インフルエンザワクチン騒動

Italia 薬局協会 は、インフルエンザのワクチン無し、の状態になる事を憂いている。1800万のワクチンが 必要だとされている今年で ( これは、2019年よりも600万多い) 、薬局用には、150万必要とされている。去年は、全部で1200万が、イタリアで出回った。 (9月1日付け)

Aifa(イタリア薬品行政庁)談 :
インフルエンザのワクチンを、1700万用意出来る。保健省からも催促があった。2019年は、1250万を配給出来て、これは、イタリア国民の53%~54%に当たった。今年はそれ以上増やすことを努力している。 (9月18日付け)

Italia – Parmaパルマ
この街に、今シーズン最初のインフルエンザ患者が現れた。例年に比べると 少し早いが、9ヶ月の男の赤ちゃんである。確認した医者は、Parma 大学の微生物学/ウイルス学の専門分野の責任者Adriana Calderaroアドゥリアーナ・カルデラーロ女医が率いるチームである。
彼らが行ったテストで、インフルエンザウイルスA(H3N2) が 発見された。
(9月29日付け)

Parma….. Emilia-Romagna 州(州都はBologna) にある都市で、パルマ洗礼堂など、見所の絶えない街である。

Italia 薬局協会談 :
イタリア国民の間で、ワクチン無料の対象にならない人々が薬局に購入に来た場合、1つの薬局につき、12人分だけ !! が用意されているのみである。全国の1万9330の薬局で分けると、こういう事になるらしい。国民が、ワクチン希望を今年は特に要求してきているようで、すごい圧力をかけており、ワクチンブームになってきた。
(9月30日付け)

Italia – ASL アズル(地方保健局)
に、インフルエンザのワクチンのリクエストが、大量に届いており、いくつかの州に、ASLが配給を始めているという事だ。医師協会の調べでは、80%~90%の人々がホームドクターに、接種希望のリクエストを出しているそうである(去年は 52%くらいだった)。
まず優先されるのが、老人、病気を併発して持っていて危険な人、老人の看護者、警察、学校従業員、医療衛生従事者、等である。 (10月1日付け)

Italia – Lazio州(州都はRoma)
州行政裁判所(Tar) は、知事が4月17日に出した条例を、無効にした。その条例とは、インフルエンザのワクチン接種を、全ての医療従事者や、65才以上の州民に義務付けるという内容だった。
(10月2日付け)

薬品イタリア行政官庁(Aifa)
は、Life On(中国の会社)からの、10万のワクチン買入れの認可を、許可しなかった。この買入れは、Lombaldia州 ( Milanoが州都 ) が行った競売の際、最初の 50万人分のワクチン購入を目的にしたもので、Life On会社が、獲得したのであった。 (10月10日付け)

Italia – Speranza保健大臣談 :
このワクチンが、例年よりも70%増しで用意されているので、国民にワクチン接種を勧めたい、コロナウイルスとインフルエンザの症状が似ているので、間違えないためにも必要だと思う。州管轄のワクチン接種推進運動を、例年(10月半ば位)よりも早く始める予定である。
(10月12日付け)