一味違うクリスマス 2020年12月26日

Andrea Crisanti教授 アンドゥレア(男性)・クリサンティ、パドバ大学 微生物学教授。

1) 「 無症状患者を追わないのは、大惨事につながると考えていいと思う。この伝染病を激滅する方法は、誰がもたらすのかを 突き止めていく事だ。」と、Repubblica日刊紙のインタビューに答えた。 (10 月26日付け)

2) 「 この状態では、第三波は 避けられない、クリスマス以後が心配である。ワクチンが効果をあらわすのは、数ヶ月後になるだろう。クリスマス時期は学校閉鎖、工場はゆっくりと活動、という事で、感染を防いでいかないといけない。」 (12 月8日付け)

3)この様な状況に陥ったのは、先月(11月)の寛容主義による。学校と工場再開が、感染を広げる結果となった。夏の後で、感染を減少させる良い機会だったのに、我々はうまくチャンスをつかまえなかった。 (12 月8日付け)

サン・マリーノ共和国Italiaが出した、12月24日から1月6日までの赤色地帯設定の法律を、この国も採用するという法律を出した。 (12 月24日付け)

イギリス変異ウイルス

1)ヨーロッパ連合国委員会談 :イギリス発祥の変異ウイルスが広がっているのを憂いて、「 必要に迫られた旅行はしないといけないし、必需品の運搬は中断させてはならないしで、航空便や列車の停止はしない方が良いだろう。 (12 月22日付け)

2)Italia 外務省は、運輸省や保健省と協議した結果、Di Maio外務大臣は、イギリスや北アイルランドに足止めになっている 住民票がイタリアにある人や、緊急の人を入国させる法律に署名をした。その法律によると、入国者は、出発前(72時間前)と到着時(48時間内)に2回コロナ検査を受ける義務がある事、そして到着したら 直ちに隔離期間に入らないといけない義務を、定めている。 (12 月23日付け)

3)イギリス変異ウイルスの元は、南アフリカからではないかと 思われる、と言っているのは、Matt Hancock健康大臣だ。2人の感染者は、先週に南アフリカからやってきた人と接触していると言う。大臣は 「 発達段階をとても憂いている。何故なら伝達力が速くて、突然変異をしたらしいからだ。」と述べている。 (12 月23日付け)

4)Italia Alitalia は、24日から Roma-London-Romaの毎日便を再開する。AZ 202便は、クリスマスの25日も含めて 毎日運行され、午前11:05(イギリス時間。イタリアと1時間の差)にLondon到着。AZ203便はHeathrowを出発し、15:25にRomaの Fiumicino に到着。 (12 月23日付け)

5)南アフリカ「 この国で発見された新しい変異ウイルスは、 “いとこ” ではないかと言われているイギリス変異ウイルスよりも、もっと危険で感染しやすいという証拠は、なにもない。」と言っているのは、Zwelini Mkhize健康大臣だ。 (12 月25日付け)

6)Italia Puglia 州(…. Bari) のEmiliano知事談 :「 イギリス変異ウイルスの ウイルス性遺伝腫と一続きに関連しているものを、見つけた。要は、イギリス変異ウイルスと一致したウイルスを隔離出来たのだ。現場の研究者達は、クリスマスといえども、休んではいないんだ。」 (12 月25日付け)

Italia – 悪天候Modenaモデナ市の総合病院の新設した集中治療室が破壊されて閉鎖された。何故かというと、25日クリスマスに あられを含む悪天候がイタリアを襲ったからである。その中にいた22人の重症患者は、別の建物に移された。この壊された集中治療室は、数日前にオープンしたばかりだった。悪天候が北部イタリアを襲い、26日夕方には、中央・南イタリアも巻き込まれるだろうという予想である。 (12 月26日付け)

Modena….. Emilia-Romagna 州(…. Bologna) にある人口18万の市であり、バルサミコ酢、そして郊外にFerrari フェッラーリの本部があるMaranelloマラネッロ市(小さい)がある。