安楽死 2022年1月20日木曜日

。。。前々から 一度触れてみたかった テーマなのですが、人間として デリケートな部分の領域に 入っていくので、ちゅうちょしていました。でも だからこそ書いた方がいいと 思い直して 、今回 書く事にします。自分で動けるなんて 当たり前すぎて、感謝の念なんて 浮かんでこなかったのですが、とんでもない、反省しました 。。。

安楽死….Eutanasia 本人自身は もはや実行する事が出来なくなった位に衰弱しているので、死を希望する患者に、他人が関与して、直接に 死をもたらす事。

自殺幇助じさつほうじょ….suicidio assistito 死を希望する患者が (だから意思や能力をまだ持っている)関与して、死に至る。この場合、他人は 何らかの形で 幇助(脇から力を添えて、手助けする事)するだけ。

21世紀頃から、このテーマは、タブーではなく、議論され始めた。スイスは、1918年から話しが始まったというからすごい。最初は 政府ではなく、医者や 市民の権利を守る団体等から話が始まり、2002年からいよいよ具体化していった。

安楽死は、世界でも3つの国が認めている ( オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)。インドは、積極的に何かをするというのではなく、何かをしないという消極的方法なら Ok。ハンガリーは、本人希望の場合のみ、Ok。

自殺幇助を認めている国は、スイス、カナダ、オーストラリア、スペイン、ニュージーランド、コロンビア、アメリカ合衆国中、ワシントン州、オレゴン州、バーモント州、モンタナ州、カリフォルニア州。

イタリアは、どちらも認められていないが、場合によっては、何もしないで死を迎えさせるという方法では、Okが出たケースもあったようだ。手助けした人は、罰を受けなかったようである。

Italia :

120万人の署名が集められ、今朝 ローマにある 破棄院に提出された。目的は、国民投票でもって、安楽死/自殺幇助の合法化を願う為である。代表者の中には、2017年 2月27日に、スイスで 自殺幇助で亡くなった ディスクジョッキー Fabioさんの伴侶であったValeriaさんも見られた。

(2021年 10月8日付け)

Italia :

43才のMarioさん(仮名前)は、事故に遭って以来、10年以上 四肢麻痺患者で、自殺幇助を希望していたのが、やっと Marche州 ( 州都はAncona ) の衛生局からOkが出た。元々 裁判所から 6月に Okが出ていたのだが、その後 Anconaの技術委員会の考えを待つために、一時 話しが 止まっていた。そして、ディスクジョッキー Fabioさんの判決を参考にして、ついに Okの運びとなったのである。イタリア国内としては、最初の例になるのだそうだ。

(2021年 11月23日付け)

Italia – Marioさん :

倫理委員会が Marioさんの件について、好意的な意見を出した後で、Marche衛生局が 死に至らす薬について、まだまだ検討しているばかりで 結論を出さないので、彼は 信頼を なくしていくようだ。

(2021年 11月26日付け )

ヴァティカン :

上述のMarioさんについての、ローマ教皇庁生命学術部門の見解 :「 生命の 終わりを決定する材料の取り扱いは、デリケートな問題だ。しかし 苦痛をなるべく軽くする治療法の方が合法的だと思うので、自殺幇助の 肯定を非難する。」

(2021年11月23日付け)

Italia – 議会 へ:

下院の 法務/社会問題 委員会は、自殺幇助についての法案を認めた。これにより この案は、12月13日に、議会に提案される見込みである。この案の決定に 、中道右派は 反対、M5S( 5つ星運動)と中道左派は賛成、を示した。修正案によると、この案が発効になる以前、医学的に自殺幇助を助け 判決確定された人でも、罰せられないという可能性があるだろうとの事である。

(2021年12月10日付け)

Italia – 議会の反応 :

12月13日、上述の案を議論するはずが、議員席がほとんど空席で、出来なかった。この事について 、*コシオーニ協会の会計担当である Marco Cappato政治家談 :「 この法案通過を待っている患者に失望を与える以前に、議会が 議会自体に与える ダメージだ。このようでは、議会は信頼性を失い、国に対しても 良い手本を示していない。」

(2021年12月14日付け)

*コシオーニ協会…社会促進協会。2002年設立。イタリア国内が対象。モットーは ” 患者の身体から 政治の人間性へ ” 設立者は、 Luca Coscioni 氏。Italia – Marioさんの告訴 :Marche衛生局と 倫理委員会を、Marioさんは、非常な苦痛を強いられているという理由で、告訴した。彼は Speranza保健大臣にも、Draghi首相にも、もちろん嘆願書を出している。彼は、「 この一連の責任は 、法律を作る政治家達にある。我々には 法律を守れと言うくせに、まず自分達が 法律を尊重する姿勢に欠けている。」と非難している。

(2021年12月18日付け)

オーストリア :

今年1月1日から、自殺幇助が、法律で 認められることになった。成人で 、末期症状が現れている病気か、不治(ふじ)の病気である患者は、この自殺幇助を、選ぶ事が出来る。順序としては、2人の医師が症状を 調べ、最終的に認めたら、12週間の期間をおく。その後、患者が意志を変えないようなら、死に導く薬を、手に入れる事が出来る。

(1月1日付け)

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月日

国名…新感染者….コロナ検査

1月18日( 火) :イタリア……22万8179人.. 148万1349人日本…………..3万2187人

1月19日 ( 水) :イタリア…..19万2320人…118万1889人日本…………..4万1491人