワクチンが、届いたからだ。「 90人のボランティアが必要である。男女共に、健康で、国民健康保険証所持で、この12ヶ月間に 他の治験に不参加、の人が、条件である。
年令は、18才~ 55才と、66才 ~ 85才に分かれる。参加者には、700€( 約8万7000円位)の手当てあり。電話が、鳴り続けているそうだ。
参加希望者は、電話 : 06-55170203, 9:00~17:00 , 又は、メイル : [email protected]
(8月7日付け)
 
⬆️8月10日17:00(イタリア時間)現在で、3000人以上の候補者が、現れた。この中から、90人が選ばれる。
 
シャンパンを、Covid-19のワクチンができた時のお祝いに取っているんだけれど、2021年終わりまでは、栓を抜く事が出来そうにない、と言っているのは、Massimo Galliマッシモ・ガッリ氏( Sacco di Milanoサッコ・ディ・ミラノ病院の伝染病部門責任者)である。この話は、Galli氏が、トランプ大統領が「 ワクチンは、今年中に完成するだろう。」と語った事に関してのコメントを述べた際に、出てきたものである。  (8月6日付け)
 
ビデオ会議で、イタリアのRoberto Speranzaスペランツァ保健大臣と、WHOのTedros Adhanom Ghebreyesusテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長が話した際に、Covid-19対策について  、Tedros 事務局長はSperanza 大臣に敬意を表し、他の国もイタリアを見習うように、と述べた。
(8月5日付け)
 
148万2000人が、陽性IgG ( IgG=免疫タンパク質G) 、つまりCovid-19に対しての免疫体をもっているが、普通に暮らしている、要は彼らは 自分達の体内に、免疫抗体を生じさせた ので無症状患者といえる。本当は、Covid-19に接した人々の数は、これまで発表された感染者数の6倍くらいはいるだろう、と言っているのは、政府中央統計局と 保健省である。
「 無症状患者は、27, 3%位いるだろうが、これは 馬鹿にできない数字である。」と、Linda Sabbadiniリンダ・サッバディーニ( 女性、政府中央統計局責任者)は、述べている。(8月3日付け)
 
緑内障 :
何十回かの実験の後に、アメリカ合衆国のメリーランド大学(Maryland) チームが、初めて 、視神経の幹細胞を隔離させる事に成功した。
この報告により、難しいとされていた緑内障の治療に、大いに貢献をもたらす事になるだろう。 (8月3日付け)
 
エイズ ( Aids) :
エイズ にかかっていた36才の男性が、新しいミックスの薬を服用して治療しているが、再発したという兆候がまだ現れないので、治ったかもしれないと期待されている。もしも治ったのなら、骨髄の移植無しに 世界で初めてのケースらしい。この報告は、2020年の エイズ講演会で、なされた。
彼は、ブラジルのサン・パオロで治療しているのだが、2019年3月に治療を中止して以来、ウイルスはその後、あらわれていない。2012年から陽性だった彼だが、細胞リザーバーと呼ばれる細胞から、ウイルス細胞を切り離す実験に、参加していた。(7月8日付け)
 
ペスト
ペストも3種類あるが、そのうちの一つPeste bubbonica ぺステ ・ブッボニカ( =イタリア語)は、病源菌を持っているノミや、野生のモルモットやウサギなどにかまれたりして移される伝染病。成人を、24時間内に死亡させる事が出来るが、抗生物質を 簡単に入手できるので、治療可能である。
 
モンゴルの中国自治区の権威筋が、一つの村を隔離した、というのは、そこからpeste bubbonicaの死者が一人出たからだ。死亡は、2日に包頭ボクト市に知らされ、6日に診断が確認された。ペストが発生した場所は、Suji Xincunである。もう一人死者が確認されたとかで、野生のマルモットやうさぎを、半分生か、全部生かで食事したのが、原因らしい。
(8月8日付け)