オリンピック、Sì o No ? 2021年6月1日火曜日

Covid free 航空便 :
7月9日から始まるそうで、Roma <ー> Tokyo を1週間に3回飛ぶことになる。オリンピック選手達も、この3便を利用するそうだ。Romaへ来る場合、Tokyoで搭乗する前に、Green passで決められているような 証明を見せ、Romaに到着したらもう一度コロナ検査、そして感染していないことがわかったら、隔離期間なしに、ちまたにちっていける。 RomaからTokyoに行く場合、Hanedaの方に到着するそうで、Tokyoから20km離れているだけなので、乗客に便利だろうということだ。

Covid free のRoma<ー >Milano 便、そしてRoma<ー>New York 便がとても好評なので、6月から、RomaからNew Yorkへ 毎日1便、7月からは毎日2便になるそうだ。
(5月28日付け)

。。。今までItalia は、コロナ騒ぎで大変だったんですが、やっと下り坂になりつつあります。砂浜も高原も、ヨーロッパ人やイタリア人達でそろそろいっぱいになってきているようです !! アメリカ合衆国からも、Covid free 便で観光客がやってきて、バティカン博物館をもう一度是非見たいという話でした。

まもなく日本のお客様もいらっしゃるのかなあと期待していたら、日本では、コロナ騒ぎが深刻化してきて、ワクチン接種との追いかけごっこになってきているようだと聞きました。そして更に、オリンピックの問題がある…… Italia の経験から言うと、コロナに勝つには、ワクチンワクチンワクチンしかないみたいですが….

Italia と日本とを比べて書いてみますが、別に Italia が正しいと言っているわけではありませんので、了解して下さい。あくまでも、Italia が たどってきた経験をもとにして、結論を出そうかと思います。

Italia を例にとってみます。日本とイタリアが同じような速度で、ワクチン接種が進むとして、ですが…. Italiaでは、12月29日から接種が始まりましたが、マア1月1日からにしますと、現在5月末なので、5ヶ月間がたちました。

Italia :
日付け…その日の感染者…その日の死者…その時に全国にいた集中治療室患者
1月1日…2万2211人…462人…2553人
5月29日…3351人…….83人…..1095人

Italia – 5月28日付けニュースだと :
*その日だけで57万950人が接種したそうで、初めての最多数記録だそうです。
*全接種者数が3377万194人に達した。
* 1月2日の接種者数 から1月1日の接種者数を引くと、1万1734人ですから、Italia もスタート時期に比べると、頑張っているようです…..
*1日平均、22万6645人が接種した事になる。
* これから毎日50万人接種すると仮定すると、9月5日に集団免疫にもっていけるそうです。

日本は2月27日から接種が始まったんでしたっけ…とりあえず3月からということにします。そうすると日本では、5ヶ月間というと、7月の終わりになり、ちょうどオリンピックの時期に当たります。

国名… 3ヶ月間の接種者
日本…..1117万6328人(5月27日)
Italia…..921万893人(3月27日)

日本の方が、Italiaよりも3ヶ月終わりの時点では、接種者が多い !!

Italia のマスク着用義務は、このまま接種が進むにしても、戸外でまだ1ヶ月半先まで続き ( 従って “一定距離を保つ” もそうでしょう )、室内だと秋になるだろう という事なので、この規則を日本に当てはめると、戸外で9月半ばになるとマスクがはずせる、という事になります。

Italia では、競技場はこの頃やっと、観客入場Okになりましたが、最高収容能力の20%まで、入れます。コロナ嵐が荒れ狂った後なので ( “後” と言えるのかどうか…) 、おっかなびっくり、少しずつ開けては様子を見る、そして次に進むという方法を採っています。それにしても、イタリア国民の意気は、上がってきているので、全部バラ色では無いにしても、嵐の真っ最中よりは、マシになってきました。

地道にこのまま続けていこうというこの時期に、もしもItalia で、例えばワールドサッカーを、明日から始めることになったら、どうなるか……. ” 地道に行こう ” がくずれて…. Italia では、若者が、今やっと接種し始めている段階なのですから、若者が倒れると、あはははは、老人が残るのか….Italiaという国の先行きが危ぶまれる…..

Italia では、レストランも6月1日から、やっと室内で食事してもOkになるものの、しかし夜間外出禁止令は まだ有効、というので、制約ゆるめは、滑り止めをしながら、徐々に進行している状況です。最初の試練が、6月2日の祝日を はさむ飛び石連休になるのですが、600万人が動くそうで、さて、どうなるか…..

5月29日のItalia の資料を元にして、 日本も同じような道をたどるだろうと、勝手に想像して みると、日本では、接種がスムーズに進み、感染率が下がり始めるだろう頃に、オリンピックが始まる事になります。

そういう大切な時期に、オリンピックだとか大きなイベントをすると、伝染病に対しての緊張の度合いが減るのではないかと思います。伝染病退治というのは、片手間でできるような簡単なものではないと思うのですが、国際オリンピック委員会や政府の姿勢を見ていると、日本は、神風特攻隊の昔に戻ったような感すらする….. 多分損失する金額が大き過ぎるからだろうが、伝染病退治を本当にしたいのなら、やはりイベントするのはあきらめて、制約を少しずつゆるめながら、石橋を叩いて渡る要領で、 様子を見ていく、のが、普通生活に戻れる方法であると思う。

世界の祭典オリンピック、というより、 ” 日本人の犠牲にたつ平和の祭典 ” なんて、アホらしいではないですか !!!

Italia – 5月31日に2回目の接種をした人 : 1201万3381人
– 上述日までに1回目の接種をした人 : 2278万4751人

*合計、3479万8132人 58,34%のイタリア人が、1回目も完了者も含めて、5月31日までに接種した。(このうちワクチンの種類により、1回接種だけで完了した人は、 61万4989人)

Italia – その日だけの感染者… 死亡者… コロナ検査 :
5月29日…3351人…83人…24万7330人
5月30日…2949人…44人…16万4495人
5月31日…1820人… 82人… 8万6977人

。。。6月2日は、Italia は祝日だと言いましたね。第二次世界大戦後、国民投票で、王政から共和制になりました。飛石連休という事で、何百万人がバカンスで動くそうなので、では私も !?….. 別に動かないんだけれど、便乗休み、で、6月5日に、またお会いしましょう !!! 。。。