イタリアのガス事情とロシアの反撃 2022年5月14日土曜日

Italia – アルジェリア民主人民共和国 からのガス :

エネルギー分野強化の為、イタリアの Di Maio 外務大臣は、アルジェリアの Ramtane 外務大臣と共に、契約書にサインをした。ガス製造が 最大90億立方メートルの量が見込まれている2022年-2023年の値を決める件についても 契約書が交わされた。

Draghiイタリア首相談 :「 ウクライナへ ロシアが侵入して以来、ロシア ガスへの依存を、なるべく早く 減らすようにと、イタリアは 動いてきました。今回の契約は その最初であり、これからも続けていくつもりです。」

イタリアは、ロシアから 31,7% 輸入していたのが ( 2015年~2019年)、20,2% になった(2022年)。アルジェリアからは、15,6% 輸入していたのが (2015年~2019年)、22,9%になった。

(4月11日付け)

Italia – ガス国内製造は ? :

イタリアは 毎年 約 750億立方メートルの天然ガスを消化しているが、国内では そのうちの 30~40億を、製造している。ガスが横たわっている場所は、アドリア海の Emilia – Romagna 州( 州都はBologna) , Marche州(…Ancona) , Abruzzo州(…L’Aquila) , Molise州(…Campobasso) のアドリア海岸沿いが 一番多い。又 シシリー海峡(シシリー島と チュニジアの間)にも2ヶ所あり将来性が 見込まれている。10年前は、さほど注目されていなかったのだが 、現在クローズアップされてきているのが、Sardegna島の 北西の 海底である。

前述の地点からのガス製造は、50億を期待できるだろうといわれている。そして イタリアの領土の地下には、3500億 立方メートル( 。。。!!!! )のガスが、眠っているそうで、確認済みだそうだ。

不使用のガス抽出井戸を修理して 可能にさせ、現在すでに動いている井戸を改良して使うと、10億立方メートルのガスが製造出来るだろうと、推測されている。

30年前、イタリアは 200億のガスを抽出していたのが、現在は 30~40億だと述べた。

理由はいろいろあるのだが、要するに、新しい抽出する為の井戸を建築する為の許可や、それに伴う投資の許可等を求めるのに、時間がかかりすぎる という事もあるらしい。現在 なるべく早く スピーディーになるように 考えられているそうだ。

(4月13日付け)

Italia – アンゴラ共和国からのガス :

イタリアは アンゴラと、天然ガス分野に関しての、新しい活動の契約書にサインをした。内容は、イタリアへ向けての ガス輸出 の増加と、石炭から新しいエネルギー源への研究を、共に行っていこうという計画である。 (4月20日付け)Italia – コンゴ共和国からのガス :の輸送を増加する合意が、イタリア – コンゴ間で 成立した。イタリアの Di Maio外務大臣と Cingolani エコロジー変換大臣が コンゴに赴き 、コンゴの Jean – Claude 外務大臣と 協議した結果である。イタリアへ、コンゴ側がガス輸送増加を 速めると共に、まず最初に 2023年に始まるであろう 液化した天然ガス計画を、より良く発展させ、1年間に 300万トンの生産量に達するようにしようという旨が、話し合われた。

(4月21日付け)

Italia – いつロシアから独立 ? :

Cingolani 変換エネルギー大臣が、イタリアは 2024年半ば頃から、ロシアガスに依存しなくてよくなるだろう、と、ある記者会見の席上で 述べた。

(5月2日付け)

ガス ストップ :

ウクライナの * Grid会社は、 正式に「ウクライナは 5月11日 7時に、ロシアから * Sokhranivka へ入ってくるガス(そして ヨーロッパへと 流れていく)を 止めるだろう、何故なら ロシアの攻撃に対して 用心をするためだ。」という旨を、サイト上に載せた。ロシア側が、Sokhranivkaへガスを送らず、もう少し北にある Sudzha に変更すればいいではないか、というウクライナ側の見解だが、ガスプロム会社によると、技術上 不可能だ、と 言っている。

(5月10日付け)

* Sokhranivka….ここを通過するガスは、ヨーロッパへ送られるガスの量の 1/3 を占めている。

Italia – ガス供給は順調 :

にいっているとの、* Snam からの発表である。現在、Tarvisio(スロべニアとの国境近い)から入ってくるガスは 減少しているが、Passo del Gries(スイスとの国境近い)からのガスは、前述の減少を 埋め合わすほどに、送られてきているとの事だ。

(5月11日付け)

*Snam…..天然ガスの貯蔵や輸送を行うイタリアの会社。

ロシアの反撃 :

ガスプロム会社は、ポーランドを通過するYamal – Europa の ガスパイプラインを止めると、発表した。これは、ロシアに反対して ヨーロッパがロシアに課した制裁に 答えたものである。同じ理由で、ロシア政府は、31の 、UE諸国や アメリカ合衆国、シンガポールの会社、に向けての制裁も発表をした。この中には、* Europol Gaz も 入っている。

(5月12日付け)

* Europol Gaz会社…..ポーランドを通過する Yamal ガスパイプラインの管理会社。Ue – ガス輸送 :今の所、ロシアからのガス輸送は 止まらず、続いている。しかし実情が不安定なので、ガスやオイルの値が 上がってきている、と Snam が、述べている。今日 朝の時点では、参照契約を見ると、9%の急増になり、115 € (メガワット時)になっている。

(5月12日付け)

ロシア反撃 :

今日から ウクライナを通過するガスの量は、昨日と比べて 、1/3 減少するだろう、つまり Sondjaからのガスは 、昨日までは 7200万立方メートルだったのが、今日から 5060万立方メートルになる。

(5月12日付け)

ガズプロム会社 :

ウクライナを通過するガスの量は、12日の 5060万立方メートルに比べて、今日は 6197万立方メートルになった。ガズプロムが言うのには、Sokhranivka からのガスを止めた後で、現在 Sudzhaの輸送所 から送っているのだそうだ。

(5月13日付け)

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月日

国名…新感染者…新重症者(合計)

5月12日(木)

イタリア….3万9317人…-4人(334人)

日本………..4万1741人…-4人(159人)

5月13日( 金)

イタリア….3万8507人…+7人(341人)

日本………..3万9647人…-3人(156人)