Italia はLockdown 真最中
2021年3月20日土曜日

。。。3月15日から、Italia は、赤色地帯とオレンジ地帯が大部分、Sardegna島 だけが、相変わらず白色地帯という、厳しい状況になった。。。

Covid – 19対策緊急委員の交代 :
Arcuri委員が、去年3月18日からその任務についていたのが首になり、今月1日から、Figliuoli陸軍大将に代わった。
何故かというと、Arcuri 委員の手配に、納得できない点が、多かったからである。一例を挙げると、注射器。ヨーロッパ連合国委員会は、去年の7月30日に、注射器購入手配を各国に要請していたのに、Arcuri 委員は、やっと12月9日に、その件の手配をし始めた。そして、注文先は、Italiaではなく、大部分が香港のある企業になったのである。そういうわけで、すぐにItalia 国内で論争。遅すぎたという事と、何故Italia 内の企業に注文しないのか、という点。この香港注射器は、イタリア製品のよりも、6倍位高い。Arcuri委員側は、「 値段は、ほんの40~50%高いだけだ。又、性能がより良いと思った。」と言っているが、記者達や、あるウイルス学者は、その香港製注射器は、規定の条件に外れている物もあるので、使えない不良品も混ざっていると、非難した。他にもいろいろな例がある。膨大な購入額を挙げてみると、マスク購入に、7200万€(約93億6000万円)、学校の車輪付き !?! 椅子と机セットに1億1900万€(約154億7400万)+従来の机椅子に1億9900万€(約258億7800万円)….. 等々….. というので、Draghi政権にかわってから、Arcuri委員は首。新しく、3月1日から、Figliuolo陸軍大将が、任命された。
(3月1日付け)

赤色、オレンジ、白色地帯 :
赤….. 7日付けでは、3つだったのが、今回は13 !! にもなった。Lazio州(… Roma) は、前、黄色だったのに、オレンジを飛び越えて、いきなり赤になってしまった。Lombardia 州(… Milano) は、オレンジから赤へ。Campania州(… Napoli) は、以前も今回も赤色。
オレンジ… 7日付けでは、13だったのが、7つに減った。Toscana州(… Firenze) は、オレンジで動かず。
黄色… 7日付けでは、4つあったのに、今回は無しになった。
白色….. Sardegna島。だが2つの小市は赤色。
(3月12日付け)

ISS(国立衛生研究所)のボヤ :
Regina Margherita大通りに本部があり、政府がコロナ対策についての制約法律を発効する際に、ISSの意見は重要だが、この本部の大門に、誰かが発行性液体をまきちらして火をつけた。ちょうどその時、警察(軍形式のcarabinieriの方)が巡回パトロールを車で行っていたので、見つけ、消化器(その建物に設置してある)で消した。現場にはテレカメラが設置されているので、それでもって調べるそうだ。その後会長は、最高の注意をはらうようにと、警告を職員に発した。
(3月14日付け)

小、中、高等学校生徒 :
Italia で、850万人の生徒がいるが、その内の81%、すなわち690万人が、オンライン授業に入る。その前の週は、570万人が、オンライン授業だった。
(3月15日付け)

Sardegna 島 :
白色地帯だが、残念ながら、2つの小市が、赤色になった。

*La Maddalena….. 人口約1万人強。Sardegna 島の北方にあり、La Maddalegna諸島からなる。赤色地帯だったのが、3月20日まで、更に延長になった。島自体は余りにも美しい保養地。
*Sindia…. シンディア。人口1700人の小市。内陸部。数日間だけで、23人の感染者を出した。始まりは、学校の教師や生徒らしい。3月16日7時から赤色地帯になり、30日まで続くそうである。
(3月15日付け)

生徒達の苦悩 :
Giuseppe Sala 市長(Milano) 談 : 「 我々は、この期間 学校閉鎖にしたが、少しやり過ぎだと思う。生徒たちの不自由さ、不都合さ、不安などを、見るに耐えない。このような不安定な状況が、彼らに重くのしかかって悪く影響していると思う。生徒に無理な頼みをしているんじゃないのか、オンライン授業を、買いかぶり過ぎているのではないかと、思うが。」
(3月17日付け)

追悼の日
Italia は、3月18日を、半旗にして1分間黙とうという Covid-19の犠牲者をしのぶ追悼の日に、制定した。
(3月17日付け)

。。。去年3月18日に、何が起こったのかというと、70台の軍隊トラックが連なって、夜、Bergamo の街の中を、柩を隣のEmilia-Romagna 州まで運んでいった日なのである。
Bergamo 県で、感染がとてつもなく広がっていき、Bergamo 市に一つしかない火葬場は、24時間のフル運転、遺体安置所も満員で、そこの霊園のなかにあるOgnisanto教会にも、柩が安置され始めた。遂に対処出来なくなり、柩が別の州の火葬場へ運ばれていった。最後の35の柩は、なんと24日に出発して、Bolognaの火葬場まで運ばれたという。。。

Ema(ヨーロッパ薬品公社) :
が、Ok、AstraZenecaワクチンは安全であり、確かであると、宣言をした。ワクチン接種と、死亡者を数人記録はしたが 血栓症との相互的関係を見つける事が、出来なかった、と述べた。Emer Cooke管理者が、「 確かで効力がある。恩恵のほうが危険を上回っている。2000万人の人が接種をして、25件の血栓塞栓性(けっせんそくせんせい)要素が、記録されただけである。」
Emaからの報告を聞いて、即、接種を始めたフランスや、1日おいてから再び始めるItalia、すぐには再開しないで 少し様子を見るスペイン、デンマークなど、受け取り方は 様々である。
(3月18日付け)

Italia – 3月19日に2回目の接種をした人 : 233万6928人
– 上述日までに1回目の接種をした人 : 509万1479人

*合計、742万8407人12,46%のイタリア人が、1回目も完了者も含めて、3月19日までに接種した。

Italia – その日だけの感染者数と死亡者 :
3 月17日….2万3059人…. 431人
3 月18日…. 2万4935人… 423人
3月19日…. 2万5735人…. 386人