バカンス感染とディスコ

Speranza保健大臣よりの法律 :
観光にしても、大切な用事にしても、イタリアに入国出来るが、検疫期間を義務付けられる国 :
オーストラリア、カナダ、 日本、ジョージア、ルワンダ、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ。

観光にしろ、大切な用事にしろ、イタリアに絶対に入国出来ない国 :
コロンビア、北マケドニア、オマーン、アルメニア、コソボ、パナマ、バーレーン、クウェート、ペルー、バングラデシュ、モルダバ、セルビア、ボスニア、チリ。 (8月13日付け)

スペイン :
政府は 「2mの一定距離を保てないようなら 禁煙を命じる」と発表した。この規定は、Galiziaガリシア州(スペイン北西部、大西洋に面している)とBaleariバレアレス諸島(州都は、パルマデマヨルカ)ではすでに実施されているが、今回全スペインに広がった。同時に夜間営業も禁止され、1グループで10人以上は駄目、も法律として出た。(8月14日付け)

8月16日から、RomaのFiumicino フュミチーノ空港で、Covid-19検査が開始される、と、facebok上で、Lazio州の Nicola Zingaretti ニコラ(男性)・ジンガレッティ知事が発表した。彼は 「 Fiumicino空港は、国内で70%の飛行機交通量を 占めている。40人の係員がその仕事にかかると共に、120人の医療従事者達が “drive-in” ( 車内PCR検査)検査を行うだろう。我々も最善を尽くしたいが、旅行者も責任をもって、事に当たってほしいと思う。」と、付け加えた。 (8月15日付け)

ギリシャより :
政府は、夜間外出禁止令を出した。00:00 ~ 7:00である。ミコノス島やその他の島では、すでに実施されているが、サロニコス諸島や アッティカ(アテネ周辺地域)にも、商業禁止も含めて 実施される事になった。
Kyriacos Mitsotakiキリアコス・ミツタキス首相は、「 自主規制をするように。」と若者に訴えた。これは、Speranza イタリア保健大臣も、イタリアの若者に対して、同じような訴えをしている。
(8月15日付け)

パリの県庁は、マスク着用や 一定距離を保てないようなら、10人以上の集まりを禁止すると決定した。マスク着用義務は、それまで幾つかの区域だけだったのが、他の区域にも広げられていった。
(8月15日付け)

Italia :
60才の感染者が、Pesaroペーザロ市 (アドリア海に面している)の Marche Nordマルケ・ノルドゥ病院の集中治療室へ運ばれた。この患者の息子は、少し前にCroazia クロアツィアから、バカンスの後に帰って来たのである。このCroaziaで、数日前に記録的な感染者数を出したので、そこからのイタリアへの入国者は、48時間以内に、PCR検査の義務付けをされたばかりだった。なお、マルタ島、ギリシャ、スペインからの入国者も 同じ扱いになる。 (8月16日付け)

スペインの首都マドリードの広場で、約3000人が マスク着用反対の抗議をした。” Born to be free” のデモ看板も見られた。 (8月16日付け)

Italia :
政府は、州の知事達と協議した結果、Italia 全土のディスコ閉鎖を決めた。又この事に関しては、独自な州法律は、認められない、とした。ディスコ経営者には、この突然のストップにより、経済的被害をこうむるだろうから、何らかの援助をする、という事だ。なお 18:00~ 翌朝6:00までは、室内外に関わらず、一定距離を保てないようなら、マスク着用義務になる、とした。 (8月16日付け)⬇️

Italia :
Roberto Speranza保健大臣が、「ヨーロッパの状況とも照らし合わせ、ディスコ閉鎖を決めた。」と発表した。「先月までの多大な犠牲を払って対処した事を、無駄にさせたくない。現在一番優先させないといけないのは、確実に安全に9月の学校を再開させることだ。」と強調した。 (8月16日付け)⬇️

Maurizio Pascaマウリツィオ・パスカ氏は、 Silb Fipe=人々を楽しませる興行事業のイタリア協会の責任者であるが、ディスコ閉鎖について、「この措置を理解するが、自分達だけに責任があるとは 思えない。ディスコは、『un capro espiatorio ウン・カプロ・エスピアトリオ(身代わりとなって罪を着る者だ)』」と語り、「 TAR ( 州行政裁判所 ) に訴えるかどうか検討中である。」とつけ加えた。 (8月16日付け)⬇️

Lombardia 州の Attilio Fontana 知事(妻の会社のゴタゴタは、なんとか切り抜けられたのかな ? ) は、「 他のbarやレストランと同じように、ディスコも開けて、飲食の売買を 認めてほしい。」と政府に頼んでいる。(8月16日付け)⬇️

Silb Fipe責任者である Maurizio Pasca氏は、TARに、ディスコ再オープンを訴えるつもりだと、発表した。「ディスコ閉鎖は、不当である。ディスコ以外にも、集まる危険性というのは、あるじゃないか、海岸の砂浜だとか、州電車(。。。 は、長距離でないから、新幹線ほどは きびしくなかったですよね。。。) だとか…. (8月17日付け)

Romaで、PCR検査で 8人の感染者(若者)がいる事が分かった。その内の6人は、Sardegna サルデーニャ島(イタリア)のPorto Rotondoポルト・ロトンドからの帰りである。彼らは、2つのグループに属していたが、9日にあったパーティに参加していて、感染した。
あとの2人だが、どちらも無症状患者で、1人はマルタ島から、もう1人は、ギリシャからで、8人全員がバカンス帰りである。 (8月17日付け)

スペイン :
保健省は、8月14日から 1万6269人の新感染者を記録した、と発表した。最後の24時間中で、1833人の新感染者が出た。7月の平均と比べて、3倍以上になっているらしい。スペイン全体としては、現在までの総感染者数は、35万9082人である。 (8月17日付け)

イタリア :
8月17日までの、現在の総感染者数は、25万4235人、最後の24時間中の新感染者は、320人。

8月17日付けの上述の記事で、Silb Fipe協会は、Tar( 州行政裁判所)に告訴したみたいだが、Tarは、Noという判決をくだした。これでもって、Speranza 保健大臣の8月16日付けの法律は、相変わらず有効になる。ディスコ閉鎖と、公衆間では、マスク着用、である。(8月19日付け)