UEへのビザストップ 2022年9月17日土曜日

フィンランド :

のMarin 首相(女性)は、ウクライナ戦争が続いている中、ロシアからの観光客制限を、呼びかけている。彼女は、ロシア自体が ウクライナと戦争をしている最中なのに、ロシア国民は、この戦争はないかの如く 振る舞い、ヨーロッパ観光に来るのは 間違っていると言い、ロシア人達が フィンランドを、他の国々へバカンスに 行く為の通過国にしているのは、正しくない、政府としては、問題として、取り上げている所だ、と、話している。

(8月9日付け)

アメリカ合衆国 :

政府の Padel 副報道官は、我々政府は、ロシア国民を、傷つけたくない。だから 、ロシア国民へのビザ 禁止は、行わないだろうと 宣言をした。

(8月12日付け)

エストニア :

最近 ロシア人の女性が 、反体制派というので、ロシアから 、食事運搬のライダーに変装をして、この国に逃げ込んだという話しがあったが、今日付けで、ロシア人観光客は この国に 入国禁止になった。理由は、ウクライナへの ロシア侵入反対である。エストニア政府は、今週始め ( というと15日 月曜日~ ) に 宣言をした。そういうわけで、入国目的が、観光 , 仕事, スポーツ , 文化 では、ロシア人は 入れなくなったのだが、この件は、しかし 国際間の 強い緊張を呼んでいる。

( 8月18日付け)

UEの苦悩 :

2007年、UE とロシア間の間に ビザについての協定が結ばれて、両者間の行き来が、より簡素化したのだが ( 例えば ビザを手に入れるのが 簡単になり、3ヶ月間 ヨーロッパを 気軽に旅行できるとか )、この協定を中止の方向に持っていこうという動きが UEの中にある。もしも中止になれば、*シェンゲン協定加盟国内に ロシア人が入る為の書類整えが 今までと違い 難しくなり、その分の費用も 増えるというわけだ。この情報は、Financial Time ( グレートブリテンの日刊紙)が、UE役員3人から得たという。

*シェンゲン協定加盟国….1985年に、ルクセンブルグで結ばれた協定で、ベルギー , フランス , ドイツ , ルクセンブルク , オランダ が集まり、この国々の間では、国境無しに 自由に行き来できるという協定。1999年に UEの法律になった。ただし、28ヶ国中 22ヶ国が採用したが、1999年以後に採用した国あり、部分的に受け入れた国ありと、全部の足並みが そろっているわけではない。

8月30 , 31日に、この件についての会議が、プラハで開かれ、UE諸国の外務大臣が 出席をする。

“ロシア人観光客に、この時期に ヨーロッパを観光するのは、妥当ではない。ロシア人達に、我々ヨーロッパ人は、ウクライナの戦争を良しとしないと、わからせないとダメだ。” というのが、ロシア人に対してのビザ獲得を、 より難しくしたいと思っている 人達の 考え方である。

。。。今日の話題とは、直接に関係ありませんが、イタリアに、観光客グループが戻ってきています。しかし 以前やってきていた ロシア人 , 中国人達の 大型グループは、まだ見かけません。もちろん 日本人グループも、目につくほどには まだまだ。ただ 少し前から、 日本の旅行会社は、募集を始めているようですので、秋から 皆さん どうでしょうか、ボチボチ 又は ウワーっとやってきて下さるでしょうか、もうそろそろ……秋のイタリアは抜群ですよ、 是非 お目にかかりたいものです !!! 。。。

このプラハの会議に、ウクライナの Kuleba 外務大臣も、出席するそうだ。又、この件について返事を渋っている 各国とも、Kuleba大臣は 別々に会う予定があるらしい、すなわち チェコ共和国 , フランス , ドイツ , オランダ , ベルギー , ジョージア , モルダバ , チプロ である。8月29日にスエーデンのAnderson 首相とも、会うそうである。

2007年に交わした協定は、その一部分が、今回の戦争が始まった 2月末に、中止になった部分もあるのだが、今 全面的に止めるとなると、さて…..

まだ細部にわたっての話し合いが 必要で、ビザの数を 少なく限定するか、又は 全面的に 停止するか、ロシア側についている ベラルーシに対しても、制限を強化するか……

ウクライナ戦争が 始まった時点で、幾つかの国々、例えば ポーランドや チェコ共和国は、もうロシア人へのビザを 停止しているが、彼らは UE全国が 停止の足並みをそろえるように、要請している。フィンランドや バルカン諸国は、ビザ停止の 用意ができていると言う。これらの ロシア人へのビザ反対の国々は、ロシア人が ヨーロッパ観光に直接 飛行機で飛んでいた場合は、彼らの国々に寄らず、姿を見せなかったのが、ロシア ーUE 間の 飛行便が禁止になって以来、通過国になってしまったので、ロシア人を 見るようになり、自分達の国の安全が不確かに感じられ、入国させたくないと、敏感になってい るのだろう。

それに反して 慎重論を唱えているのが、ドイツであり、UE の外務・安全保障政策上級代表である ボレル Borrell 氏 である。

(8月28日付け)

ロシアの見解 :

Peskov ロシア政府報道官の返答 : 「 ヨーロッパ諸国内でも、いろいろと違った観点からの見方があるのを、我々は 知っている。様子を見守る事にして、必要とあらば、返答をしよう。」「 この件は、直接に ロシア国民を一撃する事になるので、UEは 真面目に 考えて決意しないといけない。」

(8月30日付け)

UE – すったもんだ :

プラハ会議の 後、UEは、2007年の協定を 中止する意向のようだ。27人の外務大臣が 協議した結果である。要は、ロシア人は 簡単には UEへ入国できなくなるが、書類を整えると 入国できるという事らしい。タカ派 ( ロシア人とは 国境断絶 したいという派、で、ロシアと近隣の国 ) と、ハト派 ( フランス , ドイツ , イタリア ) に分かれてしまい、UE 一つになりたい 、に危険を呼ぶ兆しと 言えなくもないようだ。

ロシアの Grushko 副外務大臣は、これだと、UEはUE自身の足元を、銃で撃っているようなものではないか、と言い、そうかと思えば、ウクライナの Kuleba 外務大臣は、中途半端だと 嘆いている。

先述の ボレル氏は、「 ロシアの市民文化を、完全に切り離したくない。特に ウクライナ戦争に反対をしているロシア人も いるのだから。しかし、7月半ばから ロシア人が 飛行機がダメになったので、陸づたいにロシアの近隣諸国に容易に 入ってきているのは、国家安全を不安な状態にさせる要素でもある。」と、言っている。

( 9月1日付け)

⛳️

月日

国名… 新感染者…新重傷者(合計)

9月 13日 (火 )

イタリア…2万3161人…-13人(163人)

日本………8万7572人…0人(412人)

9月14 日 (水 )

イタリア…1万8854人…-12人(151人)

日本………10万0277人…-36人(376人)

9月15日( 木 )

イタリア…1万7978人…-8人(143人)

日本……….8万5867人…-12人(364人)

9月16 日(金 )

イタリア…1万7364人…-1人(142人)

日本………7万5966人…-38人(326人)