やっと決まったGreen pass 2021年7月24日土曜日

。。。Green passの提示については、マスク着用義務、義務にはできない、と同じように、個人の自由というものについて、いろいろな意見がみられます。又、イタリア人気質というのもあるかもしれません、ので、引き続き追っていこうかと思います。。。

イギリス – Freedom Day :
が、とうとうやってきた。今日からイギリスでは、 以前の生活に戻れる、全く何事もなかったかのように振る舞えるという、涙が出てくるような感覚が味わえるみたいだ。ウイルス学専門の教授達からの抗議の手紙が届いても、Freedom Dayは神聖。感染者と同席していたにもかかわらず隔離に入らなかったJohnson首相という存在があっても何のその….. 首相自身の肝いりで、今やらなかったらいつやるんだという必死のFreedom Dayが実現したようだ。(後に首相は、自己隔離を始めたようである。)⬇️

驚き !! 同じ記者会見上で、9月末から、ディスコや人々がたくさんいる場所では、ワクチン接種証明書提示が、義務付けられる事になった。
(7月19日付け)

アメリカ合衆国 :
は、イギリスで、急激に感染が、特にデルタ感染が広がってきているので、イギリスに旅行することに対して、国民に一考するようにと注意をうながしている。Cdc (米国連邦政府の最高保健衛生機関)は、最悪の危険性可能を述べたが、まさにこの時期に、イギリスはFreedom Day に突入したという、なんとも言えない巡り合わせ、だから、二重に警告が発せられているようである。
( 7月19日付け)

Italia – 憲法によると :
憲法裁判所の Flick名誉会長によると、憲法の中では、ワクチン接種を義務付けできるか否かについて、否といっている項目はないという事だそうだ。憲法は、そのことについても、あらかじめ規定していると、述べている。Flick会長は、20人位の法学者たちと共に、Draghiドラギ首相に手紙を送った。というのは、現在、学校関係者は接種義務があるのかどうかで、議論が続いているからだ。会長は、政府は憲法16条と32条を引き合いに出して、義務付けの正当性を示すことが出来ると言っている。⬇️
( 7月20日付け)

憲法16条…. 保健、又安全性について、法律が一般に制限している場所は別として、すべての市民(。。。そこの国籍を持っている人、と解釈するが、外国人でも滞在許可証、住民票を持っている人も、入るんだと思うのだが…。。。)は、Italia 全土を自由に動き、滞在する事が出来る。……..

憲法32条…. 共和国は、個人の基本的権利として、そして集団でいることの重要性として、健康を擁護(ようご= 侵害や危害から、かばい守ること)する。又貧者に対して、無料の治療を保証する。
そして、法律で定められているのなら別だが、そうでない限りは、ある限られた衛生治療を強いられるはずは、ない。

Italia – Green pass 提示について 4 :
イタリア工業総連盟は、労働する際にも、労働者のGreen pass提示は、必要である。提示しない者は、給料ストップも考えられる、と言っているが、それを受けて、労働組合が、雇用者が、誰が仕事をできて、誰ができない、という事を、こういう面から決めるのは間違っている、と抗議した。
(7月20日付け)

Italia – Green pass提示について 5 :
全国専業農業連盟が言う所によると、仕事上でも、提示が必要という事になると、この国の食料調達に、大きくひびいてくるのだそうだ。果物や野菜取り入れの作業は今 たけなわで、あと数週間たつと、ぶどうの収穫も始まる。この為に36万8000人の労働者達が、世界155カ国から毎年のごとく、やってくるのだそうだ。
( 7月21日付け)

Italia – Roma :
タクシー運転手談 : 「コロナ以前の仕事の量が、戻ってきているようだ。アメリカ人、ヨーロッパ人が、そう。アジア人は、まだ。」
(7月21日付け)

Italia – Green pass 提示が法律になった :
8月6日から有効。コロナ下での緊急時期は、今年の12月31日まで延長する事になった。

  • 白色地帯~赤色地帯の基準変更…
    黄色地帯( 集中治療室患者が10% 、入院患者が15% )。 オレンジ色 ( 集中…が20% 、入院…が30% )。 赤色 ( 集中…が30%、入院…が40% )。 集中..と入院…が、両方ともそれぞれの%に達した時点で、色が変わる。
  • Green pass を持てる条件 : 1回目接種をしてから15日間後、又は48時間以内に コロナ検査をした結果が無感染だった、又は 感染、治療の後に治ってから6ヶ月以内。
  • Green pass提示かどうかの基準は、生きることに直接に必要かどうかの判断で、決められたようだ。
  • 提示必須….室内のbar やレストランでの飲食、bar での立ち飲みには不要、文化的活動( 劇場、美術館、イヴェント等)。
  • スポーツ活動 つまり 競技場、プール、グループスポーツ、体育ジム、美容センター等。
  • 病院の中( 待合室…今まで救急部だけは付き添いで入れたが、あとは入れなかった。患者の病室にも入れる )。
  • Green pass提示必要の場合でも、子供に関する集まりなどには、不要になる場合もある。
  • ディスコは、まだ閉鎖。政府から総額2000万ユーロ(約26億320万円)の援助金が、経営者達に渡される(。。。ハズ)。
  • 罰金は、400€~1000€ ( 客も経営者側も、両者に罰金が言い渡される) 。3日以内にくり返すと、1日~10日間閉店の可能性あり。
  • 不要の場所 : ホテル、店、スーパー、商業センター、美容院、海水浴場、交通機関、教会、戸外でのレストラン・bar 等
  • 仕事上にも必要か、学校関係者に義務付けできるか、などは、次回に討議される。早ければ、来週の可能性あり。又、公共交通機関、州電車、長距離列車に関しても同等である。
    (7月22日付け)

Italia -7 月24日6:10現在で、2回目の接種をした人+1回接種だけで完了した人 : 2946万3542 人 49, 7%
– 上述日までに1回目の接種をした人 : 3501万8424人 59, 1%

Italia – その日だけの感染者… その日だけの死亡者… コロナ検査 :
7月22日… 5057人…15人…21万9778人
7月23日…5143人....17人…23万7635人

✴️集中治療室患者、全国で :
7月22日…158人
7月23日…155人