ちょっと気になる話 2021年12月18日土曜日

Roma – 3大教会のゴミ回収税 :

イタリア上院の財務委員会で決まり、あとは国の年末予算で、法律として認可されるのを 待つばかりとなったのが、S.Maria Maggiore大教会、S.Giovanni in Laterano 大教会、S.Paolo fuori le Mura大教会、幾つかのバティカン関係の建物 ( Castel Gandolfo博物館…元教皇の夏の避暑地、グレゴリアーナ大学 、その他。 )、にかかるゴミ回収の税金の免除、である。実は 今までも、未支払いだったのを、今回 の法律で、正式に認めたいわけだ。教会側は 、1929年に イタリア王国とバティカンの間で結ばれた *Laterano 協定により、ゴミ回収税は、払わなくていいと 歌ってあったので、今まで払ってこなかったが、イタリア側は、** 破棄院の判決で、その事が無効になったと言っているわけだ。 (12月1日付け)

*Lateranoラテラーノ協定….1929年2月11日(だからこの日は、ヴァティカンの祭日 )に締結され、これにより、正式に イタリア王国から バティカンは離れ、現在世界で一番小さな独立国と、なっている。その協定の第16条を見ると、確かに 教会所有の建物に関して、ゴミ回収税を 免除すると 書いてある。

**破棄院の判決…2021年5月、イタリア破棄院は「 教会としては、3大教会 並びに 信者が礼拝をする目的で入場するのではない、教会に付随している建物、のごみ回収税を、イタリア国に払わないといけない。」という判決を下した。そうなると、Roma市のゴミ回収会社 (l’Ama )に バティカンは、120万ユーロ(約1億5472万円 )を払わないといけないらしい。とりあえずLaterano協定が、今でも有効かどうかの、問題にもなってくるのだろうが、イタリア側は、今回の判決で、Laterano 協定に対するイタリア側の姿勢を 示したようだ。

……。。ちなみに、Romaの教会は、357もあると言われ、教会が立っている土地は、だいたいが Roma市の領土なので、イタリア国の下に入るのでしょうが、先程の3大教会並びに幾つかのバテイカン関係の建物は、治外法権となります。。。

Roma – 水道橋 少し 破損 :

水道橋公園 ( il Parco degli Acquedotti ) の中を 走っている *Marcia マルチャ水道橋の一番上の部分が、少し崩れたので、巡査がその周辺を警戒している。12月2日 すごい雨が降り、 雷が、この地域を飛び交っていたので、そのせいらしい。何年か前に、ローマを取り巻く 古代ローマ時代の壁 ( 紀元後3世紀 建築 ) の一部分が崩れた時は、その崩れた部分は ルネサンス時代に造り直された部分だったので、さすが 古代ローマ人 ! という現代っ子の意見だったのだが、今回は、オリジナルが崩れた模様である。 (12月4日付け)

*Marcia水道橋… 紀元前2世紀。全長 9万1208km。源泉は、Arsoli の近く、Aniene の谷。自然保護公園地域になっている。。。。

今の少し崩れた水道橋は、San Policarpo教会の裏にあるが、この地域には、第二次世界大戦中 、後、バラック小屋が広がっていたらしく、その教会は まさにバラック小屋の住民の為に、立てられたようだ。バラック小屋というと、現在でも私達は 生々しく想像できる…. ローマ郊外にあるジプシー達の住居、アフガニスタン人、シリア人、トルコ人の難民達のギュウギュウに詰まったバラック小屋…..この事と、水道橋が、何の関係があるのかって ?…..2000年前は、ローマといえば、現在 旧市街と呼ばれている場所に 古代ローマ人は住んでいたわけで、この辺りは、野原….極端に言えば、今と変わらない光景が広がっていたわけでしょうが、20世紀になって、ここに人々が ひしめき合っていたのかと思うと、絵はがきの世界から、現実の世界に引き戻されたような感がします。。。

Italia – 人間にとって住みやすい空間、設備等が整っている県 2021年 :

1)Trieste ( 州は Friuli Venezia Giulia 州都はTrieste )

2) Milano ( Lombardia ….Milano)

3)Trento自治県 ( Trentino-Alto Adige ….Trento)

4)Aosta (Valle d’Aosta….Aosta)

5)Bolzano自治県 ( Trentino-Alto Adige….Bolzano)

6)Bologna ( Emilia Romagna …Bologna)

7)Pordenone ( Friuli Venezia Giulia )

8)Verona ( Veneto ….Venezia )

9) Udine ( Friuli Venezia Giulia )

10)Treviso (Veneto…Venezia )。。。残念ながら 全部イタリア北部の県 。。。

11)Firenze (Toscana…Firenze)

13)Roma (Lazio …Roma )

31)Torino ( Piemonte…Torino)

71)Bari (Puglia…Bari)

90)Napoli (Campania…Napoli)

105) Trapani (Sicilia…Palermo)

106)Foggia (Puglia…Bari)

107Crotone (Calabria…Catanzaro) (日刊紙 il Sole 24 ore 調べ) (12月13日付け)

国境なき記者団 (RSF- Reporter senza frontiere ) :

言論の自由を守ろうという目的の、報道記者/ジャーナリスト達による 非政府組織。1985年発足。本部は パリ。以下は、RSFの報告 :2021年、488人の報道記者達が 世界で 監禁されているという驚くべき数字が、出ている。それに比べると、殺されたという記者は、少なくなっているが、それでも46人というのだから、痛ましい限りだ。488人というのは、去年に比べると 20%増しになっているが、そのうちの60人が女性である。ベラルーシ、ミャンマー、中国等、が、言論の自由度が かなり深刻に束縛されてきている。日本は、自由度が問題ありで、67番目、イタリアは、自由度が十分ということで、41番目を占めている。 (12月16日付け)

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月日

国名……新感染者数…コロナ検査

12月16日木曜日 :

イタリア………………….2万6109人…71万8281人

グレート ブリテン……7万8610人

スペイン…………………2万0140人

日本………………………………190人

12月17日金曜日 :

イタリア……………….2万8632人….66万9160人

グレート ブリテン….9万3045人

スペイン……………….3万3359人

日本…………………………….183人