。。。Samantha Cristoforetti。 欧州宇宙機関所属 宇宙飛行士。みんな、AstroSamanthaアストゥロサマンタ( AstroSam とも 呼ぶらしい ) て呼ぶんですってよ、じゃあ私も !! 。。。
。。。どう逆立ちをしても追い付けない。空軍の戦闘パイロットだけでもすごいのに、宇宙飛行士ですって…..彼女、私と同じ 人間の形をしているのって、信じられないわ !! 語学だって、母国語のイタリア語は まあいいとして、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、と話せるらしいが、別にそれを 職業にしているわけでもない。何になろうか、とか、自分は何の為に生まれてきたのだろうか、とか、青春期の もろもろの悩みなんて、彼女には、なかったんじゃないかしら…….でも、パッと見には、隣のお姉さん、みたいな感じなんだけれど…..。。。
1977年 4月26日、ミラノ生まれ。元々 彼女の家族は、トレントの Malé出身で、彼女は少女期をそこで過ごします。
17才 (1994年)….アメリカ合衆国 ミネソタ州の、サン・ポール・センター 高等学校へ 1年間留学。その後 戻ってきて、ボルザノ そして トレントで、高等学校卒業。これで、英語は バッチリなんでしょう。
24才(2001年)….ドイツの ミュンヘン工科大学を卒業。機械工学で修士号 をとりました。ですから技術者としての肩書きも 持っています。ドイツ語 バッチリ。
その間、フランス の トゥールーズ (スペイン国境の近く) にある、国立航空宇宙大学院大学でも勉学に励み、マスターを獲得します。フランス語で卒論を書いたので、フランス語も バッチリでしょう。
同年 ( 2001年 ) に、Pozzoli ( ナポリの近く)にある 空軍士官学校に入学。空軍パイロットとして、仕事/訓練を始めます。
27才(2004年)…空軍士官学校に通う かたわら、ナポリの Federico II大学 ( 日本では、ナポリ大学という名前で、親しまれているのかな ?) にも通い、この年の10月、政治学科の 航空科学で 最高点をとり、卒業。
。。。イタリア、アメリカ合衆国、ドイツ、フランス、と勉学に励んだんですか、すごい !!。。。
28才(2005年)…..空軍士官学校で期間を全うし、普通飛行の士官となり、アメリカ合衆国へ渡り、Combat readiness ( 素早い闘争 ) の訓練を3年間勤め、大尉(又は 中尉 ?)にまで なります。
29才(2006年)….その訓練の結果、戦闘パイロット !!! として、正式に 認識されました。
。。。ここまでで、 もうすごい事を、人間として、 プラス 女性としてのハンディキャップも何のその、 成し遂げていたと、思うのですが、まだまだらしい….これからが 彼女の 底力が、うかがえてくるようです。。。
32才(2009年)….欧州宇宙機関で、最初の イタリア人女性として、宇宙飛行士に 選ばれました。8500人の候補者中、最後の6人に 残り、イタリア人女性としては 初めて、女性としては 3人目 ( 1番目が イギリス人、次が フランス人) の、宇宙飛行士に なったわけです。
35才(2012年)…..Futura (フトゥーラ = 未来 )と名付けられた 任務を 与えられますが、その任務は、2014年11月23日に 地球を離れ、宇宙飛行士として、国際宇宙ステーションに 199日間も留まり、2015年6月11日に地球に戻ってくるという 膨大な計画で、チームは あと2人、ロシア人と アメリカ人 。その為の訓練期間は 2年間、というので訓練が 始まりました。
決行時の 500日前から、毎日 宇宙飛行士日誌を 流し ( たぶん twitter か何か そんなものかな ? )、ファンをつかんでいきます。訓練としては、彼女は、ロシア , ヨーロッパ , アメリカ合衆国 で、それぞれの場所で それぞれ専門の訓練を受け、徐々に 力を つけていきました。
36才(2013年)….彼女は 訓練の為に、ロシアの *Star City へやってきます。Sojuz船 での操作、緊急時、等の訓練が 大きなホール内で 行われ、飛行中のように設定され、遠心分離機を使い 重力についての訓練も 進められていきます。
ドイツの**ケルン へ戻り、その後 アメリカ合衆国のヒューストンへ行き 4週間の訓練、国際宇宙ステーション外に出ての仕事訓練、重力なしでの 衛生救急訓練….ケルン….再びロシアへ、地球に戻り 着陸する際の、突発的出来事の 訓練…ケルンで、着陸に失敗し、水中でどうやって生き延びるかの 訓練….
* Star City….モスクア より 北東へ 32kmの所にあり、宇宙飛行士の 訓練場所として有名。
** ケルン….ドイツの大都市、住民 108万人位。フランクフルトから 北西へ200km弱。
37才(2014年)…..ロシア、ヒューストン、ケルン、を行ったり来たりして、 最後の訓練に務め、日本にも 何週間か訓練で 滞在したよう….いよいよ 11月23日が、近づきます。
*バイコヌール から、11月23日 22時01分 (イタリア時間 )、国際宇宙ステーションへ向けて 離陸。バイコヌールの宇宙基地管理は、ロシア。宇宙滞在期間中、健康、生き延びる、というテーマが中心になるとか。
*バイコヌール….カザフスタン共和国にあり、ロシアが 租借地 ( 一応は カザフスタン共和国に主権があるが、実質的には ロシアに主権がある) として、2050年まで 借りている。毎年 払う金額は、1億1500万USドル ( 約 155億5000万円 !! )。。。ヨーロッパなども、さぞかし ロシアに 払っている事でしょう。。。
38才(2015年)…..カザフスタン共和国に 無事に帰還。199日 17時間42分間の記録。国際宇宙ステーションから離れて 帰還するまでの時間は、約3時間20分。隊長の ロシア人によると、帰還の着陸は、困難で 速かった。予定通りには いったのだが、乗員室のカプセルに少し問題があった、と語っています。
44才(2021年)…..5月28日 ミネルバ、という名前の任務を与えられます。
45才(今年 2022年)….4月27日(1日前が、彼女の誕生日) 9:52 に、アメリカ合衆国 の ケープ- カナベラル( フロリダ半島)から、宇宙船 Crew – Dragon で 離陸。メンバーは、彼女の他に あと3人。彼女は 技術者として 今回参加しています。国際宇宙ステーションに たどり着き、5ヶ月間滞在中に、いろいろな実験を 試みるそう。
45才(今年)….7月22日。モスクワ コントロール センターは、宇宙船の外に出て、仕事をしていた AstroSamと Oleg Artemyev を、1時間早く船内に 入れました。理由は、彼らの作業服についているバッテリーの安全確保を、重視した為らしい。それでも、7時間、船外にいたんだそうです。私達の AstroSam は、ヨーロッパ人として 初めて 船外に出たそうで、彼女は 作業服に 水色ライン、Olega (今回で 、外に出たのは 6回目という ベテラン )は、赤色ラインだったそうです。
。。。というので、現在も 空の上。。。
。。。30才まで 勉学に励み、30才に一回、40才に一回、の宇宙任務、ですか….50才にもう一度は 行くのか 、又は 後輩補助に回るのか…..まさかTVの 宇宙解説者には、ならないだろう、か……. 子供や旦那さんがいるようですが、又 給料は なんぼ、だとか、もう書く気が しません。彼女のモットーは、”パニックに落ちるな ” なんだそうです。彼女が 言うと、すごみが ありますね 。。。
好きな人生を貫いている、アストゥロサマンタ に乾杯 !!
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