ガスやオイルは踏み絵?2022年5月28日土曜日

ロシア – 輸出 :

の 53%は、エネルギー資源である。

( 2022年3月9日)

ハンガリー – ガス :

ガス供給が、 今までと同じように行われる為には ルーブルで払うのに、我々政府は、何の疑問もない、と、Szijjarto外務大臣は、言っている。エネルギー供給は 国にとって 安全を確保する大切な要素であるので、政府は国民にそれを提供する義務がある、と 語っている。

(4月28日付け)

ロシア – オイル輸出先 :

60%がヨーロッパで、イスラエルやトルコも含む。あと中国が 20% 。

(5月5日付け))

。。。だが、中国への輸出量が 増えていると、ニュースで聞いた。。。

UE – オイル 通商禁止令の難産 :

ブリュッセルで UE 常任委員会がもたれ、6回目の ロシアへの制裁案を練る中、オイルの通商禁止案が、ハンガリーと スロバニアからの 返事保留で、まだ合意に達する事が出来ない状態だ。両国共に、もう少し日数がほしいと 言っている。

(5月6日付け)

UE – 6回目ロシアへの制裁 :

の決定が 又 延びたようだ。その中には、少しづつ実施していく オイルの通称禁止も 含まれている。オイルに代わるものを見つけないと、全面的にロシアオイルに頼っている スロバキア , チェコ共和国 , ハンガリーにとっては、死活問題になるというわけだ。

ハンガリーのOrban首相が言うのには、「 我々の国にとっては、原爆にも値する 。」と、訴えている。それに反して 、イタリアの ある政治家は、「それは、スキャンダルだ、Orban首相は、ロシア寄りだから そう言うのだ。」と、非難をしている。

UEのBorrell高官は、「 27ヶ国の大使達と 引き続き 議論をしていくが、難しい問題を 抱えているのは、否定できない。海がない国に どうやって 新しくオイルを運ぶのか、オイルパイプラインを造るのだって、 昨日今日で出来る問題ではない。今年中に 何とか解決を、見たいものだ。」と、述べている。

他の制裁については、大きな問題がなく 、議論が進められているそうだ。Sberbankや 他の銀行との Swift 無し、又 制裁対象の個人名も挙がっており、正教会の キリル主教、Putinのパートナーであると見なされている Kabaeva さんが、そうである。そして ロシアTV 3局禁止、等。

なおGazprom 会社は、ロシアの再三の法律により、ルーブル以外の通貨払いがOkで、ルーブルに換算をするのは、ロシア中央銀行ではなく ( 制裁の中に 含まれている)、ロシア国立補償センターでなされるので、違反の対象には ならない、と言っている。

(5月8日付け)

日本 – オイル輸入減少 :

Kishida 首相は、G7で議論された線に沿って、ロシアからのオイル輸入を 少しずつ減らしていくようにしたい事を、明らかにした。日本にとっては 難しいのだが、というのは、オイル資源が日本にはなく、Fukushima の 事故の後では、ほとんど 輸入に頼っている状況だからだ。 しかし G7での 国と国との連帯感を大切にしたいので、オイル輸入を 減らしていこうと思う、と述べている。

(5月9日付け)

UE – オイル 通商禁止令の難航:

今回の オイルの通商禁止令( 港に船を 着岸させない) は、難航している。UEの 外交を受け持つ Borrell 高官が、不幸にも 合意に達する事が出来ない、と言っている。フランスのUE議事担当が終わる前に、* アルバニアと 北マケドニア とも 交渉をしないといけない。現在の オイル通商禁止に関しては あまり誉められたものではなく、ロシアに いい目をさせているだけだ、と 付け加えた。

(5月16日付け)

*アルバニアと 北マケドニア…..アルバニアは 2009年に、北マケドニア は2004年に 、UEへのメンバー参加を 申請していたが、それについての検討が 続けられていたわけで、まもなく最終的に 受け入れられるだろうという所まで こぎ着けているが、UEの正式メンバーには まだなっていない。

Italia – 泣きっ面に蜂 :

シシリー島の シラクサにある Isab 製油会社は、イタリアで最も近代的な設備を誇っている 製油所である。ヨーロッパへ 運ばれるロシアオイルの大部分は、まずイタリアへ 運ばれてくるのだが、シシリー島にあるこの製油所は、地理的に便利なので、大部分がここに輸送される。今月始め、ロシアは 45万バレルを毎日 イタリアへ運んでいたが、2月のそれに比べると、なんと オイル価格が 4倍強にもなってしまっているという 皮肉な現象になっている。

このIsab会社の所有者は、スイスのLitasco会社であるが、Litasco会社のボス会社は、なんと 、ロシアの Lukoil ルクオイル石油企業という、要は Isab 会社の持ち主は、ロシア会社 になるわけだ !!

UEが 以前実施をした ロシアの大手の会社への制裁のリストに、まだこの会社の名前はなかったのだが、いつ制裁が新たに実施されて、 Lukoil が リストに 入ってしまうかもしれない。

ウクライナ戦争前まで Isabは、いろいろな国から 原油を輸入していた。ロシアからは、約 10%~ 30% と言われている。毎日の送られてくる 原油量は、多大だろうから、その輸入を回転させる為の資金額も 並大抵では ないのだろう。

その回転資金を提供していた銀行が、ハタと、考えたわけだ。Lukoil が制裁リストに 入ってしまったら、制裁を受けた会社が 名前を連ねている 会社との交渉は 出来なくなる……ヤバイ 、ここは手を引いた方が 賢いだろう、というわけで、Isab への 回転資金を 断ってきた。そうなると、Isab は、いろいろな国からのオイルの取引をしようにも 先立つものがないから 出来ない、残るは 大ボスのLukoil だけ、になり、現在は 100% !!! 原油を、ロシアから 輸入しているのだそうだ。

ここで UEが 通商禁止令を 実施すると、Lukoil からでさえも、原油が 入らなくなるので、どうする、閉めるしかない、100人の事務員に、1万人の現場労働者 がいるのだが…..

解決策の一つに、国営にするというのも 考えられるそうだが、昨日今日の話しでは、ないだろうし…..

(5月24日付け)

⛳

月日

国名…新感染者…新重症者(合計)

5月24日( 火)

イタリア….2万9875人…-1人(290人)

日本………..3万2382人…+4人(100人)

5月25日( 水)

イタリア….2万2438人…-15人(271人)

日本………..3万5190人…+3人(103人)

5月26日 ( 木)

イタリア…2万0322人…-9人(262人)

日本……….3万1008人…-8人(95人)

5月27日( 金)

イタリア….1万9666人….-7人(252人)

日本………..2万7549人…-5人(90人)